さて、バックデート野反湖旅行記の2日目です。
野反湖旅行記って言っても、今日は草津・白根方面にでかけた。いつもならけっこう綿密に計画を立てて、大体どこに行くか、何をするかあらかじめ決めておいて、予定通りに行動するのが常なんだけど、今回はなんだかバタバタしていて、2日目は何をするか決めていなかった。
で、土曜日に昼飯を食べた六合村の道の駅にあったそば屋さんでもらった観光地図にあった、芳ヶ平っていう、志賀高原と白根山の間にある2,000m近い高地にある美しい湿地帯に行こうか、と、ラフに決めて、露天風呂につかってから、白根ハイムを後にした。
六合村から白根山へは、日本最高地点を走る国道292号線を、草津国際スキー場に沿ってうねうねと登っていく。草津スキー場は、息子が埼玉北部の本庄にある高校に、寮というか委託ホームに暮らして通ってた時に、ホームグラウンドのようにしていたスキー場で、家族でも何度か行ったことがある。夏に行くともちろん景色が全く違うんだけど、青葉山ゲレンデの下のゴンドラ乗り場のあたりに漂う硫黄の香りだけは、季節に関わらず強烈だった。
この日は昨日とはうって変わって雲一つないピッカピカの夏空。だけどそば屋さんでもらった観光地図はこれまたとってもラフに作ってあって、うねうね道を登り切り、さらに国道を進んでいっても、いったいどこに車を止めて行けばいいのかさっぱりわからない。国道最高地点の渋峠に車を止めて、そこから見える絶景を眺めてみたら、遙か下にある、池がいくつか見えるところが、どうやら芳ヶ平だとわかった。
だけどそこへ行くにはかなり歩かないといけない。しかも帰りはかなりの登りだ。昨日の野反湖一周で足の親指のツメが痛くなっていたカミさんをはじめ、子供たちも、こりゃさすがにきついでしょ、ってことで日和って、ハイキングはやめて、また国道を戻り、草津の息子の定宿である中沢ヴィレッジという総合施設にある、「テルメテルメ」っていうプールに行くことにした。
「テルメテルメ」は屋内プールと一部屋外プール、それにウォータースライダーなどもある、まぁなかなか楽しめる施設で、さらに温泉も併設しているので、冷えた体を洗って暖めてから帰ることができる。
最近、スキーの時がいつもそうだったので、ってのがあるんだけど、家族で旅行すると、うちに帰ってから風呂を沸かして入るのが面倒なので、夏でも帰り際に立ち寄り温泉とかで体を洗ってから帰ることが習慣みたいになっていて、今回も丁度いいやってことになった。
ウォータースライダーって言っても豊島園とかにあるやつほど大したものでもないんだけど、それなりに楽しめて、プール行きを主張した娘も、けっこう満足できたようだった。
帰りの車では、いつものことなんだけど、家族3名様は熟睡の中、運転手の父は一人孤独に車を走らせる。行きは軽井沢インターから北軽井沢を経由して行ったんだけど、帰りは暮坂峠という峠道を通る裏道から中之条に出て、吾妻線に沿って、国道145号線から渋川に。
中之条を過ぎたあたりから前方がものすごく厚い雲に覆われて暗くなってきた。渋川伊香保インターから高速に乗ったら、本庄インター付近で事故があって20Km渋滞していると言う。もともと交通量が多い日に事故るとは迷惑なヤツと思いつつ、高崎で降りて花園インターまで下を走ったんだけど、この時の雷雨がもう強烈!太い稲妻が至近距離で次々に光り、その形が、枝分かれの様子がハッキリ見える。雨もすごくて、50キロくらい出すとほとんど前が見えない。
ちなみに蘊蓄を語るけど、光はほぼ一瞬で伝わるけど、音は秒速340mかかるので、稲光から音がするまでの秒数に340mを掛けると、雷の落ちた場所までの距離がわかるんですよ。知ってるかそんなのみんな。今日は光ってから音がするまでがほとんど同時って言う近距離にもどかどか落ちていた。車の中ってのは雷に対しては安全らしいけど、車の中にいるってことがこんなに安心できることなんだってのを、その時には既に起きて、ピカッと来るたびに感嘆の声を上げていた家族みんなで痛感した。
てことで夏の旅にふさわしい、強烈な夕立での締めくくりでした。
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