もう住んで--あれは息子が1歳の12月だったから、あらら--丸19年(!)にもなる朝霞市は、もともとぼくもカミさんも全く縁もゆかりもない街だ。カミさんの実家は新座にあって、最寄駅で言うと西武池袋線のひばりが丘なんだけど、西武沿線住民から見ると、東武東上線ってのはどうにも古臭くてダサい電車らしい。まぁ京王線、小田急線、東急沿線に住むセレブの皆さんから見ると、目くそ鼻くそってとこでしょうけどね。
そのカミさんの実家から割合近い場所で、という、割合ってなんやねん、っていうファジーな条件だけが唯一の要件でどこでもよかったんだけど、なぜこの街に決めたかって言うと、たまたま有楽町線の始発駅和光市が最寄りの中古のテラスハウス型マンションを買ったら、そこが朝霞市にあったってことでね。
なんか行政区分なんて関係なさそうで、カミさんのいろんな活動や、小学校やらと言った行政区分の影響を最も受ける公共施設に子供が入ったりして、そういうもんとのつながりが出てきてね。家建てた時は隣の朝霞駅が最寄りになっていた。それでも1駅乗れば始発駅和光市のメリットは十分生かすことができる。
始発駅のメリットは何と言っても座れることだ。去年まで18年(!)通い続けた前の会社は、いくつか違う場所の会社に出向したりビルが変わったりはあったけど、基本的に新橋近辺だったので、有楽町線の和光市から有楽町までの38分(ラッシュ時はもうちょっとかかる)の睡眠!電車の中で寝るのって、どんな眠りより気持ち良くない?
しかもあれって、ぼくだけかもしれないけど、新幹線とか中距離通勤電車の前後向きの席だとダメなのよね。窓を背に内側向きの方向に座って、よっかかって感じる震動が、ぼくの眠りのリズムにものすごく合ってるらしい。もちろんなかなか寝られないこともあるけど、まったく寝られなかったことは多分ない。18年間毎朝だ。
去年今の会社の本社に通ってた時にこれが破れて、なんか昼間眠くなったりしてなんとなく体調悪かったんだよね。まぁ「3ヶ月だけのプータロー生活、もう少し休ませて」ってたるんだ気持ちがあったのも事実だけど。
8月に月島に通うようになってからこっち、また今度は毎朝43分も寝られるようになって、なんだか少し張りがでてきたよね。仕事も忙しくなってきたし。
ってそんな話じゃなくて、書きたかったのは、じゃあ寝るために座るとしたらどの席に座る?って話でね。ぼくは基本的に、7人掛け(車両前後の場合は3人掛け)の、ドア脇隅の席で、しかも左側がドアで、座った状態で進行方向が右の、つまり加速した時にドア脇のボードないし手すりに体が押しつけられる場所が一番好きだ。
椅子席のセンター近いほうが、混雑度合は少ないので、足踏まれたり前ギリギリに人が立ったりする確率は低いのだけど、背中側に必ずあるドアの戸袋、あのひろい出っ張りによりかかる感覚が、最もぼくの睡眠を誘うのだ。
だけどそこに座れなかった場合、これがなかなか難しい。これは今だに決め切れてないんだけど、隅から1つ隣の席の場合、隅に座った人の体格やら電車ごとの特徴やらによって、後ろが窓のケース、戸袋のケースがあって、真後ろは窓で戸袋の出っ張り部分に頭をうまく寄りかからせることができたら最高なんだけど、そうできない位置に座ると、ちょうど角に頭が当たって後ろに寄りかかれないために、頭の位置がホールドされなくてどうにも寝づらい状況にも陥りかねない。
つまりハイリスクハイリターンだ。
7人掛けのセンターに座ると、窓と窓の間の柱に頭が当たることになるんだけど、多くの場合この柱が細くて、やっぱり頭がホールドできない状態になる。たまにこの柱が15cmくらい幅があるタイプがあって、この場合はけっこう寝やすい。
隅から1つ隣とセンターのリスクを避けるとなると、あとは両端から3つ目の席しか残らない。この席は、後ろは100%窓なので、頭に何かが当たって寝づらいということはないんだけど、戸袋よりは5~10cmほど後ろにあるので、頭が上を向いた状態になってしまう。これはみっともない。しかも頭の左右位置は固定されないので、隣の人によりかかったりすることになる。
あれってさ、あの頭をちょうどいい感じで窓に固定してくれる、吸盤つき膨らまし系の、でも肌触りがいい感じの携帯型のツールを発売したら、売れないかな?ずいぶん前から思ってるんだけど。ニッチですけど、なにせロングテールの時代だからね。Net通販で売ったら、結構行けるんじゃね?
てことでどの席に座るかってのが、今だに決め切れてないんですよね。車両の種類によっても違うしね。まぁ「座るか」で悩んでるだけぜいたくな話で、あまり共感できる方が少ないのかもしれないですけど...。
さてこのテーマ、ずいぶん前からリストアップしてあった在庫の1つなんだけど、割合鉄道ネタが続いていたので、しばらく暖めてあった。あまり鉄っちゃんって思われたくない・・・というよりは、世の中の本物の鉄っちゃんの皆さんに申し訳ないほど中途半端な鉄っちゃんなので、ってのが正しい。
「車両の種類」なんて、本物の鉄っちゃんだったら「8000系がどうの」とかって言い方になるはずじゃん?ぼくは最近そういう知識は全然ないのよね。子供のころはSLのD51とかって型番の意味とか、そういうの大好きだったんだけど。
なにせこのネタ、そう言えば写真撮ってなかったなと、ちょいとGoogleで画像検索してみたら、あるわあるわ、東武の車内シート席の写真なんて山ほどある。てことで「有楽町線で会いましょう」の管理人の方、写真を拝借いたしました。問題ありましたらご連絡ください。
型番の知識はないけど、この「寝るための座り位置選び」ってのも、オタク性は十分発揮しちゃってるよね。ちょっと傍流の鉄っちゃんの流派として認めてくれないかな?
あはは・・
データ分析がおもろーです。(笑)
あっし始発に戻って寝ていくことが多いです。あっしの寝方は首を下にうなだれて寝るようなので後方に関しては一切関係なしです。
ドア脇の席はドア側に寄りかかってくる輩の背中や鞄でAtackされることが多いのと、確実に座っていくため各駅停車を狙うのでこの季節はドアが何度も何度も開くことで寒いため敬遠しています。
7人掛けのところが3:4に分かれて仕切りのある電車が好きです。7人きっちり座れますのでね。その3の側のセンターよりの3の位置が好きです。但し3人のうち一人でもでぶがいるときついです。自分が先に座っていることが多いので小柄な若い女性が来てくれることを祈ってますね。(笑)
投稿情報: 主審 | 2009/01/12 10:07
>ドア脇の席はドア側に寄りかかってくる輩の背中や鞄で
>Atackされることが多いのと、
そうなんだよね。確かに。
>この季節はドアが何度も何度も開くことで寒いため敬遠しています。
これもわかるけど、ぼくが乗るのは地下鉄なので、和光市駅以外
ではそれほど寒くはないんですよね。ラッキー。
>7人掛けのところが3:4に分かれて仕切りのある電車が好きです。
これも同感ですね。着膨れするとこの仕切りがないと平気で6人がけ
になっちゃうもんね。あれも集団心理型傍若無人のひとつですね。
お互い知り合いじゃないのにね。不思議だね。
投稿情報: Tacovo | 2009/01/12 23:01