先週から約半年ぶりに「健康」が始動した。
今回はぼくが作曲して、歌詞は不採用となったが、通常は曲を提供するマキゾエが作詞すると言う珍しいパターンとなった新曲と、もう１曲もう何年もやっていない曲を演るために、まずはいきなりリハーサルスタジオには入らず、ブーランの学校のミニライブスペースをお借りして、パート理解のための伝達＋練習から入ることにした。
ライブは7月15日、前回と同じ三軒茶屋の「Grapefruite Moon」で、３バンド＋朗読集団Raw Dogsが出演するため、１バンドあたりの演奏時間は少し短めになるので、必然的に新しい曲の比率が高まる予定。まだセットリストは決めていないけども、このところ課題だった「変わり映え」感は、そこそこ出せるのではないかと。ホントはもう１曲新曲をやりたかったんだけどね。
この新曲は、ずいぶん前から頭の中にあったドラムパターンのイメージに、Ａメロとサビをつけて具体化して行ったものだ。あまり細かく１度目と２度目のフレーズを変えるとか、トリッキーなことはそれほどしなかったので（ブーランにはトリッキーだと言われたけどね。人のことトリッキー小僧だと言う先入観持ちすぎなんじゃん？）、もともと演奏するのにそんなに難しい曲ではなく、先週はオリジナルメンバーが集まって１回、今週はサポートメンバーの主審とＡＢちゃんも加わってもう１回、都合２回の事前練習で、大体みんなやるべきことは理解できた。あとは来月初旬からいよいよ、ライブに向けてのリハの開始だ。
でもこのドラムパターン、元々頭の中で鳴っていた時は、かつて日本で人気があった24丁目バンドっぽい、もっとフュージョンっぽい爽やかなイメージだったのに、すっかり土人系の泥臭い感じになってしまった。それはそれで「健康」っぽくていいか、と、その土人系のイメージのまま音を重ねて行ったのだけども、イントロと間奏と、さらにＡメロ、サビを受けたリフレインにも使ったら、16分裏とかを多用していたため、歌が歌いにくいし、何度もやりすぎると飽きると文句を言われてしまった。
てことで今日は、リフレインのバックパターン変更の検討をした。
なんか参考にならないかなぁ、と昨日帰りの電車の中で、漠然と、GIno Vannelliがかつての名盤「Brother to Brother」「Night Walker」の２枚のアルバムの収録曲を始め、過去の曲をリアレンジして2009年に出したアルバム「The Best And Beyond」－－全盛期のアレンジがあまりにカッコよかったので、違和感はあるんだけど、これはこれでしばらくくすぶっていた期間のつまらない音に比べたら、かなりクォリティが高く評価に値する－－を聴いていたら、「The Black Cars」という曲のドラムパターンがめっちゃカッコいい。
同名のアルバムは、「Night Walker」の５年後に発売されたが、これを聴いてガッカリした（＝Ginoのくすぶりの始まり）のを憶えている。 このリアレンジで、 元曲と聴き比べてみたわけじゃないけど、かなり良くなってるんじゃない？
よしこれだ、と思ったが、考えてみればこのパターンも、超カッコいいけどスネアが16裏で入ったりして、歌いづらいことには変わりがない。うーん、と考え、２拍４拍のスネアを絶対条件として、作ったパターンがこのスコア。これだけ見てもわかんないよね。うん。ま、一応ライブ当日まで非公開ってことで、ここまでが限度。
でも手数とタムが多いので、またみのりんあたりに却下されるかも。もっとも彼の弾いていた－－彼はぼくの作ったパターンをアレンジして自分なりに作って練習してきてくれて、まぁ文句のつけようがない－－パターンには合うと思うんだけどなぁ。
スコアに落とすのにちょっと調整を要したり、設定を勘違いしていて前回のスコアが一部読みづらかったのを直したりにちょっと時間がかかったけども、よしよし、あとはこれを、次回リハに向けて自宅練習するのみだ。そんなに簡単ではないけども、練習すれば何とかなるでしょう。
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さて、そのGinoを聴きながら帰ってきた昨日、このところ習慣になっているのだけど、帰り道にあるファーストフードを覗いてみたら、初めて娘が働いている姿に遭遇した。ここだけは幸いなことにぼくに似ず、頭が小さいので、黒い制服とキャップがよく似合っている。なかなか真面目に一生懸命働いているようだ。
店内に入って何か買うのもわざとらしいし、後で怒られるかもしれないので、外からしばらく観ていたら、本人が気づいて小さく手を振った。写真も撮ったが、かなり変な人状態なことは自覚していたので、そっと１枚だけにしてみた。
帰って来て訊いたら、先輩に、なんかさっき写真撮ってた人いたよね、と言われ、父です、という会話があったと言う。うっわー恥ずかしい。まさにバカ父だ。
でもカミさんも一度降りたその店の前のエスカレーターをもう一度登って降りたらしい。気づかれたかどうかの問題だけで、この母の行動の方が、もし他人に気づかれてたとしたら、変な人度上だよねぇ？
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