今週は急に気温が下がって秋らしくなりましたなぁ。月初は半袖シャツ1枚だったのに長袖になり、今週は普通のジャケットを着るようになりと、夏物の薄地のジャケットも去年ユニクロでいくつか揃えたのに、ほぼ着るタイミングがない。
そんな中、今日は息子夫婦が家を建てることになった茨城日立市の土地で、地鎮祭が行われるというので出かけてきた。まぁ地鎮祭なんてあっという間に終わってしまうのでわざわざ行くものでもないのだけど、一度その土地をこの目で見ておこうというのと、息子夫婦、特に嫁及び嫁のご両親に会うのも久々なのでね。
家から日立市までは空いていれば2時間ほど、だが朝10時からだと言うので、土曜の朝は混むかもってことで、7時25分頃には家を出た。案の定、外環で少し流れが悪くなっていたが、常磐道自体はそうでもない。この道はたいていそんなに混むことはない。
途中先日の台風で那珂川が氾濫し水没した水戸北スマートIC付近を通る。金曜の夜から降り始めた雨がまだ降っていたが、常磐道の上から見る限り、水没したところはなくなっており、IC付近の国道が泥だらけだというのも、この雨で少しは洗い流されたのか、あまり通常と異なる様子には見えなかった。ただ、IC自体はまだ通行止めだ。
一時は4mの高さまで水が来たというから、この辺の家やお店は、復旧作業がそりゃあ大変だろう。水没したホームセンター(写真右の方に小さくですが写ってます)の店長が途方に暮れているという記事があった。救いがあるとすれば、溢れた水の通り道になった水田の稲刈りはほとんど終わっていたということくらいか。
この水戸北スマートICから3つ目の日立南太田ICを降り、国道6号は混むので、息子に教えてもらった山側の裏道を通って、常陸多賀駅のそばのその土地に、20分ほど前に到着。
んーー、こりゃ広いなぁ。90坪っつーから我が家の約2.5倍、なのに値段は我が家の土地を買った時の約1/3だ。最近は上物の建築単価も下がってきてるので、この辺の家賃相場に詳しいわけではないけども、確かに家賃を払い続けるよりは、買っちまったほうがいいのだろうね。
この辺にずっと住むつもりなら、って条件付きだけどもね。それはサラリーマンなので本人の意思ではどうにもならないけども、たしか設計の仕事から原則変わらないという条件での採用のはずなので、だとしたら恐らく、よっぽど偉くならない限り他に移るということはない。
会社は線路の反対側なのでこれを渡るために多少遠回りが必要なものの、チャリで5分、歩いても10分ほどで行けるそうだ。なので本人は普段は電車に乗ることもあまりないのだけど、特急停車駅である常陸多賀駅まで歩いてみると、これまた5分もかからず行ける。
角地で、かつて飲み屋横丁で今もその名残が残っている細道の突き当りに位置し、隣に小料理屋やスナックなどが入った建物があって、夜になるとここでカラオケを歌う声が聞こえたりするのと、表通りからはだいぶ奥まってはいるものの、その細道とT字路を形成する1車線半ほどの幅の道が、元国道だったとかで割合車通りがあるようだが、昼間はまあまあ静かな部類だ。線路は近いけど、電車の音はほぼ聞こえない。
こりゃなかなかの掘り出しもんだったんじゃないの?前にいい土地が出たけども前向きに検討しているうちに他の人に持ってかれたってんで、後悔しないためにはその物件よりもっといい条件の土地が出るのを地道に待て、とアドバイスして、その後割とすぐに出た物件の割には。もっともぼくはこの辺の不動産事情ってのがわかってるわけじゃないのだけどね。完全に企業城下町なんで、かなり特殊ではあるのだろうけど。
地鎮祭自体は別にそんなに変わった何かがあるわけではなく、神主さんがお祓いをして、施主である息子と施工ハウスメーカーの代表が盛り土に鍬を入れ、20分ほどで終わった。それから近くのファミレスに行って、クリニックに用のあった嫁を待ってから昼飯にして、2時ちょっと前には向こうを出てとんぼ返りだ。
なにしろラグビーの準々決勝が観たかったのでね。日本戦は明日だけども、やっぱベスト8ともなるとすっごいカードのオンパレードじゃん?しかも両チームとも完全にガチなので、面白いよね。しかしニュージーランド、強かったなぁ。
ちなみに先週のスコットランド戦の前に、スコットランドラグビー協会の会長が、「台風で中止にしたら法的措置に訴える」とか口を滑らせたことについて、試合後、日本人よりも同国人をはじめ世界中から辛辣な総ツッコミを食らっているらしい。ちょっとかわいそうだが笑える。
あと今週は、先々週書いた前の会社の元部下の鍼師Iのとこに再度行って、「今回で完全に治してね」とプレッシャーをかけ、鍼を打ってもらった。うん、まだ周りの筋肉に少し違和感は残るけども、右首筋のピンポイントの痛みはほぼ取れたんじゃね?やるなぁI。
今回は彼女のような、西洋解剖学の知識を採り入れた「現代鍼灸」と、いわゆる「ツボ」に鍼を刺していく、中国ウン千年の歴史に基づく、というか彼女の言葉を借りれば「哲学」と不可分の鍼治療との違いとかを聞けて面白かった。
彼女に言わせれば、後者のような鍼は、少数のすごい名人がいて、彼らに打ってもらうともうびっくりするほど効くんだけど、名人以外の人には、たとえそのお弟子さんであっても、できないことが多い特殊技能だと。そういう鍼には憧れるけども、自分にはできない公算の方が高い。ならば解剖学に根差した電流流し方式の方が確実だよね、ということのようだ。
なるほど、鍼師の世界もいろいろと奥が深い。「ツボ」ってやつも、「経絡」に基づくものと、いわゆる「足ツボ」「掌のツボ」とはまったく別の「哲学」で、鍼灸師の試験には、後者は出てこないんだそうで。
ちなみにその試験では、西洋解剖学に基づく知識も必要とされるらしく、鍼灸師の方ってのは、「ツボ」とされているポイントの一部は、解剖学的には神経が体表近くに集まっているところだ、とかそういう関係性についても、必ず一度は考えているはずなんだって。
面白いなぁ。勉強させていただきました。
さてさて、明日は勝てるかなぁ?
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