久々にヒドいことになった。多分木曜日に居酒屋で食べた刺身にあたったのかな。昨日はとにかく、家と会社で、トイレに多分10回くらいは行った。腹が減ってたから結構いっぱい食べちゃったんだよね。朝起きたら、胃は痛いしいきなりすごい下痢だし。
それでも社会人生活25年目の今に至るまで、病気で会社を休んだことは1度もない--これってけっこうすごいことじゃね? --って意地もあるし、ちょいと大事な仕事があったりもしたので、駅で立ってられなくて油汗をかいてしゃがみこんだりしながらも、なんとか会社に向かう。我ながらなかなか根性がある。
さすがに夜は7時頃には上がらせてもらって帰ってきたけど、いやー、ほんとに久々ですよ。こんなすごいことになったのは。
元々あんまり消化器系は強い方ではなく、胃が痛くなったりお腹がゆるくなることはよくあるので、安物の布製のペンケースみたいなやつをピルケース代わりにして、常備薬を持って歩いている。
入っているのは胃の薬だと「ガスター10」、医者に処方してもらって余った「マーロックス」と「ガナトン」、下痢の薬「ストッパ」、あとは風邪薬、トローチ、その他に鼻づまりの点鼻薬と目薬、これだけはいつも持ち歩いている。
特にこの「ガスター10」は、市販の薬としては画期的と言えるほどよく効く。2週に1度くらい、夕方胃が痛くなったりするんだけど、この薬を飲むと1錠だけでほぼピタッと治まる。病院に行っても同じ薬を処方してくれるくらいのもので、これを市販してるってのは、なかなかないことだよね。
そういう薬だけに、この春施行された改正薬事法で、この薬は「第1類」ってのに分類され、薬屋では薬剤師がいないと売ってくれなくなった。これがまた不便なのよね。
土日に近所の薬屋に行くと、薬剤師なんてまずいない。仕方ないので平日に、こないだまで出向してた月島の会社の近所のドラッグストアのチェーン店に買いに行って、"先生"が出てくるのを数分待たされた挙句、やっと買えた。って言っても、出てきた薬剤師は、「この薬を買うのは初めて?あ、いつも買ってる。ならわかってますよね」くらいの軽~い感じで売ってくれる。
そんなんだと「薬は対面で買わんといかん!」と主張して、今回、第1類だけでなく第2類までをもネット通販禁止に持ち込んだ厚生労働省と、そのバックにいる日本薬剤師会をはじめとする各種業界団体のみなさん、やっぱりあれはちょいと強引な我田引水だったんじゃないの?と勘繰られても仕方ないと思ってしまう。
ネット通販の自由を主張して、結局は時間切れで寄り切られた形となった楽天の三木谷さんやケンコーコムの後藤さん--この人は仕事で会ったことあって、バリバリの経営者タイプって言うのとは真逆の、研究者肌の感じの静かな人なので、あんなふうに公の場でがんばって反対派をリードしてる姿に同情を禁じ得ないってのも正直あるんだけど--に、どうしても肩入れしてしまう。
なにせこの規制によって、ケンコーコムは今期売上が40%だか減るって言うじゃん。だからってわけじゃないけど、度重なる陳情によってやっと開かれた協議会も明らかにネット販売業者に不利な人員構成だったり、パブリックコメントもあからさまにおざなりだったりしたことが、なんだか久々に昭和っつうか、江戸時代の悪代官と奉行って感じの強引な悪だくみに見えてしまう。
やっぱ枡添さんにはシンパシーは感じないなぁ。
ってまぁ、そんなことは仕事が変わっちゃってあんまし関係ないんだけどね、今は。
とにかく昨日は、この「ガスター10」を、8時間置いて、とか1日2錠まで、とかうるさいルールがあるのでそれに従って飲んで、さらに「マーロックス」を一包と、「ストッパ」を朝昼晩、それでも効かないので正露丸を3錠飲んで、やっと深夜には体がだいぶ普通になってきた。
さらに大事を取って昨日はほぼアルコールは飲まなかったし、今日は実は夕方から高校時代の懐かしい友人がイギリスから年に一度の帰国をするのでみんなで飲もうかって会があったんだけど、それもドタキャンして、家でわりとおとなしくしていた。今はだましだましちょっとずついつもより薄めた焼酎やらを飲んでみている。ほぼ回復できたかなこりゃ。
消費者としても、第2類は薬剤師がいなくても"登録販売者"がいれば売れるって言う、コンビニなんかにも市場を広げる規制緩和が行われたのはまぁ評価するけども、"安全性"がたいして変わらないんなら、いい薬は手に入りやすくして欲しいよね。
だけどわりとさっくり治ってよかった。
さらに言うと、シャワートイレってもんがあってほんとによかった。
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