ちょっとCPUの非力さを感じることはあれ、電池の持ちも、薄さも、キーボードの打ちやすさも、かなり満足度の高いEeePC S101なんだけど、どうにも慣れないのがタッチパッドだ。
2本指でドラッグするとスクロールだとか、3本指だとどうだとか、ものすごく高機能なのはいいんだけど、かなりきちっとやらないと感知してくれないし、高機能なのが仇になって、何かの拍子に触ってしまうと、予想だにしない動きをしたりする。Acerで今注目の新機種、Aspire Timelineには、タッチパッドをオフにするスイッチが付いているそうだけど、それはそれでいちいち切り替えるのもめんどくさそうだよね。
特にこのブログを書いているときが、突如カーソルがどっかへ行ってしまったり、ひどいときは保存せずに画面が切り替わってしまって、かなりの量の文章を打ち直したりさせられたこともあった。
なので、電車の中で使うときは、地下鉄が多いのでE-Mobileが使えないってのもあるけど、直接ブログのエディターに書くのではなく、テキストエディターを使って書くことにしていた。帰ってからエディターに貼り付けりゃいいことなんだけど、まぁちょっとだけめんどくさい。
さりとてマウスを使うのは、電車の中とかソファーに座ってとかだと、やっぱり難しい。いかにボール式ではなく赤外線方式であっても、平面がないとマウスってのは使えないんだよね。
てことで、USBポートに挿して本体に固定して使える小さなトラックボールはないかと、「トラックボール ミニ USB」で検索してみたら、その手のものもあったけど、こんな製品を発見した。エバーグリーン(上海問屋)が発売しているDN-WR521Wという製品だ。台湾の製品らしく、日本では他にサンワサプライでも色違いを扱っているようだ。でも上海問屋の方が本体1,999円、送料399円、計2,398円で安い。
こりゃもしかしたら使えるかも、とおととい発注したら、今日届いて、早速使ってみた。
この製品は人差し指にこんな風にゴムバンドで縛って、親指1本で使う。左上についている小さなポッチがトラックボールで、手前の四角い部分の左が左クリック、右が右クリック。右上は、一度押すとスクロールモードに固定され、その状態でトラックボールを操作すると画面がスクロールできる。もう一度押すと解除される。
小さいので、指にはめたまま普通にキーボードを打つこともできる。ケーブルは巻き取り式なので、好きな長さで止まるし、伸ばしきると自動的に巻き取ってコンパクトに収まってくれる。
実際使ってみると、トラックボールが小さいだけに、いったん決めた位置まで持っていっても、親指を離した瞬間に少し位置がずれてしまい、これがちょっとフラストレーションになる。慣れればうまくできるようになるのかな、これ。
それと、ドラッグをしようと思うと、左下ボタンとトラックボールを同時に操作する必要があるので、これは右手の親指1本では不可能だ。右手の他の指も使えないので、必然的に左手を使わざるを得なくなる。
でも本体固定式のものはざっと調べた限り、本体に吸盤で固定する方式のものしかなく、EeePC S101の場合、吸盤がつくのは液晶画面側のフレーム部分か、液晶画面裏のトップパネルしかないのでこれはちょっと使い勝手が悪い。
上記2点以外は、なかなかユニークで悪くないので、慣れるかどうか、もうちょっと使ってみようっと。おっと、今気づいたけど、少し手のひらの方に回して装着すると、トラックボールのずれが少し治まるぞ。うむ、工夫の余地はまだありそうだな。
これまた同じような悩みを持つ方ってのはそうそういないかもしれないけど、そんなモバイラーの方がいたら、2,000円ちょっとでできる遊びとしては、なかなか悪くないかもよ。
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また夏空が戻ってきたこの週末、夕方涼しくなってきてから、2ヶ月前に植え替えたばかりの玄関外のプランターが、あるものは枯れ、あるいは雑草があっという間にボーボーになってしまったので--夏は始末が悪いね--、また一部植え替えた。
1時間ほどの作業で、風は涼しいとはいえ汗みずくになり、そのままシャワーを浴びる。風呂場の窓を開けて浴びてたら、今年初めてのヒグラシの声を聞いた。いやー、夏のあわれの風物詩といえば、ヒグラシに勝るものはないよね。いやいや、いとをかし。
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