今週、埼玉南部は2度、猛烈な雷雨に襲われ、我が家は2度とも瞬停電した。そんなことで急に、特に夜間は収まってきた気温だけど、8月は暑かったねぇ。毎日出かけなきゃいけない状況じゃなくて、それは助かったんだけど、出かける時はマスクをしなきゃいけないのがしんどかったよね。
ぼくは当初は普通に、我が家の在庫や会社から支給された不織布マスクをしていたんだけど、いつまでも使い捨てと言うのももったいないし--とは言え外出3回くらいまではアルコールをスプレーして取り替えずに使っていたのだが--、まだ市場にマスクが不足していた6月ごろから、いくつかの布マスクとその関連製品を試してみていた。今日はその話を。
まず最初に、イオン系の「コックスオンラインストア」で、「ピタマスク」というのを購入。接触冷感が売りの1つだったので、暑い季節にはいいかなと思ってね。でも申し込んでから3週間くらいかかって届いたそれは、あまり冷感ってほどの感じはないし、大人用なのだけどもとにかく小さくてね。
我が家はぼくと息子が頭でっかちで、カミさんと娘は小顔であり、そういう風に遺伝してくれたのはよかったものの、カミさんはこの大きさが気に入ったようだったが、ぼくにはストラップが紐状ではないにもかかわらず、耳が引っ張られて、とてもずっと使っていられるようなシロモノではない。なので娘にあげることにした。
次に同じ「コックスオンラインストア」が「ひやマスク」というのを発売して、これはより接触冷感を強調し、かつストラップの長さを調整できるようになっていて、Lサイズだと言うし、これもポチった。
こっちも3週間ほどかかったけど、これは確かに「ピタマスク」よりは冷感は感じられたし、サイズも大きく、8月の暑さピーク時期はこれで乗り切った。ただしカミさんは、ストラップの長さが調整できかつ比較的肌触りの良い素材だとは言え、ストラップが紐状なのは苦手だと言うのと、デカすぎると言うので、「ピタマスク」の方を使っている。
っていうのと、顔を布で覆っていることには変わりなく、顔との接触面積も大きいので、冷感と言ったって暑いし頬が汗をかいて、わりとしょっちゅう洗濯しないと気持ち悪くて使えない。カミさん用と計4枚買ったので、使えない期間ができたりはしないんだけどね。
あとこのマスクには、紙のフィルターがついていて、これを交換して使う--なくなったらフィルターだけ買える--ようになってるんだけども、マスク自体が二重構造になっていて、その間にフィルターを入れる方式になっている。でもそれだとフィルターより前に内側の布が汚れちゃうから意味なくね?しかも布が二重構造でかつフィルターをつけるので、防飛沫効果は高いかも知れないけど、当然厚みが増えて、暑さはよりひどくなる。
そもそもマスクってものは呼吸が苦しくなるもので、一流アスリートなんかはこれを逆用して、呼吸器に負荷がかかる状態でトレーニングするために、敢えてマスクを着けたりするらしいけど、一般ピープルのぼくには、この苦しさは何とかならんもんかと言うのは、マスクをするようになって以来の課題だった。
んで今週月曜まで行われていたAmazonの「タイムセール祭り」をつらつら眺めていたら、マスクの「インナーサポートブラケット」ってのを売っててね。つまりマスクの内側の鼻と口の部分に、シリコン製の口輪みたいのを着けることで、呼吸の時にマスクがぴったり張り付かないように空間を作ってくれて、呼吸が楽になると言う。お、これよくね?というのでポチッてみた。
届いたのを早速使ってみる。口輪部分の外の両端に、小さなフックみたいなのが作り込まれていて、不織布マスクだとマスクの折り目に引っ掛けて使うらしいが、「ひやマスク」の場合は二重構造の内側の布に、サイズを合わせて小さな切れ込みを入れると、そこに引っ掛けることができる。逆さにすると落ちてしまうが、普通に使ったり、あるいは片方のストラップで静かにぶら下げる分には、落ちることはない。
さらにこれを着けることで、このブラケットとマスクの内側の布の間に紙フィルターを挟めば、飛沫が直接当たるのをフィルターにすることができる(冒頭の写真ね)。
実際に出かける時に使ってみたが、これは確かに呼吸がかなり楽になるね。鏡に映してみても、いかにもブラケットを着けてます、って感じに見えるほど口と鼻の部分が膨らんでしまうこともない。但し自分の口臭をもろに感じるので、牛乳とか飲んだ直後に着けると、ひどい目に遭うけどね。
あと何か飲むときとか喫煙ルームでマスクを外す時に、耳ストラップを片方外してぶら下げると、動くうちにフックが外れてブラケットが落ちてしまうので、ストラップは外さずブラケットごとつまんで顎側にずらして口を出すようにしないといけない。まぁこれは、普通のマスクでもそうしている人は多いし、メシ食ったり完全に外す時以外はそうすることにすればよいことだけどね。
女子の悩みであるメイクがマスクに着いてしまうのを防ぐって効能も謳ってるけど、これはぼくには検証できない。でも口紅や鼻の頭のファンデーションにはけっこう効果はあるんじゃないかな。柔らかい冷感シリコンなので異物感もそれほど感じないしね。
実は「タイムセール祭り」で探していたのは、このブラケットではなく、ランニングの時に鼻と口を覆う「ネックガード」だった。ぼくはランニングの時は苦しいので、申し訳ないけどマスクはせずに、人とすれ違う時になるべく距離を取るようにしていたのだけど、気にはなっていたのよね。でも5月ごろのマスク不足ピークの時期には、ネックガードも市場から消えて、売ってたとしてもすごく高くなってたので諦めていたのね。
タイムセールではそのネックガードもかなりリーズナブルな値段で売っていたので、これも買ってみた。だけど走る時ってただでさえ暑く、特に代謝のいいぼくは、後ろの襟足部分を中心にものすごく汗をかくので、暑さが助長されるだけかなぁとも思っていた。
先週の土日は暑くて走れる状態じゃなかったので、気温が下がった平日に試してみたんだけど、「ひやマスク」よりも薄手の一枚布の冷感素材でできているこのネックガードは、意外に着けていても暑くて耐えられないってほどでもないことがわかった。もっとも「インナーサポートブラケット」を着けていないと、薄手とは言え呼吸が苦しくて、走るのはちょっとしんどいんだけどね。
あと襟足の汗も吸収してくれるので、むしろTシャツとかが汗みずくになることに対しては、防御効果があることもわかった。但しネックガード自体が絞ったらかなりの水分が落ちるほどぐしょぐしょになっちゃうので、毎回洗濯が必要で、土日連続で使うには、もう1つ買う必要がありそうだ。
うーん、これはどうするかなぁ。まぁそんな高いもんでもないし買うかぁ。☆5つでレビューすると1,000円分のポイントを返してくれるらしいので、そうすればもう1つ買えてしまうのだが、☆5つってほどかなぁ。なんかやたらレビューがいいのは、このキャンペーンのせいなんだろうなぁ。やめて欲しいなぁ、そういう変なバイアスかけるの。
てなことで、マスクがらみのいくつかの試行錯誤記録でした。今回書いたうちで一番のおススメは、やっぱ「インナーサポートブラケット」かな。5個入りでタイムセールでなくても999円、別に使い捨てでもなく汚れを拭けば何度でも使えるし、悪くないかもよ。
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