明日は誕生日なんだけど、なのでFacebookでたくさんメッセージを頂いてしまうのだろうけども--って言い方はよくないな。いやいや、大変にありがたいと心から思っているのですよ。過去、この社交性に乏しいぼくの人生に関わってくれたFB友の皆さん、メッセージをくれた希少な皆さんの記憶に、こんなぼくが留まっているんだと実感できることは--、毎年FBに書いてる通り、56歳になるからってもうこれと言った感慨はなくてですね。
今回はその毎年のFBでのお礼投稿に代わって、このブログに書いてしまおうかね--今見たら去年もそうだったね。スミマセン--、ってことなんだけども、とは言え力いっぱい絞れば1,2滴は垂れるその薄ーい感慨を、ってことなんで、大した内容にはならないだろうなぁと思いつつ。
誕生日って言うと、そりゃまぁ特別な日だってのは恥ずかしながらこの歳になっても脳ミソに植え付けられていて、気分的には勝手に多少は上がってるのかな?でもその割にホントに何か強い思いがあるわけでもないので、そのギャップに自分でびっくりしてるカンジなんだよね。
これまた去年と同じこと書くけど、誕生日が来るたびに、体が効かなくなるまで、あと何年あるんだろうって、真剣に考えるよね。うちの親父が杖にすがって歩いてる様子とか、今年の喪中はがきの届く勢いを思うと。その残り何年かの間に、やっておくべきことってなに?って。
ぼくの人生、それほど何事かを成したと言うわけでもなく、でもありがたいことに金銭的には子供たちに世話にならなくても生きていけるくらいはなんとかなりそうなので、あとはとにかく、自分が楽しいと思えることはなに?ってのを見定めて、それをできるだけたくさんやることだよね。
それって別に、ビジネスの世界で成功するとか、世の役に立つ何かをやり遂げるとか、そういうことではなくてもいいんだよね。そういうのはもちろん素晴らしいことで、それから見ると負け惜しみにしか見えないし、極めてパーソナルで恐縮だけども、好きな映像や音楽を楽しむことだったり、行きたい場所に行くことだったり、音楽を作って演奏することだったり、それでいいと思うんだよね。
気づいてみたらそういうことが何もないとか、どうやったら人生楽しめるんだろう、ってのがわからないよりはね。これも毎年書いてるけど、要は何しに生きてるんだっけ?ってことでね。
一昨日NHKで『安室奈美恵「告白」』って番組をやっていた。彼女の過去の楽曲やライブを年代を追って映像で流しながら、SNSなどもやらずライブでもMCもなく、個人的なことをあまり語ってこなかった彼女が、その時々の実際の状況とかそれに対する思いをインタビュー形式で語っていく(コチラの記事もご参照を)んだけど、彼女なんかは何事かを成したと言う意味では、ホントにすごい人生だよね。
ファッションリーダーとして世の中に絶大なインパクトを与えたその人気ピークの1997年、後にも先にも芸能界ではありえないことに、紅白の「Can You Celebrate」を最後に休養、結婚、出産し、その1年後の紅白で同じ曲で復帰--紅白で復帰ってありえないよね、ほんと--して、涙で歌えなくなると言う。
本人も観てて貰い泣きしてた--自分で自分を観て泣くっておかしいですよね、と言いながら--けど、不安な中でステージに上がり、階段を降りて前方に出てきて、お帰り、って温かく迎えてもらえたんだと思えたときに、涙があふれてきたんです、と。いやぁこれは泣ける。
「Can You Celebrate」は女性ソロアーティストとしては歴代1位の229万枚を売り、10代、20代、30代、40代のすべての年代でミリオンを記録すると言う、前人も後人(という言葉はないけど)も未到の大記録を打ち立てた。今一位独走中のベストアルバム「Finaly」は、もう140万枚だって!
その彼女が40歳で引退宣言。これから何を楽しみに生きていくんだろう?もちろん息子さんはもう20歳になろうとしているはずだから、彼の成長を観ていくってのはあるとして。親離れが進んでも、自分が子離れできなくて、おめーうぜーよみたいな感じの毎日だと言ってたけど。
「終わりがあれば次のスタートがあるし、この先の人生の方がもっと楽しいことが待っている。新しい発見とか新しい興味とか、その間に見つけた、やってみたいなってものがあったら、そこに情熱を注いでみるとか、そういう楽しい人生が待っているんじゃないかなって、楽しみです。」
成し遂げた彼女だからこそ言える重みがあって、こんな言葉と較べるのはおこがましいし、ぼくは今引退しちゃうわけには行かないんだけども、そういう心持ちは、16歳も年下の彼女に、学ばせていただきます、って気持ちだよね。彼女はまだ若いし奇麗だから、ってのはあるだろうけど、歳取って先行き短くなっても、そういう前向きさ、オプティミスト精神を、忘れちゃいけないよね。
カミさんが明日昼間はいないんだけど、夜はどっか食べに行く?って言ってくれたんで、行くかどうかはまだ決めてないけども、結局、そういうリアルなイベントとか、憶えててくれたってこと--過去あ、昨日誕生日だったよね、ってなったことが何度もあったことを踏まえて--自体の、そんな些細なことが、その気持ちの上がり方と感慨のなさのギャップを埋めてくれるんだね、って言う、複雑な書き方してる割には、皮相的というか、簡単なワタクシなのでした。
だけど飛び石連休ってのも悪くないやね。昨日はけっこう会議とか予定が入っていたため、一昨日はそれほど寝坊せず、かつ走らなかったために風呂も平日同様深夜に入ったので、7時過ぎまで買い物やらなんやら週末のMust Doを片付けられたのでね。土日はゆっくりBDやサッカーやラグビーが観られる。
あと今週は、誕生日を前にして、おいおい、スマホを格安MVNOに乗り換えたコストメリットの相当分を食いつぶすだろ、って結構なランニングコストがかかるある定期購入を始めてしまったのだけど、自分のための記録用ってことで、具体的な内容は意地でも書かん。
マキゾエのことをイジれなくなるからな。いやいや、「健康」の新曲「だいじょぶデス」は確かに曲はぼくが作ったけども、「薄くなあってーも」って歌詞書いたのはブーランだからね。ぼくが直接イジったわけではないので、そんなに責任ないんだけどね。でもぼくも既にサカヤキ呼ばわりはされているのでね。おっと書いちまったようなもんだな。しまった。
※著作権の問題もあり、貼る写真がないので、恥ずかしながらかつて年賀状のネタに使ったワタクシの幼少の頃の写真を。こうして見るとこのころからサカヤキではあったのだなぁ。いや、一時はホクロの位置くらいまで生えてたのよ。マジで。
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