「ウィスキーがお好きでしょ?」という印象的なフレーズの曲を使った小雪が出演するロングランCMがある。サントリー角瓶のCMで、あの歌は石川さゆりが歌う「ウィスキーが、お好きでしょ」(そのまんまやんけぇっ!)という歌だそうだ。
最近・・・でもないのかな、もうだいぶ昔からなのかもしれないけど、ウィスキーはすっかりマイナーな酒になってしまった。かつてのトリスとか、「少し愛して、ながーく愛して」とか、「ボトル一本空けられなくて、男か。」とか、サミーデイビスJrを引っぱり出したりとか、思えばウィスキーのCMっていうのは名CMが多かった気がするけど、今現在はぼくの知る限り、ウィスキーのCMってこの小雪のヤツだけじゃないのか?
実はぼくは、家で酒を飲むとき、ビールも焼酎も飲むけど、最後はウィスキー、っていう人間だ。これらのCMの影響なのか、親父が食事と共に飲むのは日本酒 でも、食後はウィスキーしか飲まなかったからなのか、酒の王様と言えばウィスキーという感覚が、強く残っている。ワインよりもブランデーよりも、大人の 酒、男の酒、っていう、なんつーか"刷り込み"が行われている。
サントリーより同じランクならニッカの方が旨いとか、出世して収入が増えていくと、レッドからホワイト、ブラックニッカ、角瓶と進んで行って、ジョニ黒が飲めるようになると一人前みたいな--輸入酒はすっかり安くなってしまって、いまやシーバスだってステータスでも何でもないけど--そういう親父世代の感覚を、濃厚に受け継いでいたりする。
さりとてそんなに酒飲みって言うわけではなくて、甘いものも好きだし--森永のチョコレートDARSの、冬季限定の「アッフォガード」って、昨日気まぐれでロヂャースで買ってみたら、美味いねぇ、これ--、晩酌ってのは基本的にせず、米の飯は大好きだし、ウィスキーのモルトとかグレーンとかの成分や、高級銘柄の知識なんかはほとんどない。
酒だってそれほど強いわけではなく、割合すぐに酔っぱらって眠くなるし、そうなると帰るのが面倒になるから、外で飲むより家で飲みたかったりする。
家ではたいてい、まずビール。平日はそこまでで、発泡酒350ml1本のみ。これは尿酸値がやばくなってきた時に、医者に言われて以来、かれこれ10年以上我慢している。土日は500mlのヱビスかPremium Maltsを風呂上りに飲み、食後は薩摩の芋焼酎、次に少し濃いめの麦焼酎でもう長いこと好んで買って来る「隠し蔵」、それから時々ジンのソーダ割りとかバーボンも飲むけど、だけど締めはウィスキーなんだな。
このことは、一緒に酒を飲む機会が多い人でも、実は知らないかもしれない。ぼくは焼酎飲みだと思われてると思う。だって普通の居酒屋とかで、ウィスキーが飲める店自体、減って来てるよね。ショットバーみたいなところに行けば飲めるのだろうけど、あんまりそういう店って行かないし、知らないし。大体が、これからまだ家に帰るという大事業が残っているのに、締めの酒なんて飲む気にならない。
家で飲むウィスキーの銘柄はそんなに高級なものではない。KIRINの「富士山麓」という1,000円もしないものか、1,000円は少し越えるけど決して高くはないニッカの「All Malt」。シーバスリーガルやジョニ黒は、どっちかが常にダイニングのカウンター下の" 酒蔵"にあって、時々贅沢したくなると飲んだりするし、確かに旨いとは思うけど、ぼくには「All Malt」も十分旨い。ホントのウィスキー好きから見るとお笑い草なのかもしれないけどね。
ウィスキーの未来はどうなんでしょうね。いまどきの若い人は焼酎だよね。サントリーはいろいろと手広くやってるからまだしも、ニッカなんかはほぼウィスキーしか出してない。アサヒの子会社になったとはいえ、会社の将来はどうなんでしょ。超ニッチのとんがりメーカーとして生きていくのかなぁ。がんばってほしいなぁ。
お、西武が優勝したな。ま、藤川が打たれて阪神が中日に負けた時点で、今年は終わりだったんで、もう興味ナシだったんだけどね。
てことで、ウィスキーがお好きなんです、ってお話でした。
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