去年の7月に買い替えたカミさん用のプリンタ、HP Officejet6480だけど、ある程度想定していたとは言うものの、やっぱインクカートリッジに問題が生じた。問題が生じたっつーか、Inktecというメーカーの互換詰め替え用インクを使ってみたんだけど、これがもう大変で、って言う話。
とにかく高機能で、Networkプリンタにもなり、オートシートフィーダもついて、実売17,000円台というコストパフォーマンスの良さは大いに評価に値するんだけど、その分、CanonやEpsonと違ってランニングコストで儲けるHP自身の戦略のために、純正インクカートリッジがいかんせん高い。
前に使っていたHPのプリンタの時もそうだったので、そこは覚悟はしていて、その互換詰め替えインク、純正小容量のものの黒は13倍、カラーは21倍のものが、このサイトで黒・カラーセットで4,500円ちょっとだったので、これを最初から買っておいた。
ところがこいつがねぇ、めんどくさいんですわ。よくできてはいるんだけど、ミニ注射器みたいなものでインクを吸い上げ、付属の純正カートリッジの上面に貼る位置シールの印に合わせて、差し込んで注入するんだけど、その注入量が多すぎると漏れてくるし、中にスポンジが入っているので、注射針を奥まで刺した後、5mmほど戻してから注入しろとか、とにかくうるさい。相当注意してやっても、手にインクが付く。ご丁寧にビニールの手袋までついてるんだけどね。
しかも純正のインクとは混ぜるな、全部なくなってから注入しろって言うんだけど、黒は一色だからまだしも、カラーはシアン、マゼンタ、イエローの3色。それぞれの色ごとに、なくなってから入れるなんて、めんどくさくてしょうがない。
しかもHPのランニングコストで儲ける戦略、こいつもいかがなもんなんでしょうか。インク残量とかの情報を、カートリッジについてるICでコントロールしているらしく、詰め替えインクを入れても残量表示は元に戻らない。もともとカラーは3色で1つのカートリッジだから、残量は各色ごとにはわからないんだけど、このICのために、とにかく実際に印刷してみて、色が出なくなったらその時に替えるという、極めて原始的な運用をせざるを得ない。
さらにこのICのためなのか、シェアの低さのためなのか、HPについては互換カートリッジもリサイクルカートリッジも売っている種類が極めて少ない。これってこのエコの時代に完全に逆行してるよね。
ほんとにダメなの?実は大丈夫なんじゃない?と、カラーの残量表示が少なくなった時に、面倒なので3色とも注入してみたら、印刷される色がめちゃめちゃになってしまった。ベタ塗りの色がまだら模様になったり、黒の部分が青で印刷されたりする。もう勘弁してくれよー。
仕方ないので純正カートリッジをAmazonで購入し、今日交換した。まぁ昔よりは多少安くなっているとは言うものの、純正大容量タイプ(小容量のものの約4~5倍)のHP 141XL(カラー)、140XL(黒)が、3,500円~3,700円ほどする。これでどのくらいもつのか、まだわからないけど、HPの戦略に負けざるを得ないのが、なんとも悔しい。
こうなったら問題が少ない黒の方は詰め替えでがんばってやる。
本体は高機能だし紙のジャムりも減って、すごくよくなってるのに、トップ2社に追いつき、追い越そうとするなら、多少本体の値段が上がったとしても、こういう姿勢は改めた方がいいんじゃないの?HPさん?
え・・・?
hpは世界一ですよ。
無駄に付加機能が多い国産メーカーを見習う必要なんてまったくないんじゃないでしょうか。
投稿情報: | 2009/05/03 16:11