駅の階段とか、乗り換えのために通路を歩いてるときとか、「おっ!」と思ってつい追っかけてしまう、女性の後姿。いや別に、自分の行き先を曲げたり寄り道してまで追っかけたりはしませんけどね。
通路とかは広くて、 別に一方通行のところを歩いているわけじゃないんだから、美女に会いたいなら向こうから歩いてくる人の顔を見た方が手っ取り早いのに、なぜか後姿を追ったり、エスカレータですぐ後ろに乗ったりしちゃうよね。
で、追い抜きがてらとか、追い抜いてからさりげなく振り返り、ちらっと盗み見て、多くの場合、うーん残念、って思うんだよね。バカみたい。
あれなんでだろ?不思議だなぁ。どういう心理なんだろう?
後姿美女のほうが、前姿美女より数が多いから?
後姿なら、接近しても変じゃないから?
同じ方向に歩いているので、長く見ていられるから?
いやいや、違うな。そういうのもそうだけど、それだけじゃない。もっと心理的な話だ。
後姿って、もともと無防備なので、その人の生の姿が出やすい、なんて言うけど、そんな理屈っぽい話じゃないよね、後姿に惹かれるのって。
向き合うとコミュニケーションが始まらざるを得ないけど、後姿ならそういう精神的プレッシャーがないから?
想像力をかきたてられるから?ああ、それはあるな。モノクロ写真とか、いまや風前の灯火(失礼)、ラジオのよさと近い?
あれ?ひょっとして、後姿に惹かれるのってみんなじゃないの?ぼくだけの性癖?
と不安に思ってGoogleで"後姿"を検索すると234万件もひっかかった。
だけど写真集ってのがあったので覗いてみたら、尻フェチみたいに腿からウエスト辺りまでだけを集めているようなやつ。これは違うよ。髪とか足とか、やっぱ全身見てこそ後姿だよねぇ。髪のきれいさとか、お尻のキリっとした感じとか、足の細さとか、部分的にもそりゃも見てるけど、全体のプロポーションのバランスや、立ち姿のきれいさとか、全体も見てるよ。
つまり後姿好きは多いけど、中には部分特化したフェチもいるってことか。
でもぼくのようなこういう全身後姿好きも、50歳にもなって新宿の駅前で、変形タンクトップでこんがり日焼けした娘さんほどの年頃の女性に対して、かなり露骨に追い抜き振り返るぼくの上司U氏をはじめ、世間の男性(女性もなのか?)のほとんどに当てはまるような気がするんだが...
だけどね、いざ後姿美人を探してみると、意外にそんなに多くはないことに、今日気づきました。前姿美女と比べて、そんなに多いわけではないかも。そりゃそうか。女子も顔は一生懸命作るけど、後姿は少なくともその1/10もケアしてないもんね。髪、プロポーション、足、それらそれぞれを覆うファッション。たくさんのところをケアしなきゃいけないし。
なんで気づいたかって言うと、写真撮ろうと思って、そう言う眼でケータイ構えて雑踏を見ていたらなんだけどね。って変態か?これ。
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