今週は、暑い日もあったけど、朝晩はすっかり涼しく秋めいてきましたな。一抹の寂しさはありつつ、秋生まれのぼくはそれはそれでなんだかわくわくするような心持もある。
今年の夏はホントに暑かったね。完全に温暖化が進んで、東京はまさに熱帯と化しつつあるよね。そんな暑いさなか、先月の中旬に入ったばかりのころから、ぼくは関連会社に出向になって勤務先が月島という町に変わった。
ここはまさに、「街」ではなく「町」という文字がふさわしい場所だ。
実はこの町には、ぼくは昔から縁があって、学生のころ選挙運動のバイトで実家の付近が地元の鳩山邦夫さんの事務所で働いていた時に、当時文京区と同じ選挙区だった中央区に貼ったポスターが、公示後は選挙違反になるってことで、それをはがしに、家を一軒一軒回ってお礼を言いながら、この町を隅から隅まで走り回ったのがまずなれそめ。
その後前の会社にいた今から10年ほど前に、勝どき橋のたもとにあるビルに通っていた時期があって、そのころ大江戸線なんてまだ開通していなかったので、有楽町線1本で通える月島駅から、西仲通り商店街を片道10分以上かけて、約2年間毎日歩いていた。
この町はもちろんもんじゃで有名で、実際驚くべき数のもんじゃ屋さんがあって、よくつぶれないなと思うほどなんだけど、それよりホントは魚の美味い町だ。なにしろ橋一つ渡ったら築地の市場が控えているのでね。表通りにはもんじゃ屋さん以外あまりないんだけど、この町の特徴であるこんな感じの路地にちょっと入って行くと、行列ができるような魚料理を出してくれる店があったりする。
いやしかし、とにかく路地の多い町だ。商店街の筋と、並行するいく筋かの幅6mほどの道の間は、番地を分ける往復2車線の道路を除いて、すべて路地で結ばれている。路地にだけ面してる普通の家がこれだけたくさんあると、不動産としての査定価値はどんなになっちゃうんだろうと心配になるんだけど、これがもう他にはあまり残っていない東京の下町情緒を、濃厚にノスタルジックに醸し出してくれる。
だけど最近は、10年前に通ってた頃はまだやっと今の勝どき駅の上にスクエアビルがあるくらいだったのが、びっくりするほどにょきにょきと高層ビルが立ち並んできている。トタン屋根やモルタル塗りのくすんだ2階建ての民家のバックに、モダンなブラウンの高層マンションが建つ、一種不思議な景色になっている。
当時あるシステム開発プロジェクトの担当Mgrだったのだけど、正月休み明けのカットオーバーのため休みを返上して会社に出てた時に、いまや重鎮となってしまった部下のM原リーダー(♀)と、無事のカットオーバーを祈って初詣した月島観音も、こんなモダンなビルに組み込まれてしまい、 なんだか魂を売った感じになっている。
こんな郵便ポストとか、ふるーい交番とか、昔ながらの本屋さんやら電気屋さんやら布団屋さんやらが残るこの町も、いつかはキレイでモダンな町並みに変わって行ってしまうのだろうか。うーん、なんだかそれはそれで哀愁だねぇ。
てことで、いろいろ歩いてみた結果、中央区という都心でありながら、昼間上限2000円のコインパーキングなんかもあって、バンドの練習の時困らないってことはわかった。 だけどなにせ、ライブ練習スタジオがある駒沢とは、前より3倍くらいの距離に離れてしまったし、電車で通えば有楽町線始発で43分間寝ていけるとは言え、自宅からも距離的には遠くなったから、これはこれで困ったもんではあるんですけどね。
まぁでも、スタバ、ドトール、エクセルシオールと言ったスタンドコーヒー屋が一軒もないこと、そば屋・うどん屋、および洋食屋の類が数少ないことを除けば、なかなか人情あふれる気持ちのよい町ではありますな。
というわけで、明日から3連休。これに向けてDVD付きCDを2枚と、家庭用プラネタリウム投影器なんかを買ってみたりした。明日はこれの記事になるかな?
Acer Aspire Oneについては、まだ買わずに、今あるVictor MP-XP7210に、デフラグしたり常駐アプリを減らしたりして、延命措置を施してみたりしている。こんな旧式IFしか持ってないマシンは、いずれにせよもはや先は長くないのにね。出向元で去年から使ってるノートPC、PanasonicW5を取り上げられるまでは、あわてる必要はないと自分に言い聞かせる日々でございます。
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