8月に入りましたな。今年は8月1日が土曜ってことで、書くのはもう3度目になるけど、地元のお祭り「彩夏祭」が行われた。
この辺りに引っ越してきて19年、この家を建ててからは11年、多分記憶にある限り、8月の第1土曜は雨が降ってないと思う。
全国で行われるよさこいイベントの中で、この祭りがどのくらいのステータスなのかはよくわからないけど、とにかく昼間は、鬱蒼と木の茂るキャンプドレイク跡地と、陸上競技場や野球場のある中央公園の間のケヤキ並木の道路および、この道と直交して駅の方に向かう道路は、それぞれの団体ごとに大音響を流す大型自衛隊車に率いられて、体いっぱいで踊るよさこい軍団が、1日中ひきも切らない。
昼間はけっこうな蒸し暑さだったけど、カメラを持ってフラッと観に行ったら、それらの道路の周辺のファミレスやスポーツ用品店の駐車場は、派手なはっぴを着た子どもたちや若者の、片肌脱ぎやもろ肌脱ぎのいなせな姿であふれかえる。
この日ばかりは普段はそんなに人通りのない歩道も、見物人でいっぱいになる。公民館や体育館の駐車場には露店がたくさん出て、人いきれが蒸し暑さに拍車をかける。
カミさんと娘は、忙しくて今年は地元のNPOが出す露店の手伝いはパスしたそうだけど、友達がよさこいに出るって言うんで、夕方6時ごろから、露店で買ったやきそばを夕食代わりに、見物に出かけてしまった。
てことで夕食は自前調達を余儀なくされ、 なんとなく今週ずっとラーメンと餃子が食いたかったのに食ってないなぁ、ってんで、近所のラーメン屋に出かけてみると、さすがにこの日ばかりはけっこう混んでいる。最寄りの、養生とんこつスープが癖になる「百歩らーめん」には列ができており、その先のチェーン店「風風らーめん」でとんこつラーメンと餃子をいただく。こちらは並ばずに入れたが、店のおねえさんがレジの印刷物を見て、客の友達?娘?に、「この売上じゃ、忙しい訳だ」とか言っていた。
帰ってきてシャワー浴びて、500mlの缶ビールを開け、汗が引いてきた頃に"どどーん"と音が響き始めた。年に一度の花火の始まりだ。
さっそく3Fのバルコニーに脚立を立てて屋根に登る。近所の建売りは作りが似ていて、花火に向かっては我が家の右後方に軒を並べた4軒ともが3Fが屋上になっており、毎年この日はここに友人・親戚一同を集めて大盛り上がりだ。
例年のごとく今年も写真をたくさん撮ったが、やっぱり花火は難しい。Nikon CoolpixP80には花火モードがあるんだけど、こいつは自動的にシャッタースピードを長く取って、火が尾を引いて写るようなプログラムになっていて、それはそれで面白いのだけど、やっぱり花開いた一瞬も捉えたいので、シャッタースピード優先モードで1/15秒に固定したものと、花火モードと交互に撮って行く。
タイミングが難しい上に、上がる位置がその時の風によって変わるし、何尺玉が上がるかわからないのでズームしてるとはみ出しちゃったりするし、花火だけはとにかくたくさん撮っても歩留まりが悪い。
今年の写真では、これがまぁいい出来の方かな。
しかし今年は、夜になると涼しいというか、風もあったのでむしろ寒い。寒がりのうちの娘やカミさんは、寒い寒いと言って長袖の上着を着、体が冷えたと言って風呂まで焚いていた。ぼくは半そで短パンで約1時間観てたけど、さすがに最後の方はぼくでも寒さを感じたからね。
暑いのも困ったもんだけど、もうちょっと気温があった方が夏の夜祭らしいかな。
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