今週木曜日に嫁が退院して、我々夫婦は夕食を食べてから埼玉の家に帰って来た。今回は3週間+4日の移住生活だった。
最近は孫2号もすっかり慣れてくれて、ぼくがいれば泣かないし、すぐに抱っこと手を伸ばしてくるし、その分指差しや「あ」「こ」など一文字で指示する要求も難しくなってきて、多くはわかるのだけど、ぼくがわからないと苛立ちを見せるようになってきた。秩序立ってることが好きな子で、何かの順番が違うとか、あるべきでない場所に何かが置いてあるとか、そういうのが気になる質なので、彼の中でのルールを理解していないと対応が難しい。
とは言えパパに対する要求よりはずっと緩くしてくれているようで、苛立っても泣いたりはしないし、相変わらずぼくだけとか、ぼくとカミさんだけの時は、めちゃめちゃいい子だ。虫に刺されたところが赤く腫れてしまって、カミさんと2人で息子の車を運転--ベビーシートの付け替えが大変なため--し、20分ほどかかる皮膚科まで連れて行ったが、ずーっとおとなしくいい子にしていた。
パパが帰ってくると、昼間の鬱憤(?)を晴らすかのように複雑な要求を連発し、わかってくれないとギャン泣きし、息子が切れて叱っても縋りついていくので、夜の方が大変だ。でもま、ぼく個人的にはだいぶ親しんでくれたようで嬉しい限りだ。一族でも数少ない次男同士、仲良くしようね。
孫1号の方は、ババ大好きがますます高じてきて、ババがいるときはとにかくなんでもババがやってくれないと気が済まない。なので夕食前の支度の時間が一番大変で、うまく気を引いてぼくが相手でも喜んで興味を引く遊びを見つけないと、キッチンでいろんなものをイタズラしてしまう。
息子の家はリビング・ダイニングと同じ空間にアイランドキッチンという奴を置いているのだけど、小さな子供がいる家では、これってけっこう厄介だよね。いろんな場所に回って手を伸ばすと4歳くらいになれば届いてしまい、刃物とか熱いものとかをうまくアイランドの中心部に置いておかないと危なくてしょうがない。
遊ぶのもトイレに行くのも、風呂上りに着替えるのも髪を乾かすのもとにかく全部ババ、ババで、寝る時も寝室までババに抱っこで連れて行ってもらう。こうなると孫1号が幼稚園から帰ってきた後は、昼寝をしない限りカミさんは仕事にならない。
幼稚園で種を植えてある程度育ってから持って帰ってきたアサガオのプラスチックの鉢と支柱のセットに、毎日水をやることになって、そのためにおもちゃのジョウロを100均で買ってきたのだが、これで水をやってから、今度は大人用のジョウロにを持ち出し、家の裏手にある水栓でこれに水を汲んで庭に撒く水遊びを毎回のようにやって、いつも服が濡れてしまう。
とは言えカミさんが講師の仕事で東京に出て一日いない水曜日は、ババがいなければしょうがないということなのか、ジジ、ジジと纏わりついてきて、遊ぶのもご飯を食べさせるのも昼寝をさせるのもすべてジジの仕事になる。いやいや、子供ってのはそういう序列を露骨につけてくるよね。火曜日の朝、ぼくとカミさんが口喧嘩--多くの場合ぼくが劣勢なのだが--をしているのを見て、「ジジ、イタズラしたの?」だって。
木曜日の午前中にママが家に帰ってくると、孫2号はなんだか照れてしまって、最初はパパにくっついていたが、しばらく遊んだり昼食を食べたりしているうちに慣れてきた。それでもジジにも愛想を振りまいて、ゼリーを食べさせてと持ってきたりするところが、なかなかのナチュラル策士だ。
孫1号は幼稚園で「今日ママが帰ってくる」と先生やみんなに伝えていたらしく、幼稚園バスを降りてきてそのままママに縋りついていき、乗っていた園児たちみんなに、よかったね、バイバーイと盛大に手を振られていた。
ママはこの家のラスボスで、いつもならママがいるときはキッチンに来てイタズラなどはしないらしいのだが、夕食まではまだジジババがいたので、あんまりいい子ではなかった。でもさすがママは自分の息子たち扱いに慣れていて、昼寝をさせる時も遊んでいる時も、なんだかんだ逆らっても結局ママの意図に従っていたな。
ぼくらが帰った後は、ママはほとんど動いてないのに、歯磨きの時は指定の場所に寝転ぶし、トイレは自分でズボンを脱いで自分で履くし、寝る時は自分で階段登るし、めちゃめちゃいい子になっているそうだ。寂しくて我慢してた反動がイタズラに表れてたのかな?ただ今も、「ババなんでいないの?」とも言ってるそうだが。
次は孫3号が生まれるタイミングでまた来て、嫁が入院する1週間、また半移住生活になる予定だ。孫3号は既に推定2,600gあるそうで、もう生まれてしまっても大丈夫--だから退院してきたのだけど--だが、予定日は8月中旬で、孫2号の時も予定日よりかなり遅れたので、すぐに生まれるってことはないかな。
でもいずれにしろ出産は盛夏になる見込みなのだけど、今はエアコンが、2Fでは息子や子供たちが寝る寝室、息子の仕事部屋、それと孫2号が生まれた2年前に嫁と孫2号が寝るために子供部屋の1つに設置しただけで、残りの2つの部屋には設置されていない。
今回カミさんはその部屋の1つに寝ていた--ぼくは2年前にエアコンをつけた部屋で寝ていた--が、茨城は埼玉よりは気温が4,5度ほど低いとはいえ、さすがに寒がりのカミさんでも、この空梅雨の気温には辟易していて、次に来るまでにはエアコンがないと死ぬ、ということで、ぼくが近くの「ケーズデンキ」に行って、残り2部屋の分を手配してきたのだけど・・・
息子の家はあらかじめ壁内をエアコン配管が通っている「隠蔽配管」という奴なのだけど、その排水パイプに「ソフトドレン」という素材を使っていると、エアコンとの接合部で化学変化を起こし水漏れなどのリスクがあるってことで、今は大手量販店は皆、工事を一切請けてくれないのね。
別に法律で禁止されてるわけでもないのに、そういう一律の対応っていかがなもんなんでしょうかね。2年前にその子供部屋の1つに設置した際には、同じ「ケーズデンキ」の委託先が施工してくれて、今もまったく問題は起きてないのにね。
仕方ないので、ハウスメーカーからの紹介の工事業者に頼むことにしたのだけど、ここからの工事可能日の返答が全然来なくて、本来7月4日には設置できたはずのエアコンが、まだ設置できていない。本体は「ケーズデンキ」からそのまま買う方向なのだけど、工事日より前に届けられても置く場所がなくて困っちゃうので、何度も「あと3日配送延ばしてね」という連絡をすることになっちまった。
ぼくらはもう帰ってきちゃったので今後その調整は息子に任せることにしたけど、孫3号が生まれるまでには是非、設置しといてほしいなぁ。まぁしかし、息子の会社が販売している「白くまくん」を買えば、その料金のほとんどが申請により後日返還されるってのは、この手の重厚長大産業ならでは、手厚いですなぁ。
てことで2度目の長い半移住生活もおしまい。鎌倉から帰ってきた翌週からの半移住で、来週末の連休はカミさんと奥飛騨に旅行に行くことにしており、まぁ我ながらうまいこと「半移住リスク」をかいくぐって予定を組んだもんですな。もっとも旅に行ってる間やその前に孫3号が生まれちゃって、キャンセルしなきゃいけなくなるかもしれないけどね。
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