先週に引き続き、すっかりBlu-Ray化する気になってきて、その後も研究を重ねるワタクシ、でも今回はけっこういろんなもんを準備しなきゃならないので、飛びつかずに慎重にアプローチするんだな。ボーナス商戦のターゲット時期として、恐らく6月末をメドに値段が下がっていくはずだしね。
こういうところのガマン強さ--ってほどのことはないのかも知れないけど--は、我ながら感心する。買い物をガマンしていろいろと調べ、これらへの投資で自分の生活がどのくらい変わるか、きっちりと見定めること、それによってますますワクワクできることが、買い物の楽しみの一つだと思っているのでね。すぐ買ってしまったらもったいない。
さて、Blu-Ray化の中で重要な一項目が、借りてくるDVDがBlu-Rayに代わったとき、これをBackUpできる手段の確保だ。いい作品で残しておきたいものは、今までもDVD Shrinkというフリーウェアで、コピーを取っていた。Blu-Rayになってもこれができるのか?先週ちょっと書いたけど、ちゃんとそういうソフトが存在する。今週はこれを少し研究してみた。
あ、これ、著作権法的にはけっこう微妙な話ですけど、個人として楽しむ限りはOKだという解釈の下やっていることで、コピーした映像をどこかで上映したり、Net上に公開したり、他人に売ったり貸したりしたらアウトだからね。この記事を参考に、DVDやBDのコピーをされる方は、自己責任の下お願いしますね。
研究といっても、このサイト、「ぼくんちのTV別館」で、必要な情報はおおむね手に入る。書いてあるソフトのバージョンからみて、ちょっと情報が古いようだけど、どんなソフトがあって、どんな機能で、どんなコピープロテクト方式に対応してるかといったことから、上記の著作権法的な解釈の問題まで、大変わかりやすくまとめられている。こういう情報を提供する人って偉いよね。
このサイトでフリーウェアでは最もよくできていると評価されているDVDFab HD Decrypterの最新版を、ダウンロードして試してみた。
これまで使っていたDVD Shrinkは、大変よくできたソフトで、7割がたのDVDをリッピング(ディスクからPCに取り込むことね)でき、かつ市販のDVDソフトのほとんどが2層ディスクと言うヤツで8.5GBほどの容量があるのを、独自の圧縮ロジックで、1層ディスクの4.7GBに納まるように圧縮してくれる。
だが残念ながらここ何年かはバージョンアップが行われず、開発が中止されてしまった。そのため最近のコピープロテクト技術に対応できず、リッピングできないディスクも増えてきてしまった。
DVDFab HD Decrypterは、最新版ではDVDFabという名前で製品化され、DVDやBDを2台のドライブで直接他のディスクにコピーしたりする機能をつけたものは有料化されているけど、単にリッピングするだけなら、従来のDVDFab HD Decrypterの名前で、フリーで可能なようにしてくれている。このサイトからダウンロードできる。
このソフトと、Any DVDというソフト、これはフリーウェアではなく、試用期間を過ぎるとお金を払わないといけないんだけど、この2つは、最新のコピーガード方式に対応して、頻繁にアップグレードされているようだ。上記サイトで最新版と書いてあったDVDFab HD Decrypterのバージョンは4.0.3.2だが、最新版は7.0.6.7だ(冒頭の画像)。
過去のバージョンでは、フリーウェアだと一部のコピーガードに対応しないように機能制限してたこともあったみたいで、最初にダウンロードしたバージョンでは、実際にリッピングしようとしたら、「CSSに対応していない」というメッセージが出たが、上記リンクのサイトから最新版をダウンロードしたら、そんなことはなく、DVD Shrinkで突破できなかったDVDも、あっさりとリッピングしてくれた。
こうして取り込んでしまえば、必要ならこうして取り込んだファイルを、DVD Shrinkで圧縮すれば、1層ディスクにも収めることができる。フリーウェアだけで何とかしようと思ったら、そういう工夫が必要になる。
特にAny DVDの場合は、単にディスクのコピープロテクトをはずすだけなので、リッピングそのもの、というかプロテクトがはずれてれば要はコピーするだけでよいのだけど、とかディスクに焼いたりするところは、他のソフトなんかと組み合わせなければならないようだ。
DVD Shrinkは、上記サイトではコピーガードへの対応では最も貧弱だと言う評価だったけども、とにかくこの1層ディスクの最大容量ピッタリへの圧縮の簡単さが、最大の魅力だ。2層のDVDディスクは、今でも1枚300円近くする一方、1層のDVD-Rに至っては、50枚組みで買えば1枚あたり20円ちょっとくらいの値段だからね。
だけど今日ロヂャースで見たら、最近はBD-Rの1層ディスクは、安いモノで1枚250円ほどに下がってきてるんだね。もちろん日本の有名メーカーが出しているものは、4~500円するんだけど、一時のDVDのように、日本製以外は品質的に問題のあるケースが多い、みたいな状況があるのかなぁ?BD化したら試してみよう。
さてさて、DVDFab HD Decrypterの優秀さはもう少し使い込んでみて確かめるとして、こうなると心配なのは、BDの容量25GB(1層の場合)をリッピングするのにかかる時間だな。今日PC周りの映像関連機器とかボードを販売しているカノープスと言うメーカーから来たDMを見てみたら、PCのCPUの貧弱さをカバーして、ボードの機能でリッピングスピードを確保できると言う売り込みの製品があったけど、その値段が9万円台だ。
そんなに金出すなら、インテルの最新CPU、Core i5とかi7を搭載したマシンが、Dellのサイトで買えちゃうよねぇ。カノープスさん、ちょっと値段設定間違ってない?
まぁ実際にBlu-Ray化してから心配すればいいことだけど、今のメインPC、Dell Inspiron530はまだ1年半くらいだからねぇ。これまでCore2 Duoの、クロック2.66GHzのCPUで、非力を感じたことはほとんどなかったし。まぁせめて、今2GB のメモリーを、もうちょっと増やしとこうかな。これが次の調査テーマだな。あ~あ。広がる広がる。
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