今日の記事は、スマートフォンに慣れた方にはあまりお役に立たないかも、ってことを最初にお断りしておきます。すんまそん。なにせこの手のガジェットものは大好物とは言え、意地でもApple製品には手を出さない、ってがんばって来ちゃった間に、スマートフォンの世界はすっげー進化しちゃって、そもそも操作に慣れていないワタクシの感想なのでね。iPhoneと比べることもできないし。
まぁでも、総務人事部長という立場を利用して、KDDIの営業マンにis03を持ってこさせ、1週間という期限付きながら、それなりに時間かけていじってみたので、25万件の予約残を抱え、店頭ではよほど大規模店舗じゃないと実機は置いてなくて、置いてあったとしても常に誰かがいじってて触れない状態のこのマシンのレポートとしては、それなりの情報量はご提示できるはずなんですけどね。
持ってこさせ、なんて言うと職権濫用みたいだけど、別に持って来いって言った訳じゃないのよ。いいねぇ、って褒めてあげたら、デモ機があるので持って来ましょうか?ってあっちから言って来たのよ。でも褒めてあげたのは発表のあった10月18日の直後だったはずなのに、持って来たのは発売後の今週水曜日。大した大手ユーザーでもないわが社のことなので、仕方ないとは言え、もうちょっとがんばれよ、営業マンI君。
しかも忙しいのよ先週から来週半ばにかけて。間が悪いなぁI君。うちの会社のそばのスタンドコーヒー屋で、他社製品でゲームやってちゃダメだよ。ぜんぜんいじる暇がないじゃない。しかもぼくは地下鉄ユーザーなので、生き帰りの電車の中でいじることもままならない。てことでこの記事はますます役立たず度を増していくのであった。重ね重ねすんまそん。
しかしすっごい広告宣伝だよねこの機種。ウン十億は使ってるんじゃないの?レディーガガの歌うCMソングは、ダウンロードランキング3位に入る大ヒット。レディーガガって、アメリカではほんとにすごくて、今見たらTwitterのフォロワーが733万人だって。日本のアルファTwitterer(?)に比べると桁違いだよね。
さて、is03をiPhone4と比べてみると、まず大きさはほぼ同じだけど、タテヨコはis03のほうが微妙に大きく、厚さはis03のほうが微妙に薄い。重さはiPhone4の方がちょっと重く、持ってみてわかるくらいの差はある。いつもP001を入れているズボンの左ポケットに入れて持ち歩いてみると、特にP001に比べて気になるとかごろごろするとかって言うことはない。これならポータビリティとしてはNo Problemだと言える。
画面はかなりきれいだ。いわゆるガラケー機能を備えたことがウリのこのマシン、Lismoとかはいじれてないんだけど、ワンセグはとてもきれいに映る。スマートフォンの一般的な操作、フリック(画面を指で払うようにする操作ね)とかピンチ(2本指で画面を広げたり狭めたりする操作)とかは、まったくストレスなく、キビキビ反応する感じがする。
向かって左上角に配置されたミニプラグジャックは使いやすそうだけど、このジャックに差し込まれたプラスチックのカバー、これ絶対無くすでしょ。まぁしょちゅう音楽聴いてる人は、最初からはずしとけばいいだけかもしれないけど。
右上角にはワンセグのアンテナがついている。こいつを出すと、ちょっとは感度が上がるみたいだね。もっともわが防音室の電波状態の悪さでは、出したところでどのみち映らなかったけど。
iPhoneユーザーの意見だけど、UIのおしゃれ度はやはりiPhoneに一日の長があるかな。アイコンが少し小さめなこともあって、メニューの視認性は確かにiPhoneのほうが上だし、まぁぼくの目で見ても確かにデザイン性ではis03の負けかも。
もっともこれがMacとWindowsの違いだと思えば、まぁこんなもんかと。なにせAndoroidはオープンソースだからね。アメリカではもうシェアが逆転してるようだけど、何度も言うけどiOSは最後は勝てないよ。それがAppleのやり方だからね。囲い込みと言う、もはやいにしえの戦略がね。
あとスリープ状態の時の、画面下に出る時計表示がいいなぁ。P001を選んだのも、理由の一つがフラップを閉じた状態でサブ画面に時計を表示する機能があったからなんだけど、最近老眼でこの時計が見づらくてねぇ。is03のこの時計表示なら、49歳の目にも優しい。
最大の問題と言われた電池だけど、これは時間がなくてちゃんとテストできなかった。だけど、数分いじってはやめ、を数時間ごとに繰り返すというくらいの使い方なら、3日くらいは保つみたいだね。いじりまくりの時期を過ぎて、本当に必要な時だけ使うようになれば、そんなに不満はないかもしれない。もっとも借りたマシンだから、当然電話はかかってこないし、メールもしないし、って言う使い方なので、あまり参考にならないかも。
電池の残量表示も、30%くらいは残ってるはずなのに、カメラは立ち上げられません、というメッセージが出て、急に残量が少なくなったりする。やっぱ電池系がアキレス腱かも。
うーん、これは買うかどうか難しいところだなぁ。なにせ機種変更で6万越えの価格だからねぇ。よく25万人も待ってるよなぁ。ほとんどの人が、いじってみることはできていないはずなのに。
ぼくの部下のIT担当のTは、iPhone各機種をはじめ、PCもMacもとにかくやたら入手し、前機種の"電子手帳もどき"is01さえ買って、「いや、通信料は払ってないんですけど、こいつは辞書を持ってるので便利なんですよ。Andoroid機も持ってないとイカンですし」っていうようなヤツだ。こいつにこの機種を見せたら、Pマーク更新審査の準備で超多忙なのに、すっ飛んできてずーっといじっていた。そういうオタク的ガジェットマニアだ。
だけどぼくはそうではない。あくまでも純粋にユーザーでありたい。ここで冷静に次期機種を待つのが、オイラらしいかも。
まぁでも、この機種は「よくできました」なんじゃないの?「たいへん」はつかないかもだけど。さすが日本メーカー。Softbankの「ガラパゴス」--よくこんな自虐的な名前つけるよなぁ--も、CMで見る限りよくできてるっぽいし。シャープは粘り強く電子手帳事業を続けててよかったね。SONYなんかすっかり消えちゃったもんね。
25万人の皆さん、待って、6万払っての入手も、不正解ではないと思いますよ。
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