大手広告代理店の収益源である4マス媒体の衰退が叫ばれて久しく、新聞購読率やラジオの聴取率は年を追うごとに下がっている。テレビの視聴率も例外ではなく、ぼくのまわりにも基本的にテレビは観ない、っていう人も多い。
だけど我が家は、これまで何度か書いてきたように、テレビは結構観る。
ぼく個人も、ブログを書くときも含めて、PCをいじってる時は、BGMを聴いていることよりも、ディスプレイのすぐ右にあるテレビをBGVとしてつけてい ることの方が多い。バラエティ番組を見るときは大体PCをいじりながら、見るともなしに見ている。あとニュースやサッカー以外のスポーツもながら見が多い かな。真剣に観るものとしてはサッカー、音楽番組のほか、ドラマも毎クール、何本か面白そうなやつを選んで、DVDレコーダーに録って都合の良い時間に観 る。
そしてこの時期、クールの変わり目は、TVドラマ選びの季節だ。ぼくも選ぶし、家族それぞれも選ぶ。何人かの家族で観るものもあれば、ぼくだけ、カミさんだけ、息子だけ、娘だけみたいなものもある。
このドラマ選びは、クールの変わり目の月にだけ買って来る、TVガイドの月刊誌の新ドラマ特集を見て行う。ストーリーの面白そうなもの、好きなキャスト、ひと癖あるキャストが出ているものを選んでいく。観たいドラマが多いクールも、あまりないクールもあって、多いときには週に3本くらい観ることもある。
カミさんなんかは、DVDレコーダー時代を生かして、とりあえず各ドラマの1回目を全部録っておいて、一通り観てから続けて観るものを決めたりしている。全部録っても観る暇がなく、かなり遅くなってから観たりするのと、整理下手の彼女のこと、古いドラマを消したり、保存しておきたいものはDVDに落したり、ってことができないために、2FのリビングのDVDレコーダーは、いつもHDD残量がカツカツの状態になってしまう。
今年の第2クール、キムタクが主演した月9、「Change」が、5月中旬に始まって7月頭に終わるという変則スケジュールで放送され、その裏事情について週刊誌などでも話題になったが、これのおかげで、これまでクール内をきっちり守っていたドラマの放送スケジュールが、今クールも一部9月に始ったりとか、だんだん崩れてきた。
そのため今クールは、早めの情報が欲しいなぁと思っていたら、さすがTVガイド業界では老舗の東京ニュース通信社、いつからそうしたのかは知らないけど、月刊のTVガイド誌はおおむね各月初日から末日までを掲載し、23日ごろ発売しているのに、「TV Japan」は18日から翌月20日までの番組表を掲載し、15日に発売するという素晴らしいタイミングでスケジューリングされていることを知った。これまで角川の「ザ・テレビジョン」を何となく買っていたんだけど、今回は「TV Japan」に鞍替えだ。
今クールはまぁまぁ面白そうなドラマが多く、選ぶにはちょうどよい。イチオシは木曜10時、フジの「風のガーデン」だな。こないだ義父が映画監督だと書きましたけど、これも書いてなかったかもしれないけど、実は「風のガーデン」の脚本の倉本聰は、ぼくの実の叔父だ。親父の弟に当たるので、倉本はペンネームだけど、本名の苗字はぼくと同じ。
ぼく自身も叔父があんなに巨匠になるずっと前から、彼の書くドラマは全部観ていたし、「北の国から」はぼく自身大ファンでもあって、実家に送って来る出版された脚本をくすねてきて、防音室の本棚に並べていたりするし、レギュラー放送が終わって以降、ほぼ3年に1度放送されたスペシャルものは、全部DVDを持っていて、繰り返し観ている。
昨夜も「'89帰郷」を飛ばし飛ばし観たんだけど、やっぱしこれがベストの1本だなぁ。まだハイビジョンカメラで撮っていなかった時期なので、画像はあまりきれいじゃないんだけどね。走れ蛍!
もう巨匠なんだから、別にこんなこと書かなくてもいいんだけど、彼のドラマが放映されるとなると、なんだか身内として皆さん観てくださいね、っていうことを言いたくなる。
というわけで、「風のガーデン」、観てくださいね。ちょっとシリアスな内容みたいだけど、なかなか面白そうですよ。
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