この週末、特に今日は1日天気がいいというので、来週はライブがあることだし、近場の紅葉の名所、いつものロヂャースのすぐそばにある平林寺に、先週買ったと書いたSONY DSC-WX500のカメラテストがてら行ってきた。
「知恵伊豆」と言われた江戸時代初期の名宰相松平伊豆守信綱の遺言で移設されたというこの禅寺は、有名な野火止用水に沿って広大な寺域を持ち、武蔵野の面影を残すということで天然記念物に指定されている。もちろんその信綱のお墓もある。
近くの駐車場は有料だしこの時期なかなか入れないので、以前娘がバレエ教室から1人で帰ることになったときのために買って、ほとんど使っていなかった折畳み自転車を引っ張り出し、空気を入れCRC556を差して復活させ、トランクに積んで、ロヂャースそばの大きなドラッグストアの駐車場をちょいとお借りして、そこからこれに乗ってアプローチする。
このカメラは、やっぱなかなか大したもんだよ。光学30倍ズームに加えて、「全画素超解像ズーム」っていう、要はデジタルズームなんだけど画像処理技術で画素数の低下が起こっていないかのように補正する技術を使い、疑似的に60倍までズームできるので、高さ10mくらいの木でも、葉っぱ1枚をめいっぱいに撮れるくらいに拡大できる。
手ぶれ補正はほぼ完ぺき。プレミアムお任せオートっていうモードで、逆光とか悪条件だと自動的に絞りを変えた数枚の写真を連射し、これを合成していい感じに仕上げてくれる、って仕組みが稼働するんだけど、数枚撮るってことは手ぶれにはより厳しいことになるはずなのに、ぶれも補正して合成してくれているようだ。すごいなぁ最近のカメラは。
ところがね、いかんせん、今年の平林寺は紅葉がイマイチだ。例年この11月末か12月第1週がピークになるんだけど、今年は紅葉は全体に比較的早いはずなのに、Yahooの紅葉情報サイトでは、平林寺はずーっと「色づき始め」表示のままだった。
んなわけねぇだろと今日行ってみたわけだけど、確かにまだ色づいてない木もあるようだけど、それよりなにより、色づいた木の色が、どれもくすんでいたり薄かったりで、なんかいきなり茶色に紅葉しちゃったみたいな感じなのね。これだと今日みたいな太陽の光があっても、さすがにきれいにはなり切れない。
ここにはほぼ毎年来ているので、大体どの場所にきれいな木があるか知ってるんだけど、そのどこに行っても、ほとんどが例年のような鮮やかな紅さにはなってくれていない。
がんばって撮った写真を載せますが、ま、カメラのテストにはなったし、細かな設定はできないものの、お任せでバシバシ写真撮るには、すばらしいマシンだということはわかったのでよかったんだけども、もうちょっと被写体がよければなぁ、って残念な撮影テストになりました。
さて、今日は追加の話題をいくつか。
先週の日曜、実家に親父が買い集めた絵や版画のおすそ分けをもらいに行ってきた。
実家の2Fで、以前使っていて撤去したはずだった、壁内に温水を流す暖房用の配管が、ガス暖房化した時に撤去したはずだったのが残っていて、ここから漏った水がたまり、階下の納戸の天井が、ある日一気に落っこちてきたんだそうで。
東京ガスが平身低頭、当方負担で直します、ってことになったそうなのだけど、その納戸に保管されていた絵画類を、幸い水の直撃は受けなかったものの、修理のためにいったんすべて運び出すことになって、そんならもうこのタイミングでお前らにやるから持ってけと、2世帯住宅の実家の隣に住む兄とぼくに声がかかった。
まぁ絵画類ったって、何百万もするようなのがあるわけじゃなく、大抵こういうのって、遺品処分の時には、二束三文と言うか、手数料と行ってこいでほぼタダで、まとめて持って行ってもらうことになるようなので、それなら遠慮なくと、物色に行ってきたってわけで。
ぼくは絵ってまぁ普通に好きではあるけども、自分で買い集めて飾るほどではなく、家にもいただきものを何枚か飾ってはあるものの、大小全部で数枚しか持っていない。親父は絵以外にも書とか花瓶とかを昔から時々買っていて、行ってみたら20~30枚ほどの絵が、リビングにずらっと並べてあった。
ぼくは風景画とか花とか印象派っぽい絵はあまり興味がなく、キュービズムとかシュールレアリズム的な、画家で言うとミロとかクレーみたいな、意味わからないんだけど線がはっきりしていて楽し気なのが好きでね。実家には1枚本物のミロがあるんだけど、今リビングに飾ってあって、これはやらんと言う。ま、そりゃそうだよね。
前日に兄貴と、親父の末弟の奥さんである叔母が物色に来て、何枚か唾つけてったってことだったんだけども、ぼくが選んだ6枚ほどの絵は、まったく被らなかったってことなので、遠慮なく持って帰ってきた。玄関に飾ったこれ、カナダのインディアンの工房で買ってきた版画なんだそうだけど、なかなかいいでしょ?
さて、明日は年賀状の写真撮影のために、最近ほとんど家に寄り付かない娘と、もともと茨城在住の息子が、珍しく全員集まることになっている。いよいよ年賀状の季節だなぁ。
そして今年も、娘のよさこい集団のクリスマスパーティ--何度聞いてもよさこいとクリスマスという取り合わせがシュールなのだけど--の出し物用のダンス曲の切り貼り編集を依頼された。家にいないので、LINEでYouTubeにある素材と編集要件を使えてくるんだけど、お前その要件、ざっくりしすぎだろ。ちゃんと書けっつーの。
しかし羽生くん、すごいねぇ。彼と体操の内村は、なんかかつて日本人にはいなかった、まさに世界No1だよね。飛び抜けてるよなぁ。
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