こないだいつもの金曜夜を過ごしていて...空耳を観て、A-Studioを観て、ぼくらの音楽を観て、前の週のMusic Loversを観て、トイレに行っ た時にふと、仕事のことを思い出して、あろうことか「自分に戻った感」を感じてしまった。
いやいや、そういうダラダラTV観てるぐうたらな俺が、本来の俺だったはずじゃんか。そっちこそが自分に戻ってるんだろ?そんな思いきり段どらーの、自分は部下たちを助ける資料作成をしながら、次から次へと持ちかけられるいろんな相談ごとにこうすればああすればと後から思えばずいぶんと不遜な物言いの俺は、架空の人物じゃなかったんだっけ?
そういう感覚になるほど、このところ仕事の占める割合が、時間的にじゃなくて精神的に高いんだろうな。
先週なんて、まぁ知る人ぞ知るなのかもわからないけど、その代官山のビルに拠点を置こうかと検討していただいている、日本のインターネットの父と言われる某教授にお会いして、フロアをご案内していろいろご要望をうかがったりしちゃいました。きさくでよくお話しされる、すごくいい人でしたけど。
思えば40代に入ってからこの6~7年ほど、ずっとなんだか自分の居場所が分からなくなったみたいな感覚があって、仕事を不真面目にやってた気はないけど、なんだか上手く歯車がかみ合わなくなった感じがして、予想外の非難を受けたり、人の悪意にさらされたりする中、会社を変わった。
予想外に早く転職できた後も、体も弱ってくるし、なかなかメインの仕事は落ち着かないしで、なんだかこれまでの人生、ものすごく強気で楽天的に過ごして来られたことが、とても幸運なことだったのだと感じていた。もちろん大人になる前だって、小学校は楽しかったけど中学は?とか、高校はよかったけど大学は?みたいなのがあったけど、会社に入ってからは、ずっとバイオリズムがハイな時期が続いていたんだな、と。
この年でこういう感じって、あと干支一回り分か、このところの趨勢で言えばもっと長い社会人人生が残っている中、本当にまた戻ってくるのかいな、って疑いを自分で持っちゃうくらい、けっこう深く落ちこむんだよね。長く続いてるし。いやいや、そういう心持だからこれまた負のスパイラルに入るって言うのがあるんだろうけどさ。
そういう意味ではこの感覚って、7年ぶりくらいの精神的充実感なのかもしれない。
こないだ試験前の娘がまた、ちょっとブルーになって母親とぶつかって部屋に閉じこもった時に、もうこれは何度目かの、「お前、自分が今いる環境が、悪い環境だ、失敗した、って言う風には考えるなよ。それだけ貴重なティーンエイジの時期を損するだけだから」って話をしたんだけど、自分だってこの何年か、それに近い感覚にあったんだよな。人のこと言ってるけど。
さてさて、今週末はいよいよ引越だ。内装が全部仕上がって、木曜日くらいから新規の什器が入りだして、なかなか良い感じのオフィスに仕上がってきている。社長もお気に入りの様子だ。
金曜日は徹夜かな。待ち時間多いだろうから、ホントはNGだけど、EeePC持って行って、年賀状の一言コメントの打ち込みでもやろうっと。
写真が難しい内容なので、例年の娘とぼくの仕事、今日飾り付けたX'mas Treeの写真を載っけておきます。
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