工夫好き、工作好きの私としては忸怩たることに、以前1Fのコート掛け用のクロゼットと、門扉の横にあるボックス型郵便受けには、扉(フタ)を開けるとライトがつくようにシカケがしてあったのだけど、これがいずれも壊れてからもう数年、そのまま放りっぱなしにしていた。
以 前のシカケは、クロゼットの方は5Wの電池式小型クリップ蛍光灯、郵便受けの方は電池ボックスとたしか4.5V用の豆電球をDoit(ドイト)で買ってき て、スイッチは両方とも同じでこのマイクロスイッチを使い、扉(フタ)が開くとスイッチが開放になって電気がつくというものだった。
それ が、前者の方は安物のクリップライトのこと、電池ボックス部分とフタの間を絶縁してここから伝線を引き、スイッチにつなげていたのだけど、もともと電池 ボックスのマイナス側のバネの力を貧弱なプラスチックのフタのひっかかりで抑えるという構造に無理があり、何度も電池を換えているうちに、ここが閉まらな くなって、2,3年前に駄目になってしまった。
後者の方は、息子が小学生のときに、ちょっとだけ手伝って夏休みの宿題であるということで
ズルした作品だったのだけど、まぁおよそこんなシカケがあるからと言って丁寧に扱おうなんて気はサラサラないうちのカミさんのこと、乱暴にフタをバン!と
閉める、というか離すので、電池ボックスや電球が落ちてしまうのを何度か修復したり、ちゃんとフタが閉まってなくてスイッチが開放したままになりすぐに電
池が切れる対策として、明かりとともにブザーが鳴るようにしたり工夫を重ねたものの、まもなく諦めてそのままにしてしまった。こっちはクロゼットよりずっ
と早く駄目になったと思う。
で、一応ここ何年か--郵便受けは耐久性的に厳しいのでもう諦めるとしても、特にクロゼットの方が--気には
なっていたところへ、たまたま階段下のコンセントに挿して使っていた、暗くなる&人が通ると電気がつく足下灯、こいつのランプが切れて交換ランプを買いに
行ったときに、同様の製品で電池式のものがあることを知り、考えてみればこれをつければいいんじゃん、と思いついてしまった。
思いついた ら矢も盾もたまらず、2週間前の週末、メアド移行で忙しいさ中に、特に他に用もないのにまたロヂャースに行った。ところがよくよく見てみたら、これって人 を検知する角度がかなり制限されているんだってことがわかり、もしかしたらクロゼットにつけた場合、扉を開けても、開けた位置にいる人間は検知できないか もしれない。
う~む、困った、どうしようと思っていたら、すぐそばに売っていたのがこの「あけピカ」だ。こいつは、ボタン電池3個を内蔵 しハロゲンランプを使った、チューインガムのケースを短くしたくらいの小さな筐体に、磁石を近づけると消灯し、離すと点灯するすぐれもの。しかも、この小 ささと、磁石を近づけるかどうかがスイッチなので、以前のようにフタをきちっと閉めないと消灯しない、ということもない。つまり、郵便受けにも使える じゃないか!よし、これだ、と早速2つお買いあげ。なんと1つ498円と超安価。
これをつけてみればこのとおり。クロゼットにはちょっ と暗いから、今日もう1つ買ってきて2つつけた。この小さな筐体と、扉(フタ)側に親指の先ほどの大きさの磁石ボックスを、それぞれ両面テープで貼ること で、あっという間にドア連動型照明の完成だ。うーん、簡単だけどなかなかの達成感。
しかしこないだ聞いたら、カミさんは郵便受けに電気が
つくようになったことに、気づいてすらいなかったらしい。あーー、なんだか虚しいというか、こういうのって普通の家では、奥さんがいろいろ工夫して豪快な
ダンナが気づかない、それが夫婦喧嘩のタネになる、みたいなパターンなんじゃないの?
ってことでウチのかあちゃんは男らしい、って話になってしまいましたとさ。
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