今日は朝4時に起きて、車で渋滞はないとは言え意外に混雑した首都高を飛ばし、羽田近くの民間駐車場「楽楽パーキング」に預けて、6:40分発のJAL503便に乗った。去年初めて行って味を占めた、2泊3日の北海道スキー旅行に一家4人で出発だ。
去年は同じ春分の日を絡めて、ルスツリゾートという、とにかくでかくて広いスキー場で、ホテルも内部にメリーゴーランドがあったりする大規模なところに 行った。この時はぼくは16日に前の会社の出社を終えた直後で、22年間のアカ落としというカンジだったんだけど、雪もよく混雑もなく、広くて景色のよい ゲレンデを優雅に滑れて、まことに快適な旅だった。
今年は去年と同じじゃあね、ってことで、ルスツからは羊蹄山[上の写真]を挟んで反対側になる、ニセコヒラフスキー場にやってきた。ここは国体やスキーの世界大会なんかがたびたび行われた大きなスキー場で、ヒラフの他にニセコ国際、ニセコ東山など、5つのスキー場が最上部で連結していて、ちょっと高い共通リフト券を買うと、全部のスキー場を滑れる。
去年のルスツ同様、広いゲレンデはとにかく広いのは同じだけど、ここは林間コースがあったり、かなり下の方に「第2の壁」と呼ばれる上級コースがあったり、変化に富んでいる。反面、コースがあまりはっきりとレイアウトされていない感じで、コースの真ん中に木が生えていたり、林の中を好きに滑れたりして、ちょっと間違えるとホテルに帰るのも一苦労になる。
でも、まだヒラフだけでも全部は滑り切れていないけど、とにかく景色は--特に目の前に見える羊蹄山の勇姿は--すばらしい。ヒラフから上るとゴンドラが山頂まで行っていないのが残念だけど、3人乗りの高速リフトも併用すろと、山頂付近へのアクセスもけっこう快適だ。
ただ今年は、温暖化がまた進んだのかなぁ、いかんせん雪が悪い。この時期だからこそ北海道を狙って来てるのに、去年のルスツはまさにパウダースノーだったけど、今年は下の方はもうベタベタのジャリジャリで、普通の緩斜面を滑るだけでもかなりしんどい。ゴンドラの上はさすがに少しはマシだけど、でもパウダースノーと言うにはほど遠い。残念だなぁ。天気予報を見てると平地では日中はもう10度前後だもんなぁ。これからどんどん、北海道もこうなって行っちゃうのかな。
今回申し込んだツアーは、「キースエンタープライズ」と言う会社の"J-TRIP"と言うツアーで、冒頭に「去年味を占めた」って書いたのは、ひとつにはやっぱその料金のリーズナブルさだ。往復の航空券、ホテルの宿泊代、リフト券までついて、出発日にもよるけど、3月20日の飛び石連休初日発にも関わらず、1人4万円弱。夕食代は別とは言え、これなら近場のスキー場でそれなりのホテルに泊まったら--例えば我が家のホームグラウンド、尾瀬岩鞍のメインホテル、尾瀬岩鞍リゾートに泊まる(最近は高いので泊まってないけど)のと--値段的にはいい勝負かむしろ逆転するくらいだ。
ただ、ホテルが、申し込んだ時期が正月で、ちょっと遅かったのか、このスキー場を運営している東急系の「ニセコ高原ホテル」しか取れなかった。ここは昔はメインホテルだったようだけど、今はメインは既に駐車場を挟んだ場所にある新しい「ニセコホテルアルペン」に移っており、「高原ホテル」の方も和洋室で使い勝手がよく、部屋の清潔感とかサービスは問題はないんだけど、いかんせん古いホテルなので、エレベーターがないとか、風呂が温泉じゃないとか、レストランの数が少ないとか、いくつか問題がある。
でもまぁ、メインレストランの食事は1人3,000円程度で、いわゆる旅館料理的な固形燃料鍋+品数責め和食みたいなのよりはずっとまともな鍋料理(写真はカミさんが頼んだ北海鍋)や洋食を食べさせてくれるし、館内の自販機のビールが、ほぼ市販の定価と同額という極めてリーズナブルな設定となっており、なかなか好感が持てる。また「アルペン」も当然系列なので、数分歩くけど温泉にも無料で入れるってことで、その努力は十分認めてあげられるかな。
さて、今日は昼頃には着いたんだけど、レンタルとかいろいろやってたら、滑り出したのは13:30ごろ、メシを食ったりもしたので、実質2時間程度しか滑れなかった。明日は共通リフト券にして、東山とかにも行ってみようかな。
というわけで21日は会社はお休みします。なんかこのスローライフっぽい感じがいいね。あんまりそんなことばっかしてるとクビになるかもしれないけど。
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