2週前からもしかしたらとは言われていたのだが、今週月曜日に息子から連絡があり、嫁が孫2号の時と同様、切迫早産の疑いありと言うことで本人は至って元気なのだが緊急入院になってしまい、急遽カミさんと茨城に行ってベビーシッターをすることになった。約2年半ぶりの緊急事態だ。今回は孫が2人、しかも孫2号は人見知り、というか「じじ見知り」がひどくて苦労しているのだが、その件はまた別途書くことにして、今週は鎌倉旅行の3回目。かなり端折って行きますね。
鎌倉旅行3日目は鎌倉市街を囲む山の北側部分のハイキングと、その前後の寺社巡りだ。
国宝の鐘楼--階段を登って行くのが大変--と舎利殿のある荘厳な「円覚寺」の次に向かったのが、アジサイの名所「明月院」。ここのアジサイは「明月院ブルー」と言われる青色のものがほとんどで、山門の手前のそこそこ広い園地にこれでもかと咲いている。ここも長谷寺同様、素晴らしかったな。人も多かったけど。
本堂の丸窓「悟りの窓」から見える後庭園の眺めが有名なのだが、ここの写真を撮るために100mほどの行列ができている。みんな並ぶの好きだよね。ぼくはその列の先頭のちょっと右から窓の写真を撮り、さっさと後庭園に入場したが、ここもアジサイやショウブの花がきれいだった(冒頭の写真ね)。帰りに参道脇で無人販売していたアジサイのマグネットをお土産に買った。
鎌倉五山第一の「建長寺」は国宝の梵鐘をはじめ重要文化財の立派な建物だらけで庭園も美しいのだが、ここは一渡り見た後通り抜け、裏の階段を延々と登って奥のお堂「半僧房」に行く。ここから街の北側の山並みを歩く「天園ハイキングコース」に入る。 ここもまた、ハイキングコースとしてはかなり本格的だ。全体にあまり景色は見えないのだが、途中1ヶ所だけ、ほぼ若宮大路の延長線上の位置から鎌倉の街を見渡せる場所があった。
大平山というところで買って行ったおにぎりの昼食にし、さらにどんどん進んで行く。途中コースの右傾斜に滑落したおじいさんがいて、おばさん2人が助けようとしていたのを手伝い、後から来た犬の散歩をさせていたお兄さんと4人で救出したりながら、下りになった径を歩いていくと、「瑞泉寺」の入口のところに降りてきた。
ここは裏の岩庭園の枯れた風情と苔むした階段がよかったな。それから明治天皇が護良親王最期の地に彼を偲んで建てた「鎌倉宮」に行き、ここからかなり歩いて「覚園(かくおん)寺」に行く。ここは薬師堂の中に薬師如来像を始め15体の仏像があり、すべてが重要文化財ってことで、1日中ここで同じ説明をしていると思しきおじさんが解説してくれる。
普通の道端にもところどころ美しく咲くアジサイを眺めながら、日本三古天神の1つ荏柄天神社に行くと、入口の鳥居の手前を通るそろいの体育着を着た近くの中学生?たちが、みんなここで鳥居に向けてぺこりとお辞儀をしていくのが微笑ましかった。3日目はこれでおしまい。バスで鎌倉駅に出て藤沢の宿に戻る。
最終日の4日目は鎌倉の街の東側の山のハイキングと、その前後の寺社名所巡りだ。
・・13:00パノラマ台
・・(大切岸経由)13:40名越切通
前日戻ってきた市街北東方向にバスで向かい、「浄妙寺」「報国寺」と周って行く。「報国寺」の竹林は見事。次に向かった鎌倉最古の寺「杉本寺」は、苔むした階段が、通行禁止の分、前日「瑞泉寺」のものより苔が濃くて美しい。
ここから南へ道路を渡り、「衣張山ハイキングコース」に入るが、ここの最初の登りが今回の旅の3コースで一番厳しかったな。このコースは前日と違ってほとんど人に会わず、山の頂上に行ってもガイドサイトにあるよりも木が茂ってしまってあまり街の景色も見えなかったが、途中ニュータウン「逗子ハイランド」の一番上の部分を掠めて、「パノラマ台」に登ったら、ここからの景色はなかなかだった。
それから鎌倉時代の石切り場「大切岸」を通って、「名越(なごえ)切通」に行く。 まぁ「切通」と呼ぶにふさわしい狭い場所は1ヵ所しかなかったな。時間をだいぶ巻いていたので、ここを過ぎてから街に出る前に買って行ったおにぎりを食べたら、薮蚊にたくさん刺されてしまった。
バスに乗って鎌倉駅に戻ってきて、初日に「にぎり福」が売り切れていた「本覚寺」に行ったら、「福」「愛」「健」「財」「学」と本来なら5種類あるうち、「学」のものだけ売っていたので、カミさんへのお土産にこれを買う。
それから当初予定よりは1時間ほど巻いて、湘南新宿ラインで池袋まで直通で行き、東上線で帰ってきた。3日目と4日目は曇りではあるが時々陽が射すような天候で、この時期としてはまぁまぁ天気に恵まれ、たくさんの寺社を巡れて美しいアジサイがとても印象的な旅になりました。
次回は茨城半移住生活の模様をお送りする予定です。
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