やっぱ秩父は近くていいね。おととい書いた皆野寄居有料道路って道と、花園~所沢インター間は多少混んでも大した渋滞にはならない関越とで、行きよりもさらに1時間速く、約2時間で帰ってくることができて、今日は気分的にかなりゆったりできている。
朝8時過ぎまで寝坊して、レストランで朝食にした後、10時ぎりぎりにチェックアウトして、旅行3日目と言うと最近我が家の旅行では定番の、午前中素人テニス、飯を食ってゆっくりして、立ち寄り温泉に浸かって帰ると言う段取りを、娘がテニスをやりたいと言うので、今日も実行することにする。
今日は朝から時々日が差す薄曇りだったけど、気温、というか湿度が少し高く、半袖半ズボンでもちょうどいい。おととい予約しておいた「スポーツの森」のクレーコートは、少しデコボコしている部分があってちょっとイレギュラーすることもあったけど、まぁ我々素人にはほとんど関係ない。
中学に入った時に、最初3ヶ月だけテニス部に所属していた娘は、ラケットや靴を全部そろえたのがあっという間に無駄になってしまったのだけど、腕の方もほとんど進歩することなく辞めてしまったので、ネットにかけるわ、右へ左へ飛ばして隣のコートにご迷惑をかけるわ、もう大変だ。
親の我々も大した腕ではないので、とにかくラリーが続かない。しかも暑くて汗だくだ。毎回旅行に来るたびに、今度来るまでには地元のどこどこのテニスコートは取りやすいそうだから、少し練習してから来よう、と話し合うのだけど、やった試しがない。
そんなよれよれテニスでも2時間やると結構疲れる。先に温泉に入ろうかとも思ったんだけど、このコテージ村にある「森の温泉」は、3時にならないと営業が始まらない。他にも立ち寄り温泉もあるけど、それもまた面倒だ。なのでコテージの管理棟にあるレストランに戻って昼食を食べ、同じ「スポーツの森」にあるカートに乗ることにした。これは通常の3日目の段取りにはない。
このカートコースは、遊園地なんかにある奴よりは少し本格的で、最初に事故っても自分のせいです、といった誓約書を書かされ、操作方法やコースの説明などを受け、軍手でもOKだけど一応グローブをし(持ってなければ買わされる)、フルフェイスのメットをかぶって出発する。
コースもそうだなぁ、70m四方ほどのアスファルト面の中に、古タイヤを積み上げて作られており、細くてコース取りもくそもないようなのと違って、ヘアピンやシケインなども用意されている。通常の営業では使わないけど、レース用の電光掲示板も用意されている。
ちょっとハンドルが重くて手が疲れちゃうのが残念だったけど、わずか5周ほど走っただけのこのコースは、とにかく楽しかった。途中ヘアピンの手前で2度ほどスピンしたけど、それでも何台かの併走車を抜き、一緒に走った娘を周回遅れにし、これで1,000円なら大満足だ。
こういうコースでカーブへの入り方や、どうハンドル操作したらスピンするか、要はどう走ると速いかを経験すると、レーサーへの道につながっていくだろうな。セナもシューマッハも、海外の一流レーサーはみんなカート出身だって言うもんね。
それからちょっとだけ待って、温泉のオープンと同時に入る。宿泊していた人はチェックアウト後も200円と言うリーズナブルなお値段で入れてくれる。
この温泉棟は、最近できたまだ新しい建物で、中にはサウナがあり、洗い場と湯船が別れており、露天風呂はないけど湯船の脇にはテーブルと椅子が用意されていて、木の香りの中、休みながらゆったり入ることができる。
今日1番目の入浴者だったため、他に誰も入っておらず、写真を撮ったりもできた。このくらい空いていれば問題なしだけど、混んでいると7つほどあるシャワーの洗い場に列ができてしまうのが残念だ。でも41.3度という絶妙な温度に保たれた湯船は、熱すぎずぬるすぎず、本当に気持ちいい。
そういうわけで最終日の今日も、1日目に続いてミューズパークを一歩も出ず、気持ちよい休日を過ごすことができた。娘はまた、帰りに車の中で爆睡だ。地元に戻ってスタンドのウォークスルー洗車で車を洗ってもなお、6時過ぎには家に着いた。
いやいや、同じ埼玉県内でも十分に楽しめますな。標高が高いとか、湿原があるとか、そういうスペシャル感はないけども。なかなかのシルバーウィークでございました。
コメント