２度目の茨城半移住生活

先週書いた通り、16日の月曜日から、息子の家のある日立市で、孫２号が生まれた時に続いて２度目の半移住生活になっている。８月に生まれる予定の孫３号だが、嫁がまた切迫早産の疑いありってことになり、本人は至って元気なのだが、緊急入院、絶対安静ということになってしまったのでね。

前回は２年前の１月末から２月だったから、めちゃくちゃ寒かったし、カミさんが毎週水曜日にいくつかの大学などで行っている講師の仕事もお休みだったのだが、今回はカミさんは週に１度、東京に出なくてはならず、早朝の常磐線特急で出かけ、夜に戻ってくるという苦労を強いられている。

ぼくは息子が休みの週末には埼玉の家に戻って、慌てて出てきたのでたくさん忘れ物をしたのを持ってきたり、オフクロの病院にお見舞いに行ったりしている。前回同様の平日移住生活だ。

なにより今回は孫が２人で、１号の方はもう言葉もわかるが、２号の方は月齢で言うと前回の１号とほぼ同じ２歳２ヶ月、こちらは言ってることは大体わかってるみたいだがまだ言葉が話せず、慎重派でこだわりが強い性格なので、まずジジに慣れてもらうのが大変だ。

最初の週だった先週は、ほとんど抱っこもさせてもらえず、息子の仕事部屋から息子の声が聞こえたり、孫１号が「パパは？」と言っただけで大泣きしてしまうという状況で、カミさんの方はまだ、嫁のお母さんにいつも面倒を見てもらっているためか、同じ女性であるババには比較的簡単に慣れたのだが、ジジは全くダメ。そのためカミさんが仕事ができないとイラついて、ぼくに当たり散らすのでこれまた大変。

だが今週に入ってだいぶ慣れてきて、ぼくと２人になっても大丈夫だし、昼寝起きにぼくが迎えに行っても、先週はギャン泣きで大変だったが、今週はすぐ泣き止むようになった。パパがいればもちろんパパが優先順位１位だが、いなければ抱っことぼくに手を伸ばしてくる。

そうなるとこの子はとてもおとなしくていい子で、我が家遺伝の外面の良さなのかもしれないが、ジジだけでも、ジジババでも機嫌よく遊んでいるし、ババがダイニングにパソコンを持って来ると、その隣の席に自分で行って座って、仕事の邪魔はせず、パズルとか童謡の音が鳴る本とかで遊ぶ。孫１号の時は、パソコンのキーを叩いちゃうわ、１Ｆで遊んでいても30分に１回は２Ｆのばばのところへ行きたがるわ、活発で大変だったが、こちらはまったく手がかからない。

ご飯前には「手を洗おうね」と言うと自分で洗面所に行って台に乗り手を伸ばすし、ご飯は－－ときどきお兄ちゃんの真似をして席を離れたりはするが－－基本進んでよく食べるし、細かいゴミを見つけては差し出し捨てて、と意思表示するし、ジジババ相手には家庭内優等生だ。

むしろ夜パパが帰ってきてから後が大変で、あちこち指さして難しい要求をし、それが理解されないと大泣きして、怒られてもパパに縋りつく。なのでババがいない今週の水曜は、昼寝の間にパパが嫁の病院に出かけたが、そのまま家には入らず車の中でテレビ会議をしてから戻ってきた。こうすれば孫２号も特に機嫌が悪くなったりしない。

孫１号の方は、言葉がわかるとは言え全く言うことを聞かず、「やだやだ」「なんでなんで？」の山なのでもう大変で、いたずらも相変わらずひどい。ぼくが買い物に行って確認のためにLINEでＴＶ電話をすると、そこに割り込んできて、切った後も何度もかけてきたり、いろんなメッセージを送って来る。

４歳にしてこの子の言語能力はジジのひが目ではなくかなり優れていて、今は英語教室にも通っていることもあり、自分の名前を日本語とローマ字で送ってきたり、「アンパンマンたいそうのうたをうたうよ！」と送ってきたり「Miss You～」というクマのスタンプを送ってきたり、なかなか笑える。

ぼくのパソコンを手が届くところに置いておいたら、勝手にアカウントを作られてしまったり、生の鶏肉をちょっとだけだけどつまみ食いしてしまったり、大きなお玉を持って来てそれでキウイを食べたり、トイレから出てきてフルちんで駆け回っていたのを、「フルちんマン待て」と追いかけてパンツとズボンを履かせたら、その後に入った風呂で、風呂用のすぐ消せるペンで、壁に「ふるちんマン○○くん」とイタズラ書きしたり、一番ひどかったのはカミさんのLINEアカウントでぼくのアカウントをブロックしてしまい、半日くらい連絡が取れずにまいった。

朝8:20分ごろ家の前に幼稚園バスが来て出かけ、午前保育の水曜日は除き午後2:20ごろ帰って来るのだが、こちらもまた外面の良さを発揮して、幼稚園ではめちゃめちゃ優等生で、なんでも真っ先にやってさっさと片付けをしており、息子が家ではこんな感じで、と話したら、先生にびっくりされたと言う。

カミさんを大好きで、カミさんがいない水曜日は、「ババは―？」「お仕事で東京に行ってるの」「なんでなんで～？」と言う会話を10回くらいすることになるし、カミさんが帰って来る夜9:30頃まで起きていて、玄関から入ってくるカミさんに飛びついていく。

ジジのことは、けっこう叱られるし言うことを聞かないと「こちょこちょ地獄」をされたりするので、「ジジは大好きじゃない」とか言っているが、プラレールでちょっと複雑な線路を組む時とか庭の傾斜でプラスチックの尻滑りそりで遊ぶ時は、「ジジこれやってー」とか「お外で遊びたい」とか言ってくる。

ほんとはまだ昼寝をした方がよい年齢なのだが、孫２号の昼寝のタイミングにもよるが３日に１度くらいしかしない。だけど昼寝をする時は、１Ｆのリビングの床にマットを敷き、横でカミさんか、ぼくでも添い寝をしてやると寝る。なんかちょっとうるさい友達くらいに思ってるのかな？

幼稚園でババにお手紙書いてきた、と言うので、ジジには書いてくれないの？と言ったら、翌日に書いてきてくれた。いやいや、こちらはめちゃめちゃ手間がかかって、孫１号と２号とは全然性格が違うけど、どちらもとてもかわいいお孫ちゃんだ。

嫁はお腹の中の孫３号が入院時逆子で、このまま行くと帝王切開かも、そうなると入院が長引きますねと言われていたのだが、病院で絶対安静にしている間に、逆子も直り、子宮頚管の長さも回復したそうで、このまま行けば再来週後半にはもう出産してしまっても大丈夫な週齢になるため、退院できる見通しだそうで、そうなると我々の半移住生活もいったん終了して、生まれるまでは自宅に戻ることになる。

お孫ちゃんたち、多分あと２週ほどだけど、仲よく遊ぼうね。