サントリーの昨年12月期の連結経常利益が初めて1000億を越え、1080億の過去最高益になったそうだ。ハイボール人気が牽引していると言う。
飲食店にとっても、酎ハイ人気が低迷する中、ハイボールってのは、ビールに比べて原価率が圧倒的に低く、歓迎すべき飲み物なんだそうで、2008年には15,000店だったハイボールを出す店が、昨年は10万店に達したのではないかと言われているとのこと。
2年ちょっと前に書いたけども、ぼくは酒の王様はウィスキーだと思っているウィスキー派だ。ここだけは親父の影響を濃厚に受け、焼酎やジン、ウォッカも飲むけども、最後はウィスキーで締めたい。外で飲むときは大体ビールと焼酎しか飲まないので、一緒に飲んだことある人は意外かもしれないけど。
その時には、ウィスキーなんて完全にマイナーの極みの状況だったので、これからどうやって人気回復するんだろう?なんて書いたけど、なんだかあっという間に復権しちゃったね。諸行無常ですなぁ。
しかしハイボールねぇ。なんだかなぁ。
酒の飲み方って、一人で家で飲むときのほうがむしろ、なんか妙にカッコつけてるよね。カッコつけてるって言うか、考えてみれば意味もなく妙にガンコになるって言うか。
流行りに負けてはいけないんだ、俺は昔からウィスキー飲んでたじゃないか、氷にウィスキー対水を1:1、これがベストだって信じてきたじゃないか。そんなポッと出の小便くさい小娘が喜ぶようなもの、おいらは超越してるんだ、って思ってしまう。
ところがふと外で人に付き合ってハイボールを飲んでみたら、これが悔しいことに意外と美味いのよね。う~む。世間の舌ってもしかしてぼくよりずっと柔軟で、ほんとに美味いから受け入れられてるの?それともぼくの舌が流行に負けて日和ってるの?
まぁしかしここは柔軟性が持ち味の私のこと、バーボンとかジンのために時々買って来ていたソーダをまた買って来て、家でもハイボールを作って飲んでみた。うん。悪くないじゃん。
こういうとこがワイン党とかの頑固な酒ロイヤリティーに較べて弱いとこだよなぁ。「美学」と言う言葉がおこがましい。
ただねぇ、ビール飲んでさらに炭酸飲むと、腹が膨らみすぎちゃうんだよね。歳取って来ると、そういう方が堪えるようになってくる。娘をバレエに送るために夕方6時に飯を食う土曜日の深夜、よし、ここが狙いだな。
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今年は3年ぶりに平日になったバレンタインデー、最近は「友チョコ」が数的には義理チョコに次いで第2位なんだそうだけども、今年はチョコは作らず、クッキーを焼くことにしたらしい。キッチンが甘いにおいに包まれる。
ツマミ食いしようと思ったら、「そのカケラはお母さんの試食用、お父さんにはちゃんと1つあげるから食べちゃダメ」、と怒られた。
よしよし、待つ待つ。本命用は作ってないな。よーし。
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