てことでワイヤーラック導入に伴って、前回気が遠くなるようなと書いた、自作チェストにしまってあったBD・DVDをラック上に置いた収納ボックスに移しながら、これまでどこに何のディスクがあるか記録しないままただ溜めていたのを、全てExcelに打ち込む作業を行った。9日の土曜から17日日曜まで、足かけ9日間かかった。
まぁデータベースと言っても項目数は大したことはなく、どのボックスの奥から何番目にあるか、洋画・邦画・アジアの区別、タイトル、DVDかBDか、配給会社、製作年、ジャンル、長さ、監督名、主演名、助演名、その作品の情報が書かれている主として映画.comのページへのリンク、その他備考くらいだ。
CDケースサイズのものでは、不織布の両面ケースに入れたのと、1cm厚のディスクケースに入れたの--なんとなく見返す可能性が高そうというその時々の感覚で区別しただけなのだが--があるので、前者の場合は奥側にあるか手前側にあるかも記録する。しかし同じ厚さで収納できる枚数は、この2つで全然違うのよね。1cmあれば不織布両面で6枚くらいは保管できる。
内容はいちいち見ずに、基本、映画.com等の情報だけを見て記録していくので、それだけなら1枚当たり2分半もあれば書き込めるのだが、時々ディスクの表面に種別の印字がなく記録面を見てもBDなのかDVDなのか判断できない場合や、ディスクには原則タイトルが手書きされているだけなので、シリーズものやリメイクもの、同タイトルで複数の作品があるものなんかは、どれなのかを判別するために、再生して確認する。
あと「ジャンル」ってやつは大事な情報ではあるのだけど、一方でこんないいかげんな情報もないよね。最初はAmazon Prime Videoのジャンルを元にし、途中でどうにも分けられない場合には順次ジャンルを増やす、ってやり方で分けて行ったんだけど、いろんなディメンジョンがごっちゃになってるから、例えば「アニメ」というジャンルを置くと、アニメの中にも恋愛ものもアクションものもファンタジーものもあるので、これを「アニメ」にしちゃっていいのか?みたいな。最終的には自分で後から探す時に探しやすいよう、ジャンルごとに適度な枚数になるように、っていう恣意で分けていくしかない。
「サスペンス」なのか「ミステリー」なのか「アクション」なのかとかもややこしい。1度は観ているはずだけど当然憶えているはずもないので、映画.com等の情報を見ながらジャンル分けするのだけど、その情報の中に「サスペンスアクション」や「SFファンタジー」って書いてあったらどっちにすんねん、みたいなのとかね。なのでジャンルだけではあまりに内容が想像できないものは、備考欄に情報を補足した。
そんなことで全部記録してみたら、製品として購入したものも含め、洋画:457本、邦画:296本、アジア:20本、音楽:42本、TV番組:43本(但し1番組はディスクが複数あっても原則1でカウント)、計858本もあった。おおむねこの家に引っ越してきてから、サブスクにほぼ移行しまた明確に違法になったのでバックアップを取るのをやめた数年前くらいまで23~4年ほどで、最初は少ないとか時期的な濃淡はあれ、TV番組を除いて年平均約34本、バックアップを取るのは個人的に評価が高かったものだけで、実際にはこの3倍以上は観ているので、年に約102本、ほぼ全ての土日に1本ずつは観ていた計算になる。
あと今回やってみて洋画と邦画の違いってのがわかった気がしたな。まぁぼく個人の好みもあるのだけど、洋画にも「青春」モノってあるはずなんだけど、割合で言うと少ないのか、ほぼ拾って(バックアップを取って)ないとか。日本の中学高校には制服ってものがあるので、「青春」モノってジャンルがはっきりしているってことなのかな?クラブ活動との関係なのか、「スポーツ」ものも邦画の方が多い。
それから「ロマンス」ってジャンルを作ったんだけど、邦画だとなんかそぐわないのよね。これも制服の影響かも知れないし、日本人(韓国人もか?)の精神性に寄るところなのかも知れないけど、青春時代の恋愛の、胸キュン的なもどかしさみたいなのを扱ったのが多くて、そういうのって洋画には逆になく、それを「ロマンス」って言っちゃうとなんか違う。
またいわゆる「時代劇」ってのも、日本だと江戸時代より前ははっきり風俗が違うので時代物と割り切れる。洋画でもその時代なりの服装やしきたりみたいなのはあるけども、ものの考え方や精神性みたいなところは、連続性があるよね。もっとも邦画でも比較的新しい過去もの、例えば「Allways3丁目の夕日」とかはジャンル分けに困ったけど。
あとは当然だけどやっぱ邦画ってドラマものが多くてアクションとかVFXものは少ない。金のかけ方が違う。「ゴジラ-1.0」はよくアカデミー賞取ったよね。
てなことで、ほぼ予想通り、CDのプラケースサイズのボックス8個、DVD・BDのパッケージサイズのボックス5個が、多少の余裕を残しながらおおむね埋まった。各ボックスのインデックス入れには、ラベルライターでボックス番号と内容を書いたものを作り、厚紙に貼って入れる。
スタジオのローテーブルの上や下とか、ブースのCDラックなどにあったファイルケースも全てバラしたので、あちこちスッキリと片付いて、ファイルケースが7冊分ほど余った。さすがにこれまで念のため取ってあった何本かのVHSテープやアナログ8mmビデオのテープは全部捨てた。一応まだ再生できる機器はある(生きてるハズ)んだけどね。
そして空になったCD・DVD収納用の自作チェストだが、引き出しの滑りをよくするためにテープかなんか貼ろうと思っていたら、そういうのって障子や襖の敷居の溝に貼る用のやつくらいしか売ってないのよね。それだと引出しの高さが上がってしまうので、家具の脚につけるフェルトの緩衝材を買ってきて、引き出し下の奥の方に貼った。
で、いざ2Fに持って行こうと思って確認したら、このチェスト、裏側は見えないように置いていたので、裏板を張ってないことに気づいてね。2Fのカミさんの部屋では、裏側がリビング側に向き、中身がむき出しになってしまう。引き出しを引いた時に手前に落ちないよう、天井板に引っ掛かるように引き出しの一番奥に板を打ち付けてあって、この分が出っ張っているため、文房具屋で大きな黒ケント紙を買ってきて、この出っ張りをカバーできるようにケント紙のセンター部分を折ってコの字型に膨らまし、チェストの裏側に貼り付けた。結構苦労した。
そんなこんなで、今週火曜には自作チェストを2Fのカミさんの部屋に持って行き、壊れかけたプラスチックワゴンに乗っていたものをチェスト内に移した。スタジオではチェストが置いてあった分、60インチTVが微妙に--たぶん2,3センチほど--部屋のセンターから左に寄っていたのを修正できて、個人的にはかなり気持ちいい。まだぜんぜん買う気はないが、これでもっと大きな画面サイズのTVに買い替えても大丈夫になった。
てなことで、1週間半がかりのBD・DVD移動大作戦はなんとか完了。あとはデータベースを作る作業中に、お、これ面白そうじゃん、もう1回観よう、ってなった数本の映画には印をつけておいたのをいつ観るかだな。Amazon Prime Videoのウォッチリストにも結構映画が溜まっちゃってるので、いつになるかわかんないんだけどね。
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