月曜日にタムとスタンドを発注した時に、帰り際ふと目についたこの機械、ZOOMというメーカーのH2という名前の、まぁ単純に言えばICレコーダーなんだけど、人気機種だというのでその時は在庫がなく、予約をして昨日入手した。
バンドの練習は、漫然とやってても進歩しない。気づかないうちに走ってたり、モタってたり、つっこんでたり、叩いたつもりが聞こえない音があったりと、そういうことは結構多いんだけど、こういうのは録音してじっくり聴かないと、自分で演奏しながらだとなかなかわからない。
昔はポータブルカセットレコーダーや、その後ポータブルのDATレコーダー、MDレコーダーとかを次々と手に入れて録っていたけど、久々にスタジオで練習することになって、今の時代、ICレコーダーだよね、ってことで、まぁそんなに真剣ではなかったけど探してはいたので、完全に衝動買いっていうわけではない。
ICレコーダーに録るメリットは、操作が手軽ってこともあるけど、PCで扱えるフォーマットで録れるので、ファイルをコピーしてバンドで共有しているYahooブリーフケースを使って、みんなで聴いたりするのが簡単、ってことが大きいんですよ。
で、普通の電気屋さんで売ってるICレコーダーでもいいんだけど、録音レベルが自動で決まるので、演奏中に音量が変わったりとか、1曲の中で音量差が大きいと割れちゃったりとか、どうしても音質がよくなかったりとかしてしまう。最近はそういう弱点をカバーした音楽用のレコーダーを、楽器屋さんで売っているわけです。
今回買ったこのZOOM H2は、音楽録音用のいろんな機能が満載だ。録音レベルの調整はもちろん、たとえばLimitterとかCompressorといった、いわゆるダイナミクス系のエフェクターを搭載していて、突然大音量になっても割れないようにすることもできるし、小音量の音を持ち上げて拾うとかいうこともできる。
録音フォーマットも、CDのフォーマットであるWavの16bit、44.1kHzをはじめ、24bit、96kHzまで行けるし、MP3もあらゆるビットレートに対応している。
またステレオマイクが前後両方向に向けてついていて、4trackで録音して、これを、こんな画面を使って、後からバランス調整して2chのファイルにミックスしなおすこともできる。スタジオで真ん中の位置に置いておけば、前も後ろも音が録れるし、ライブのときステージと客席の間に置いておけば、後で客席の拍手とかをバランス調整してミックスできる。市販のPCソフトを使えば、5.1chサラウンドのフォーマットに落とすことも可能。
こんな機械が、2万円台前半で手に入るんだよね。なんかIT化の波で世の中いろいろと進化してるけど、中でも楽器の世界って、生楽器は昔からそんなに変わってないんだけど、キーボード類とかこういう機器とかは、びっくりするほど進んでいる。
特に約25年前以来、楽器屋さんには、まったく行ってないわけじゃないけど、以前より足が遠のいていたぼくのような人にとっては、感心させられることが多くて、なかなか楽しいんですよ。
今日はこいつをいじるのと、「健康」の練習とで1日が終わった。V-Drumsで叩いたのをこのH2で録音した音は、明日アップする予定です。
お!
これ買ったんだぁ。
これの前身のH2も興味があったんだけど、これは値段もお手ごろで形もコンデンサーマイクぽくてキュートでいいよね。
職場の人も持ってて見せてもらったんだけど思ったよりも小さいしT字のスタンドがいいね。
投稿情報: 主審 | 2007/10/29 14:11
あ、前のモデルはH4だった。(^^;
マイクがX字にクロスしてる奴だよね。
投稿情報: 主審 | 2007/10/29 14:12
明日のリハに持って行きます。
録音した音は後で「健康」ブリーフケースにアップするんで聴いてみてちょ。
ま、スタジオの音によるとは思いますが。
投稿情報: Tacovo | 2007/10/29 17:54