懐かしいでしょ。カセットウォークマンだよこれ。しかも今日biccamera.comから届いたばかりの新品。そう、今週のガジェットものは、このレガシーメディアの、「音楽を持って歩く」文化のまさに先駈け、iPODの登場なんかより世の中に与えたインパクトははるかに大きかった、あのウォークマンの最新機種なのです。
なぜこんなもんを今さら買ったかというと、ウチには前に書いたように約800本のカセットテープ資産があり、それだけの本数なんでデジタルメディアにコピーする気も起らず、学生時代から使っているカセットデッキ2台はちょっとヘタって来てるけどまだまだ元気だし、今でもオーディオコーナー行けば新品も売ってるのをよいことに、いいものだけピックアップしてバックアップとるくらいはすりゃいいのに、それも面倒でほんとに名盤はCDを買っちゃうことにしていましてね。
ところが今度の車には、カーステの歴史の中ではコロンブスの卵というか、単純にステレオミニプラグのAUX端子がついているわけですよ。つまり、前の車の時はカセットデッキかMDプレーヤーかどっちか、って言われた時に後者を選ぶという失敗を犯し、7年間、FMトランスミッターでもかまさないと--そんな面倒なことはさすがのぼくでもしないので、つまり事実上全く--車では聴けなかったカセットテープが、この端子につなげば聴けるじゃないか!
てことで、かつて何台も買い替えたカセットウォークマンたちを復活させようと試みたものの、そりゃもう10年は経ってるその子たちは、残ってるだけでもすごい、という骨董品と化しており、当たり前のようにうんともすんとも言わない。
なら買うか、って調べたら、今だに新品売ってるんだね、ソニーさん。エライ!
というわけで、ポイントまで考慮すると最も安かったbiccameraで、8,000円強で購入したのが、このWM-EX851という機種だったわけですわ。つまりこいつをつなげば、膨大なカセットテープ資産をより生かす道が開けるってわけね。こいつを車に常備しといて、たまに充電さえすれば。
現在初回充電中でまだ音は聴いていないんですが、英語学習用にスピードコントロールがついてたり、ブランク部分は自動早送りができてかつオートリバースという、なかなか機能豊富な、たぶん当時なら2万円台であったろうコイツが、こんな値段で買えるってのは、なかなかすごいことだよね。
というわけで今日は、こいつを充電しつつ、もう1つ、こっちはamazonで買った、ぼくが去年出たアルバム聴いて大ファンになった、NYで活躍する日本の天才ジャズピアニスト、上原ひろみと、大御所チックコリアのピアノ連弾のライブアルバムを聴きつつ、というなかなか幸せな週末の始まりになっている。
南青山のBlueNoteで行われたこのライブ、知ってたら絶対観に行ったのになぁ。彼女のプレイは、御大のピアノに全く負けず、少し遠慮気味だけど、テクも存在感もチャレンジ精神も、時にはむしろ上回っている感じさえする。やっぱすごいなぁ。作曲の才能も素晴らしい人なので、ちょっと彼女の曲が少ないのが残念な感じ。今月末に、こんどは武道館かなんかでやるみたいだけど、やっぱこういうのは広いホールよりライブハウスだよね。
BlueNoteってまだ行ったことがないんだけど、数百席で、テーブルがあって、ちゃんとした料理を出す、最近BluesAlleyとかBillboardLiveとか、このスタイルが増えてきてるけど、その中でも先駆けになったライブハウスで、1988年オープンというから今年で20周年。来月ここでTower of Powerのライブがあるって言うんで、昨日さっそく予約してみました。
今週は毎晩帰ってくると、めぼしい名盤CDや最新のJ-Popを車のカーナビのHDにせっせとコピーして、40枚以上のアーカイブになった。先週Gino Vannelliのアルバム、楽曲タイトルが登録されていて感動したって書いたけど、前に書いたCaptain Beyondなんていう知る人ぞ知るミュージシャンのアルバムも、ちゃんと登録されていて感心。
この週末は天気もよく、気温も高いとのこと。明日は都合が合わないんだけど、あさっては近場の花見スポットまでドライブしよっと。
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