うー、行きたかったんだけどなぁ。しょうがないか。こうなって来ては。
てことでぼくの「行きたい場所」筆頭グループにずいぶん前からリストアップされていて、正月明けに予約を取り、今週金曜から3泊で行く予定にしていた宮古島旅行を、残念ながら断念し、キャンセルした。
先週日曜くらいまでは行く気満々で、荷造りとかもしたんだけど、先週末の東京の感染者数拡大、それを受けた外出自粛要請の強化、会社でもこれまでは「出社が必要な業務以外は上長許可の上リモートワークで」だったのが、「原則リモートワークで、出社する場合は上長許可を得て」となって、こうなってくると平日昼間とは言え羽田へ行くこと自体が要請の軽視になっちゃう。
今週はぼく自身も火曜と水曜半日以外はリモートワークしてたんだけど、月曜日にまずGWに予約していた菅平のホテルから、現状を鑑みて6月まで休業することにしたので、予約をキャンセルさせてくれと連絡が。カミさんにLINEで伝えたら、宮古島は大丈夫なの?と言う話になり。
旅行者--恐らく特に海外からの--自体の減少もあってか、泊まる予定だったホテルがこれを機会に急遽改装することになって、グループの他のホテルに部屋を取るんで移ってください、というのは聞いていたけど、そっちのホテルはやってることは確認していたものの・・・
沖縄県全体では昨日ついに2桁に届いちゃったくらいの感染者数で、宮古島では今のとこ1名も出ていないのだけど、カミさんの関係者の家族で熱を出した人が出た--コロナ感染かどうかは不明--りとか、我々自身が感染していないとも言い切れなくなってきており、宮古島にウィルスを持ち込むことになったらと思うと、旅を楽しめないよ、ということでね。
旅行代理店に問い合わせてみたら、コロナが原因のキャンセルなら、本来発生するキャンセル料は無しで全額返金すると言う。そりゃそうか。キャンセル料が発生するくらいなら行っちまえ、という人が後を絶たないってことになると、感染拡大に加担することになっちゃうからね。そもそも航空会社がそういうアナウンスをしてるし。
なので火曜日に連絡して、ツアー自体の他、予約していたグラスボートとかカヌーとかローカルツアーとかを、涙を飲んで全てキャンセルした。先週日曜の時点で、せめて空港まで行くのに電車じゃなくて車で行こうよ、と言うことで予約した羽田のP3駐車場も、本来返ってこない予約料1,000円を返金してくれた。
この状況なんでGWも、別途宿を予約して、ってことでもないだろうから、やっぱり家籠りすることになりそうで、そっちと合わせて合計20万円ちょっとが、キャンセル料無しで返ってくるのはまぁいいんだけども、老境に近づいて、最近の楽しみの中で、個人的にかなり大きいものって旅行なので、ホント残念だよなぁ。もう1つの趣味であるバンド活動も封じられちまってるし。
夏の旅行も新幹線を除いて既に予約してあって、これはまだキャンセルしてないけども、難しいのかなぁ。両親の弱り方とかを見ていると、体が動いて普通に旅に出られるのはよくてもあと20年ほどかと思うと、そのうち1年をダメにするのは、結構痛いよなぁ。
去年秋の台風で、奥鬼怒に行くのを断念したのが、はじめての旅の中止だったと思うんだけど、それからほぼ半年で計3つの旅を諦めることになるとは。今回のパンデミックは100年に一度あるかないかの災害と言われ、35年のサラリーマン生活でももちろん初めてのことなんだけど、なんだか悪いことが多いよねぇ近ごろ。
とは言え基本的にはインドア派のワタクシ、家籠りしろと言われれば、やれることはそこそこある。だけどこういう時にこそ、作曲とか創作活動をやればいいものを、どうも腰が重くてね。一番役に立ってるのはAmazon Prime Videoだな。スポーツも軒並み延期になっちゃったので、過去の観逃している名作映画を、いろいろと観ている。
社会全体でこの状況が何かいいことを生まないかってことで言うと、夜の接待を伴う外出飲食を避けなさい、要はキャバクラに行くなってことで、スケベ心を発散できずに家に帰ってるオジサンたちが増えてるわけじゃない?ソープやデリヘルは、この要件には入ってないのかもしれないけども。
一方で世間ではマスクをつけた人の割合が急増して、口紅とかの売上が低迷する半面、目元メイクの化粧品は売り上げが伸びていると言う。こういうことを言うと叱られるかもしれないけど、マスクつけてると、もしかしてキレイな人かもって見える比率が高まると思わない?
そんなこんなで、セックスレスの割合が減って、出生率が上がったりとかしないかな?統計値が出るのはまだだいぶ先になるだろうけど、そういうことがもしあれば、なんかちょっとほのぼのした気持ちになれるよね。もっとも日本よりずっと強制力を持って家籠りさせられているフランスやイギリスでは、DVが増えて問題になってるって言うから、そんなに簡単には行かないのかな。
この苦難を乗り越えれば、いつか立て続けにいいことが起こる時期が来るんだろうか。苦あれば楽ありとか、禍福は糾える縄の如しとか、そういう考え方に科学的根拠はないし、神頼みする趣味もないけども、ぜひともそうなって欲しいもんだよなぁ。
そう言えば関係ないけど、先週書いた「キャッシュレス化」の話で、ぼくの生活の中で唯一現金が必要となっていた、昼食が食える恵比寿の居酒屋「がらく」が、4月に入ってからもどうやって都条例をすり抜けたのか喫煙可能店になったので、キャッシュレス対応しないのか訊いてみたら、なんと「まもなくPayPay対応する予定」とのこと。おお、これでぼくのキャッシュレス化率は100%になるぞ。
「キャッシュレス決済」が「人生の満足度を上げる」なんて薄っぺらだと先週批判したばかりだけど、このご時世、こんな小さな幸せも、気持ちを上げるものとしては貴重だよね。よきかなよきかな。
貼る写真がないので、先週走りに行った時に近所の黒目川(目黒川じゃないよ)沿いに咲いていた桜を。さすがに例年より人出はかなり少なかったけど、それでも河原にレジャーシート敷いてる輩がまだいたなー。
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