これだけテレ東まで含め全局が、2日目の夜までずっと報道特集でこの情報ばかり流してるって言うのは、天皇陛下崩御以来か、それ以上だよね。それだけすごいことだったんだよね、今回の地震は。さすがに3日目朝からは、テレ東はレギュラー放送に戻ったみたいだけど。
そんな状況の中、今日のライブは敢行することにした。詳しくはコチラ。なんか今日はちょっとマジメ恥ずかしいカンジになっちゃうけど。
裏話をすると、今回のこの決定は、ここ最近の赤坂L@Nでのライブのプロデューサー的仕事をしているブーランが、ぼくを含め多数のメンバーの反対があったのだけど、こんな時こそやろうよ、震災被災地への義援金供出のためのチャリティーライブとして。家でもんもんとニュースを眺めてるより、なんか行動起こすべきだ、自分が責任取るから、というので、実施することになった。
対バンとして予定されていた2つのバンドが、メンバーに国が仙台の人がいたりして、いずれも参加できないことになったことで、そこまでの状況なら、それを吹っ飛ばすために、わがバンド「健康」の歌詞が多少不謹慎であったとしても、やる予定じゃなかった曲まで、直前リハのみのぶっつけでやっちまう、半分リハみたいなぶっちゃけノリでもいいかなって気になってね。
すごいことだったんだよね、って言う言い方は、そういう風に実は感じていなかったみたいに見えるけど、そうじゃなくてね。金曜日、郊外方向への車が大渋滞し、普段夜にはほとんど人通りのない槍が崎交差点そばの駒沢通りの歩道にはいっぱい人が溢れ、っていう、これってまさに異常な状態じゃない?
そんな状態になることを、立場上コンティンジェンシープランだの緊急連絡網だののことを考えさせられているぼくは、想像はしているんだけど、その想像の中では、もっとビルやら電柱が倒壊したり、道が地割れしたり、下手すると帰宅の道すがら乗り越えられない壁-倒壊物の他にも火災やら洪水やら-があるような悲惨な状態だったんだよね。
交通手段がマヒしただけで、簡単にこんな風になっちゃうんだね、っていうのが、意外というか想像力の欠如と言うか、とにかく、もちろん直撃を受けた被災地では皆さん大変な思いをされてるんだろうと思いますが、あまりにも普段と見た目は変わってない恵比寿の街並みが、不思議な感覚だったんですわ。ちょっと不謹慎な話で申し訳ないですが。
まぁしかし、日本の建築物って言うのは、よくできてますよね。こないだのニュージーランドでのビル倒壊よりも、場所によっては震度が上だったわけでしょ?だけどもビルごと崩壊したって言う話は1つも出ていないよね?それより津波の被害の方がはるかに甚大だ。
都内各所の有名どころのライブハウスは、さすがに金曜の公演はどこもお休みだったようだけど、昨日からとか、今日からとか、火曜日からとか、それぞれだけども、建物には問題なく順次復活するようだ。ここ赤坂L@Nも、雑居ビルだけどもビル自体には問題はないそうで、昨日もイベントをやったとのこと。
今はリハーサルが終わって朗読集団RawDogsの開演前の待ち時間。ぼくからチケットを買ってくれた人も、家族も含め今日はほとんど来られないようだ。席数は50ほどだけど、これが埋まったら御の字って感じだな。
でもこんな時に来てくれる奇特なお客さんのために、今日は気合を入れて行きますわ。
被災地で苦しんでいるみなさん、ぼくらのくだらない楽曲が、みなさんの元気に寄与できるのかはわかりませんが、気を落とさずに頑張ってくださいませね。
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