我が家の最寄り駅、東武東上線の朝霞駅は、何度か書いたけど、朝霞市役所をはじめ市の中心施設のほとんどが集まっているにも関わらず、いろんな事情はあるとはいえ、前後5駅の中で唯一急行の停まらない虐げられた駅だ。
東京から行くと手前の和光市駅は、地下鉄有楽町線・副都心線の始発駅になったこともあって、10年ほど前に駅前が大幅に整備され、特に南口側は、イトーヨーカドーの大規模店舗ができたり、駅前にかなり大きなロータリーができたりして、すっかり様変わりしてしまった。
また次の朝霞台駅は、武蔵野線ができたときに接続駅として新設された駅だが、朝霞市内では新たに一から作られた街だけに、新しい店などが整備され、順調に発展してきた。
取り残されていた我が朝霞駅は、それでも一昨年くらいから東口、西口ともきれいに整備され、特にぼくの住む西口にはかなり大きなロータリーとバスターミナル、地下駐輪場などができたのだが、いかんせんリーマンショックに始まる不景気に突入した時期と重なってしまったため、集客の核となる大型店舗や公園などの施設が作られることもなく、駅前をちょっと離れると、さびれた町並みや古い商店街が残ったままになっていた。
そんな朝霞駅西口の、出口のまん前に、30m×50mほどの平場の駐車場があって、もったいないなぁ、ここに何か商業施設でも作って、駅2Fのコンコースとつないでくれたら面白いのに、と思っていたら、今年に入って、やおら工事が始まった。東武鉄道がこのところ駅ナカ施設としてブランディングしている、EQUIA(エキア)という--うーん、やっぱ微妙にダサいんだよなぁ--施設ができるという。EQUIAは東武鉄道が各駅に作って押している施設で、志木にも朝霞台にも既にできていた。
この景気に合わせてか、プレハブの2F建てというささやかな建物は、あっという間に出来上がり、EQUIA朝霞は4月28日にオープンした。駅から少し離れた場所にある西友が撤退し、その後のテナントは1年がかりでやっとついこないだ埋まったような状況の中、テナントは入るんだろうかと懸念していたら、その新しい建物に8軒、駅のコンコースの中や東口側も大幅改装して、合計22軒のいろんな店が開店した。やっぱ駅ナカっていうのは経済価値が高いんだね。
ラーメン屋とかコンビニとか花屋とか、もうあるからいいじゃん、っていう店舗も多いけど、カミさんとは、ちょっとまともな本屋ができて欲しいね、と言っていたら、まぁまぁの大きさの本屋「Chienowa」ができ、あと西口側にはなかった薬のディスカウント店ができたのもよかった。
ただ、志木駅のEQUIAには食品スーパー成城石井があるのに、これができなかったのが、カミさんには不満のようだ。以前は駅から家の間にあったスーパー、イイダが、家より遠い側に引っ越してしまい、帰り道にちょっとした買い物をできなくなったのがこのところの文句のタネだったのでね。
まぁしかし、こういう新しい商業施設が自分の通う駅にできるっていうのは、なんだか嬉しい、わくわくする事件だよね。まだほとんどの店に行けてないけど、おいおい行くことにしましょう。人気のたこ焼き屋さん、「銀だこ」にはちょっと期待です。
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さてさて、今日は義母の古希+1年、姪っ子の私立中学校入学と誕生日、娘の帰国、息子の就職内々定などをまとめて祝って、義父、義母以下カミさん方の兄弟とその子供たち総勢11人が集まって、志木駅そばのホテルのレストランで昼食を食べ、帰ってからケーキを食べる会があった。
お祝いネタのひとつに、義父が11年ぶりに撮った映画が、いよいよ今週試写にかかるというのもあり。「誘拐報道」や、東京裁判をテーマにした「プライド・運命の瞬間」などの作品で社会派といわれた義父、伊藤俊也の新作は、三億円事件の謎をテーマにした本領発揮の作品「ロストクライム-閃光-」だ。
こりゃなかなか面白そうでっせ。7月3日から公開とのことなので、みなさま、ぜひ観に行ってくださいね。
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