そのリフは、恐らくギターの単音カッティングと、ピアノで4度でハモるんだろうな、と思ってから、「健康」には"16ビートシャッフル"というべきか、そういうノリの曲は少ないから、曲として仕上げてみたいなと思い、このリフのドラムとベースはこんな感じと思い、っていうところまで、多分2年くらいかかった。
んで、そのリフだけはいったん、いまだにWin98の音楽用PCの音楽制作ソフトLogicで打ち込んだ。それが去年の10月だ。
その後、元旦の記事にも書いたけど、12月に買ったAcer Aspire3820にCubaseというソフトで新たな音楽環境を作ろうと思い立ち、そのリフの打ち込み直しまでを、正月休み中にやったのだけど、ここで日和るとこれはまた何ヶ月もすぐ経ってしまうから、よし一気に--つっても週末を7回も使うことになったけど--仕上げようと、珍しく長い休みではない普通の週末にちょっとずつ作業して、昨日やっと一通り出来上がった。
「健康」の曲のほとんどは、一応リーダーであるマキゾエが書いている。彼のすごいところは、例えば「老眼」とか「健忘症」とか、そういうテーマさえ決まれば、あっという間に曲として作り上げてしまうことだ。
以前粗製乱造した「体シリーズ」って言うのがあって、「手」「足」「うなじ」に始まり、1文字ずつタイトルを長くしていって、最後の方、7文字とか8文字とかは、タイトル作るのも四苦八苦、メンバーで集まってうんうん唸りながらひねり出した「げじげじまゆげ」「おくぶたえまぶた」と言ったくだらない曲名を、次の週には曲として仕上げてきてしまった。
テーマが決まってるので、当然、メロディーとともに歌詞を作ってくるのだけど、この歌詞の方は、いつもメンバー間でさんざん意見を戦わせ、場合によっては原型を留めないほどに変わってしまう。でもメロディーとアレンジは、基本的にマキゾエの作ったものがイキになる。ドラムとかベースのパターンは、ラフ打ち込みを元に、ぼくとみのりんでそこそこいじってしまうのだけどね。
ぼくが曲を作るのは、3年に一度くらいの珍しい出来事なのだけど、「健康」はここ2年ほどの間、実は新曲を1曲しか作ってない--それがぼくが作ったセクハラをテーマにした曲「うらはら」--ので、このペースでも楽曲提供者としてはもっとも数が多いことになってしまう。
そのぼくの曲作りは、大抵、リズムパターンとか短いリフとかからだ。特に昔、前の会社の連中とやっていた軟弱オリジナルポップスバンド"わくわくRhythmパラダイス"向けに作っていた曲のように、わかりやすくメロディアスな曲はまず受け入れられないファンクバンド、我が「健康」用に曲を作ろうと思うと、どうしてもそうなる。
なにせベースのみのりんがテクニシャンなのでね。手前味噌でお恥ずかしい限りながら、結構カッコよいリズムパターンが、演奏できてしまうのでね。
Refちなみに2年以上頭の中で鳴っていたリフってのがこれね。限定公開。
とは言え今回作ったこの曲、実は途中結構煮詰まっていたところが、テーマをこれにしようと後付したとたん、結構進んだっていう経緯がありましてね。
このテーマ、バンドの皆さんにこのまま受け入れられるかどうかわからないので、変わってしまうかも知れないのだけども、以前「健康」のブログでブーランが書いていた「ら抜き言葉」に腹が立つから曲にしてくれよう、と言う記事、これに、このブログを通じて我々が親しくお付き合いさせていただくようになったisshyが書き込んでくれた、さすが物書きを生業としている人は違うなぁ、という長大な歌詞コメントがあってですね。
この歌詞のサビの部分を乗せればいいじゃん、って思ったら、サビのメロディーが一気にできたんだよね。
てなわけで、昨日の夜にこの曲をGoogle Docsにアップし、「健康」のGoogleグループにその旨書いてリンク貼ったんだけど、いまだにどのメンバーからも反応がない。
なので、まだ曲そのものが承認してもらえないかもしれないけども、Cubaseいじりとしてはよきテーマだったし、それなりの達成感でございました。と言いながら今日になってから少し手直ししたりしたのだけど。
あとはまだいじっていないCubaseのスコア機能だな。承認されたらこいつをいじり倒してみよう。
えっ。そう言えば。
なんか言ったような気もするが。
なんだったっけ、健忘症!
投稿情報: isshy | 2011/02/21 08:47
もう一昨年の5月の話なんでね。忘れてて当然。
歌詞はまだこれからなんですが、もしこの曲が
採用されて、かつホントにisshyの書いたものを
使わせていただくとしたら、その節はちゃんと、
ご挨拶させていただきますのでね。
よろしくお願いします。
投稿情報: Tacovo | 2011/02/21 11:08
みて思い出した。これね。
http://blogs.yahoo.co.jp/boorankenko/58077881.html
赤面。ご挨拶なんて…そんな。
普段からダジャレとか韻文のキャッチコピーや章タイトルばかり考えてるもので。
印象に残そうとすると、それしかないのよね。後輩にはサムがられるのだけど。
投稿情報: isshy | 2011/02/21 12:46