久々に深夜、シリーズ中No1の呼び声も高い「北の国から ’89帰郷」を観ていて、ふとカミさんの実家で年またぎ麻雀をしていた時の、家族の会話を思い出してしまってね。書くかなぁこれ。まぁいいか。
カミさんの両親と、同居している3人兄弟長女のカミさんの末の弟とウチの家族で、その義弟と息子と娘とぼくでリビングダイニングの続きの和室で麻雀を打っていて、リビング側のテーブルに義父、義母、カミさんが座ってるって言う状況でね。
まぁ口さがないと言うか、こういうぶっちゃけ会話ができるってのは、いいことだとは思うものの、カミさんも聴いてるんだけどね、何かの話の流れで、娘が「もうお母さんはいつもうるさい」って話をし始めた。
確かにね、彼女の強いキャラは、我が家のほとんどの小言を担当し、勉強しなさい、早く寝なさい、ご飯だからすぐ来なさいと、子供たちへの指示は、95%くらい彼女から出ていた。とにかくまっすぐなので、無茶を言うこともあるし、だけど信念は曲げないっていう、前にも書いたけどとても「昭和のオヤジ」的な、時には理不尽に子育てをした--今でもしてる--人なんだけども。
そんなだから、オイラはこれも前に書いたけどもいつもフォロー側に回った。普通の昭和の家庭的には、父母逆転の様相だ。「No1にならなくていい もともと特別なOnly One」ってSMAPの大ヒット曲は、そんな役割分担が完全に定着してから生まれたのだけども、まぁオイラ的には、いいじゃんそんなんで的な、ま、言い訳にしてた感はないとは言わんけどもね。
そんな一生懸命なお母さんってかわいいじゃん、って言ったら、カミさんとは蜜月の息子に、それはお父さんとは立場が違うオレらには言えないと言われた。今はもう昔の話とはいえ、よっぽどギリギリやられた感があるのだろう。まぁ中学の頃は、奴は唯一の反抗期で、なんか世に拗ねたようなことばっか言ってたからね。それはカミさんも頭に来たろうし心配してたし、そんなヘタレぶりを、本人も今は客観的に観れてはいるんだけどもね。
普段同居していろいろとカミさん「禍」にあっている娘は、もう21歳のくせに、大人げなくカミさんを批判する。父親的にはそういう、歳だけは重ねてもまだまだガキンチョノリのところがかわいくもあり、いとしくもあり。
頭いい家ってやだなぁって思ってたと。お母さんもお兄ちゃんも成績優秀で、基本的にまっとうで前向きである意味アカデミックな、自分にはついて行けないそんなノリがイヤだったと。だけどお前そんなもん、俺が次男でいた俺の実家と比べれば何ほどのことかとオイラは言う。だから勉強しろも含め、あれやれ、これやれは一切言わなかったでしょお父さんは。いや実際には言う隙もなかった感じなんだけどね。
そう言うのもカミさんにはカチンとくるんだろうな。ほとんど何も子育てしてないくせに(まぁそれはかなり事実)、美味しいとこ持ってきやがってみたいな。でもおいら、ウチの実家の教訓から、一切そういうアカデミックな感じのノリは、自分の子供には封印してたからね。カミさんから観れば腹が立つかもしれないけど、それはそれで一方で努力賞モノではあるのよ。
いやだからお父さんは大好きなんだよ、って面と向かって言う娘が、ああもう、Stevie Wonderの名曲、「Isn't She Lovely」なのです。そう言ってくれる娘がいるだけで、なんかいつ死んでもいい感はあるんですよね。もちろん家族だから、そんな蜜月の関係だけではないのだけどね。タバコを吸えば臭いと言われ、たまにさすがに奴のヒモノぶりが目に余り、お前こんなとこで寝ないで早く風呂入れと言えば、もううるさいなぁと言われ。
義母はいやいや、表裏のない子なのよとカミさんを弁護。こういうところが義母はかわいい。カミさんに、息子に、そしてある意味娘にも遺伝している率直さだ。
でもしかし、また言うけど、こういうぶっちゃけ家族も悪くはないよね。
来月息子が彼女連れてうちに来るんだって。こっちは無責任に歓迎だ。去年の夏に息子が彼女と一緒に入っているホーンとかも入ったジャズバンドのライブを観に行ってるので、かわいい子連れて来いよ、はその時会った限りではなかなかのハイレベルでクリア。あとはよき飲み友達になってね、って感じ。
なんと彼女はカミさんと同じ名前。カミさんを名前で呼んだことはほぼないけど。しかも娘と同じ幼児教育系の女子大の4年生。そして4人兄弟の長女で超しっかり者らしく、遠距離なのでそんなに頻繁には会えないらしいけども、なんか、彼女にこんな調理器具買われちゃったから、まぁやってるんだけどもねみたいな、早くも尻に敷かれてる感。そこまでマザコンかお前?もちろん名前は偶然なんだろうけどもさ。
娘は初めての彼氏と数か月であっさり別れたらしい。そりゃそうだ、このお父さんへの好きと比べてみぃ。うわ、恥ずかしい。でも父親がいくらイキがっても、そんなもんもはや風前の灯火なんですけどね。
でもま、よっぽどの奴だとお前が言わない限り、俺は会わないからね。飲み友達なんてとんでもない。これを覆す野郎を連れてきたら褒めてやるよ。あ、でもそんなことで褒められたいなんて思わなくていいのよ。君の幸せを望む気持ちはやまやまだけども、ちゃんとした幸せを見つけるまでにもう少し時間がかかってもいいかな。もう完全にバカ父。
なんて言いながら、いや、だからこそなんだろうけど、すこーしずつ父親を引きはがしていくお前の権謀術数、それっておいらの遺伝だから、なんだかよくわかっちゃうのよね、悲しいことに。突き放そうとされてる感を感じながら、微妙な自信と諦念のバランス。これが娘の父でござる。ああなんて普通。ダサ。まぁそれなりに見事に引きはがされたら、一応納得してやるつもりでおりますけども。
てかとりあえず毎晩早く帰ってこいっつーの。
てことで本日は正月早々の我が家の恥ずかしいぶっちゃけトーク解説でした。すいません、あまりにドメスティックで。恥ずかしいかなこれ相当?
さてさて、この連休はひたすら--と言いながらなんじゃかんじゃ出かけたりやることあったりするんだけども--「健康」の新曲、リアレンジ曲、30年ぶりにツインペダル使ってパターン変えた曲の3曲の練習だ。だいぶできるようにはなってはきたんだけどね。あと明日1日でどこまで詰められるか?
そして今日は、2年前に買ってから、そこそこ活躍してくれていた、でも水は漏るわパワーは弱っちいわ汚れはつきやすいわでやっぱ失敗したかなぁと思い続けてきたスチーム式の加湿器がついに壊れ、Amazonでこれまた2,300円と言う破格値で売っていた超音波式のDOLCE SRH066(冒頭の写真ね)ってのを発注して、今日届いた。
加湿量をダイヤルで簡単に調節できるし、値段の割にこれはよくできてるんじゃね?
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