ここ多分1ヶ月以上、どーしよーかなー、買っちゃおうかなー、って迷っているモノがある。性懲りもなくPCなんだけども、このAcerのAspire TimelineX 3820T AS3820T-N52Bという機種で、家でも会社でも、カカクコムのこの機種のページを開いたタブが、Firefoxでずーっと置きっぱなしになっている。
今日現在の最安値が58,000円のこの機種、CPUがIntel Core i5の2.4GHz、13.3インチ1366×768の解像度、バッテリーは公称8時間保ち、重さはA4ファイルサイズでちょっと重くて1.8Kg、厚さも最厚部で28.9mmあるけども、性能価格比で言うと、現状ダントツのパフォーマンスのノートPCだ。
最近発表されたノートPCで話題をさらっているのは、やはりMac Book Airだろう。盛んにCMをやってるけども、Mac好きにはたまらないよね。厚さ17mm、重さ1.06kgというスペックは、モバイルノートとしては最強なのは認める。欲しくなる気持ちもわかる。こういうところはAppleはうまいよなぁ。
でも多くのMacファンのお叱りを恐れず言えば、CPUがCore2Duoの1.4GHz、SSD機でもバッテリー保ち5時間っていうのは、やっぱいかんのでは?惹かれるけど、2年前なら真剣に検討したと思うけど、今だとやっぱちょっとなぁ。出たばかりとは言え、カカクコム最安値で84,000円ちょっとだからなぁ。
なんかこういう、MacとかSONYのVAIOとか、固定ファンがつくような機種、メーカー信奉者が出るようなモノって、どうもひねくれ者のぼくとしては、信用はできるけども買う気にはならないんだよね。なんで信者みたいな、そういう心理になるんだろう。そういう心理になっている自分が許せるんだろう?
翻ってこのAspire TimelineX 3820Tは、Windows互換機メーカーのまっとうな価格競争の中で生み出された、決しておしゃれではないけども、厚さや重さの点では追求しきってはいないけども、コストと実用性のバランスが取られた、それはそれで1つの芸術品というか、究極と言ってよい製品だ。
同じCore i5のマシンを日本のメーカーが作ると、確かに少し薄くて少し軽いし、メモリー容量4GBだったりDVDドライブとかWimaxを内蔵してたりするけども、倍の値段は絶対する。東芝のDynabookもがんばってるし、魅力的な機種だとは思うけど、12万円前後だって言われるとねぇ。
そもそもこの機種を買おうかと思ってる理由は、持ち歩くと言う目的においては今でも他の機種にひけをとらない、2年前に買ったASUS EeePC S101なのだけど、CPUがAtomでどうしても非力なのと、10インチちょっとというディスプレイが、残念ながらぐいぐい進む老眼に、ちょっときつくなってきちゃったんだよね。
特に家で、スタジオ側でリクライニングソファに座りひざに乗せて使っているときに、ついに老眼鏡をかけないとしんどくなってきた。もちろんある程度調整はできるんだけども、1024×600の解像度では、拡大表示すると、ただでさえ表示領域の小さいのが、ますます使い勝手が悪化する。
贅沢と言えば贅沢だけども、外で持ち歩く時はS101で、これとは別に家で使うセカンド(サード?)ノートが欲しくなってきちゃってねぇ。S101は2年前のノートで、SSDはまだ高かったのと、WindowsXPになぜかMicrosoftがつけた、SSD機ならMAX容量16GBというわけのわからない制限のおかげで、Officeをインストールする余裕がないってのもある。
だってそのEeePC S101が当時69,800円、このAspire TimelineX 3820Tは58,000円って、いくら技術は進歩しコストパフォーマンスは延びていくとは言え、あり得ないでしょ。
でもそれだけの理由で買うのもちょっと言い訳できないような気もするので、Windows98搭載の我が家でいまや最古でいつご臨終になるかわからない音楽用デスクトップマシン、Epson VZ-6000とは別に、新たに音楽環境を構築することを理由にしてみようかと、現在Windows環境で唯一と言ってよいプロ向けシーケンサーソフト、Cubaseのことを調べてみたりもしている。でもそれはそれで更なる追加投資になってしまい、ある意味本末転倒だ。
う~む。どうしよう。スピード違反で80,000円も取られたばかり出しなぁ。あれがなければ迷いはなかったんだけどなぁ。だけど1人で4台のPCってのも、まぁ確かに贅沢だよなぁ。別にぼくは技術屋さんでもないしねぇ。というわけで、もう1ヵ月半ほど悩みながら、毎日カカクコムと睨めっこしてるんだよね。
なんか結局、自分への誕生日プレゼントっていう言い訳で、買っちゃうことになるのかな。この1ヵ月半の間だけでも1万円以上値段が下がってるから、まだ供給量は十分なようだし、どうだろう、55,000円を切ったら買う、ってことでどうよ?って買うんだやっぱ。55,000円切らなかったら買わない、っていう精神力が残っているかどうか。
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