朝は少し雲があったのが、しばらくするとピーカンになった今日、ゆっくり10時すぎくらいにペンションを出て、まずは近くの国民休暇村--子供のころ来たときにここに泊まった気がするんだけど、立て替えてものすごくきれいで立派な建物になってしまった--に行って自転車を借りる。
裏磐梯で最大の湖、桧原湖の横にある小さな湖、曽原湖の周りを一周できるサイクリングコースがあるというので行ってみると、湖の半分くらい回ったところでいきなり行き止まりだ。どうもその辺に積もった雪が、週回路を埋めてしまっているらしい。
それでも今度は反対周りに回ってみて、全体の4/5くらいは回って、自転車を 返した。
そしてこんどはハイキングだ。サイトステーションと呼ばれる場所からスタートして、まずはレンゲ沼の脇を通り中瀬沼探勝路に向う。
これがまた昨日の五色沼に輪をかけてとんでも ない積雪で、コースの1/4くらいは雪の上を歩く状況だ。さらに雪解け水がコースをぬかるみにし、歩きにくいことこの上ない。後で聞くとおとといまでは雪が降っていたらしい。息子と娘は普通のスニーカーをはいていたため、いったんズボっと深みに嵌ると、靴も靴下もびしょぬれになってしまった。その上日差しは強烈で、雪の照り返しもあるから、すっかり日焼けしてしまう。
それでも中瀬沼の展望台からの絶景(冒頭の写真)は素晴らしい!
それから今度は、桧原湖の湖畔を歩く6Kmほどの探勝路を歩く。こちらは全体に舗装されていて普段なら歩きやすいのだろうけど、これもまたところどころ雪がかぶり、景色はいいのだけど普通の道を歩くようにはいかない。その上中瀬沼の雪で時間を取られ、もう昼時になっていたが、がんばって歩くことにした。
とにかく今日は天気がよく、桧原湖を挟んで見える磐梯山の荒々しい山肌が、豪快に目に迫ってくる。
1 時間半ほどで、桧原湖尻の国道の長峯船着という場所に出たが、ここから車を停めた場所までの交通手段がまた一苦労だ。事前に調べて直通バスは1日4便しかないことはわかっていたし、腹も減っており、バス停で2つ先の高原の中心地であるT字路まで、国道を歩いていく。
途中のドライブインで食 べた喜多方ラーメンのチャーシュー麺は、普通のドライブインなのに結構美味だった。
T字路にある小野川湖入口のバス停に来ると、たまたま少し遅れていた、五色沼方面から車を停めた場所の方へ走る「くまさんバス」をラッキーにも捕まえることができた。車を戻して家族を拾い、今度は桧原湖の湖尻から出る遊覧船に乗りに向う。
遊覧船に乗ろうとしたら、ボート屋の親父が、4人で4000円払うくらいなら、モーターボートは5000円だけど、貸切だしスピードが速くて遠くにいけるしいいよ、というので、口車に乗ることにした。
モーターボートっていつ以来乗ってないんだろう。これが乗ってみると確かに、ものすごいGと風で爽快だ。カーブを切ると船べりが水面につくかと思うくらい傾き、 スリルがあってなかなか楽しい。しかも小さな島が無数にある美しい景観に、背景には巨大な磐梯山。あっという間に戻ってきちゃったけど、これは確かに5000円の価値はあるね。
それから桧原湖畔を車で逆回りに一周して宿へ戻る。疲れた上に日焼けして、顔が暑くて仕方ないけど、この季節の裏磐梯高原を満喫した一日でした。
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