初なんとかってのは、年明けしてからゲップが出るほど聞かされる言葉なんだけど、スキーの「初滑り」だけは、思えば年内に聞かれる貴重な初なんとかだよね。
というわけで昨日今日と一泊で、関東のスキー場では唯一、年明け前にでも確実に滑れる丸沼高原に、3回目のスキー旅行に行ってきた。ここ何年か全国的に雪不足で、年内の初滑りの行き先を変えたりせざるを得なかったので、過去大事件の連続の時があったりして、あまりいい思い出のないスキー場なのに、敢えて宿を予約。12月に入ってからなのに、今まで予約できたことのないこのスキー場直営のオフィシャルな宿、「シャレー丸沼」が取れたから、ってのもあったんだけどね。
ところが今年は、26日にやってきた大寒波の影響で、この片品村方面にも今シーズン初のドカ雪が降った。もちろん念のため、事前に3月に買ったMAZDA Premacyのために、ロヂャースでゴムチェーンを買って行ってはいたんだけど、できれば使いたくなかったんだよね。
帰りに寄った、この方面に出かけるときの我が家定番となっている、1人500円と割安の立寄り温泉、寄居山温泉センターのおばちゃんが言ってたけど、このドカ雪でやっと尾瀬岩鞍も他のスキー場も全面滑走可能になったと、それほどの大雪だ。でも各スキー場の運営会社は大喜びでしょ。これから書き入れ時ってときにこの大雪だもんね。ここ何年か痛い思いをしてきたはずだし。
昨日、結局出るのが遅れて9時過ぎに出発して、関越はまったく問題なくチェーン規制なんてなかったんだけど、沼田インターを降りたとたんに、なんだか怪しげな道路状況だ。片品村へ行くには国道120号を走って行くと、椎坂峠と言うちょっとした峠があるんだけど、この峠の頂上に着いた時には、さすがにこりゃチェーン巻かなきゃやばいという状況になってしまった。
ところがこの新しい車、前のMPVより小型で車高が低いだけあって、タイヤハウスも小さく、チェーンの奥側のフックを留めるのが大難儀だ。寒い中手袋をはずし、凍える指先の感覚だけでなんとか留め、片輪につきゴム2本ずつを超パワーではめると、なんと30分もかかっていた。
それでもこの車、ノーマルタイヤはラジアルでまだ新しいのに、雪道の後輪のグリップがやけに弱い。椎坂峠から丸沼までの約30Kmほどの道のりで、かなり慎重に走ったつもりだったのに、2度も後輪がコントロール不能に陥って、路上で90度回転して、一度はガードレールに当たってしまった。ガードレールに除雪車のつけた雪があったので、クッションになって車にダメージはなかったけど、これは帰りも気をつけねばと、ちょっと気が重くなる。(でも帰りは、峠前後はかなり雪かきをしてくれていて、神経を使う距離は短くて済んで助かったんだけどね。)
スキー場も今日は晴れて暖かくなるって言ってたのに、2日間ずっと吹雪で、強風のためゴンドラが動かない。もうとにかく寒くて、今朝雪ダルマと化した車の外気温計で見たら、-5℃という表示だ。
カミさんも娘も、手足の指先の感覚がなくなって、でもリフト券2日分のモトを取るために、昨日6本、今日10本の最低限のノルマリフト乗車数はこなした。
今回の宿、シャレー丸沼は、部屋にトイレも洗面台もなく、布団は1枚布団を自分で敷き、夕食は固形燃料で温める陶器皿の焼き物をはじめとするいわゆる旅館メシが出てくるような宿なんだけど、とにかくリフト1日券付きで13,000円と言う格安のお値段が魅力だ。
直営のメイン宿だけに、山小屋風の素朴な作りながら、ゲレンデに面していて目の前に高速リフトがあり、また広くはないけど天然温泉がある。今年スキー場開設35周年って言ってたから、もう古い建物なんだろうけど、ウォシュレットを装備したりとか、いろいろと努力はしているようだ。車も宿の目の前まで入れるので、ドカ雪とは言え荷物の出し入れにはそれほど苦しむこともなく、助かった。
今年は娘が、本人はKAT-TUNファンなのに、友だちのNEWSファンに誘われ、大晦日に東京ドームライブに行くことになって、その予習用なのか、その友だちから借りてきたDVDを、行き帰り後部座席用のDVDプレーヤーで、赤外線ヘッドフォンをして観ていた。「行きたくないなら私が代りに行く」と主張していた、山ピーLOVEのカミさんも、後部座席でヘッドフォンをし、2人で大声で運転手にはわけのわからない会話をしている。3日連続飲み会で置いて行った息子のいない助手席の横で、かわいそうな父はタクシーの運転手状態でございましたよ。
まぁ後ろの席からやれ車間距離が狭いだの、スピードが速いだのうるさいのがなくて、それは助かったんですけどね。
いやしかし寒かった。家に人がいないと、帰ってきてからもなんだか家が寒いんだよね。わずか一晩だけのことなのに。カミさんはいつもは寝る時に消すエアコンを、今日はつけっぱなしにすると言い置いてさっき寝た。
昨日「シャレー丸沼」でやっとコメントを書き終えたカミさんの年賀状を、これまた書き入れ時のわがプリンター、CANON MP950くんが、今必死で吐き出している。次はこれも昨日EeePC S101で選択、編集を終えた、来年のカレンダーの印刷が待ってるからね。がんばってね。と言う訳で、昨日21時くらいにはもはや爆睡して、久々に都合10時間くらい寝ることができた父は、あと2晩ほどプリンターの番人だ。
明日はつきみ野に住む義弟一家が、カミさんの実家にやって来る。プリンターのお守りをしつつ、Wカード特典の第4金曜日の新作半額で、まとめて6枚借りてきたDVDを観つつ、いとこと遊ぶのを楽しみにしている娘を実家に送ったり、松飾りを買いに行ったり、バタバタしたいつもの年の瀬。
たかが9日間、されど9日間の、とはいえ何だか気分が上がる年末年始休暇の始まりでございますね。
もう20年は丸沼には行ってないですが
雪質が良く好きなスキー場でした。
あの頃はGWまで滑れたんですよねぇ。
そういえば
丸沼の上級者コースに騙されて連れていかれ泣きながら降りた記憶が
この日記を読んで思いでの小箱から出て来ました。(笑)
雪道でのスリップ、大きな事故にならなくて何よりです。
投稿情報: さおりん | 2008/12/30 21:37
お、なんだかさおりんは、尾瀬片品村方面のエキスパートだな。
20年前ってことは、さすがにまだ「お子」に属するくらいの御歳
だったってことだよね。
さおりんにも少女時代って当然あったんだろうけど、それって
なんとなく想像しづらいなぁ。いやいや、失礼ですかこれ?
見た目がってことじゃなくて、なんかあなたの精神年齢が
幼かったってことが、想像しづらいってことだからね。
あれ?これも失礼?
投稿情報: Tacovo | 2009/01/01 02:49