花の季節よりも秋が好きってこないだ書いたけど、確かに紅葉の季節になると、桜の季節よりは何倍も、観に行きたくてわくわくしてくる。
ここ何年かは毎年カミさんと紅葉を観に行っていて、おととしは京都に1泊で出かけた上に日帰りで塩原まで行ったし、去年は長野の佐久まで出かけた。
今年もずっと行きたくて、今月に入って今週末に行くなら小諸だなとか、話題の八ツ場ダムのそばまで行こうとかいろいろ調べていたのに、カミさんが仕事が立て込んでいて、なかなか行けなかった。そうこうしているうちに、紅葉前線がどんどん南下してきて、もうこの時期になると、埼玉県内でも十分色づいてきていると言う情報が目につくようになった。
今日は連休の中日で、昨日は息子のリサイタル、明日は義弟の家に出かけて甥っ子の誕生日パーティーがあるけど、今日だけは時間が取れそうだと言っていたのに、残念ながら曇り時々雨の天気予報。
せめて車で1,2時間の飯能の先とか黒山三滝ってとこあたりまで行こうと思ってたのに、朝起きたら雨の音。なんだよぉ、と昼まで寝ることにして、起きてみたらどんより曇りではあるけど雨は上がったようだ。ならちょっと行くか、と、我が家から最寄りで唯一、紅葉の名所としていくつかのサイトに載っている平林寺に行くことにした。
今日は一応11月22日、いい夫婦の日だっつーしね。
かなり広大な寺域を持ち、その雑木林は武蔵野の面影を残すとして国の天然記念物に指定されているこの禅寺は、我が家から車でわずか10分ほどで、ロヂャース新座店のすぐそばにあって、娘のバレエの送り迎えやらなんやらでしょっちゅう近くを通っているのに、境内の中に入ったのは、多分、もう二十数年前、カミさんと付き合うようになって彼女の実家に来た時に、なぜだか中学生だった下の義弟を連れて、遊びに来て以来のことだと思う。
新座市役所の駐車場に車を止め、正門まで意外に長い距離を歩いていくと、道路沿いにもいっぱいカエデが生えているのに、紅葉と言えるような鮮やかな色合いは全く見えない。大丈夫なのか?と話しつつ、一人300円の参拝料を払って正門の中に入ってみると、いやいや、これがなかなか見事なのだな。
境内から裏の林の遊歩道を巡り、江戸時代初期に老中となって「知恵伊豆」と呼ばれた川越城主、松平信綱の墓の脇を通って行くと、色づいた木もあれば、まだまだ緑のままの木もある。まだちょっとピークには早かったのかな、っていうのと、残念ながら天気が悪く、どうにも色がきれいに見えない。
しかも昨日、息子のリサイタルに行った時に、電池が切れそうだってわかってたはずなのに、予備バッテリーを家に忘れて、途中でカメラでの撮影ができなくなってしまった。
よーし、これは来週もう1回来よう--近所だとこうやって何度も来られるのがいいね--、と決めたのだけど、週間予報によると来週の日曜日も曇りみたいだね。しまったなぁ。いい天気だった昨日、光が丘に出かける前に少し時間あったのに。
来週の週末の天気がよくなることを祈るのみでございます。
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