金曜土曜は毎週夜更かしして、テレビやいろんな映像を観たりこのブログを書いたりして、翌日昼まで寝てるので、カミさんには不評なのだが、夕べと言うか今朝ばかりは、逆に起きててと言われ、12時すぎからは酒すら断って、繰り返し昨日書いた絢香と上原ひろみのコラボ映像を観たりしていた。
仕事で名古屋の大学に朝イチで行かなきゃならんと言うことで、間違ってもうちょっと余裕があったのに取ってしまった新幹線に乗るために、成増発4:50の東上線始発に乗る彼女を、車で送って行くためだ。
秋分を過ぎて、5時前はまだまったく未明と言える暗さだ。いやいや、もうすっかり秋なんだねぇ。車通りのほとんどない市役所通りのケヤキ並木は、お気に入りのナトリウムランプに照らされて、なかなか素敵な雰囲気だ。
いくら夜更かしと言っても、たいていは5時か5時半ごろには寝るんだけど、今朝はさらにカミさんを送って行く話を聞きつけた息子が、6時に起こしてくれと言うんで、いったんは勝手に起きろと言ったものの、仕方なく成増から戻ってきてからさらに1時間くらい、起きて待っていた。
寄る年波にはだんだん辛くなる週末ごとの昼夜逆転だけど、これをやらんと精神衛生上よろしくないので、精神を取るか肉体を取るか、今んとこ前者が勝っている。幸い日曜日昼まで寝ていても、最近は体調がよいのか、大体平日寝るくらいの時間、1:30ごろには、寝付くことができる。
昼ごろ起きて娘と、時間帯が日曜昼に移った「さんまのまんま」を観ながらレトルトカレーの昼食にし、食べ終わった頃には2年ぶりの鈴鹿でのF1が始まった。やっぱ秋晴れの鈴鹿はいいね。生では観に行ったことないんだけど。今年はあと2戦あるけど、過去大体、鈴鹿はF1シーズンのラス前のことが多かったので、これを観るとなんとなく今年も終わりが近づいて来たような、ぼくにとってはものすごく季節感を感じさせるイベントだ。
クライマックスシリーズを争う我が阪神タイガースも、今日で甲子園最終試合となり、シリーズに出られれば最初に戦う相手、苦手中日を、完封リレーでやっつけた。よしよし、この勢いで中日、巨人をやっつけて日本シリーズだ!
それから、これまた恥ずかしながら観ていなかった、TSUTAYAの9末までの名画100円レンタルの最後のタイミングで借りてきた「New Cinema Paradise」を観た。TSUTAYA朝霞店には1本しかなくて、ずっと観たかったんだけどなかなか借りられなかったんだよね。
いやいや、これはまさしく名画ですな。なんか勝手に、過去の名画礼讃風の、あまりストーリーもないようなものなのかと思っていたら、ちゃんと骨太のストーリーがあって、最近の映画のようになんだか思わせぶりなシーンや伏線が解決しないまま終わっちゃうようなものではなく(すいません、以下ネタバレになります)、老映画技師が語る王女と兵士の恋の物語とか、最初に神父が命じてカットしていたたくさんのキスシーンとか、そういうのが全て後につながっていく。
そう言えば「ダイハード」の1作目もそういう意味でよくできてたなぁ、ってのを思い出した。
そして、音楽もすばらしい。重ねて恥ずかしながら、再春館製薬のCMの音楽が、この映画のテーマ曲だってことを知らなかった。
主人公は映画監督として成功するんだけど、一方であれだけ入れ込んだ映画館は取り壊しになり、あれだけ愛した彼女と30年後に再会した時には、もうそれぞれの世界から抜けられなくなっていたり、そういう時の流れと無常感みたいなものがこの映画のベースになっていて、無理やりだけど秋な感じだったんだよね。
というわけで、なにかと秋を感じた1日でございました。
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