先週のデスクの片づけの余勢をかって、大したことはないのだけどもちょっと邪魔だなぁと気になってはいた、メインPCのUSBキーボードのワイヤレス化を思い立った。先週買ってきた片づけ用の安モノ布製ケースを2つ並べると、今までのキーボードをそのケースと並べて上置きの下に追いやってデスク上を空けようとした時に、入らないことはないんだけど、あまりにギリギリのサイズのため、布ケースが少しひしゃげた状態になってしまうってのがあってね。
なのでまぁそんなに不便は感じていなかったものの、キーボードの位置は、そんなに大きく変えることはできず、使う時に15cmほど引っ張り出し、使わない時は上置きの下に追いやり、っていうくらいになっていた。
ワイヤレスキーボードって、ちょっと前まではBluetoothタイプしかなく、値段も1万円位はしていたのだけど、ちょっと調べてみたら、マウスでは前からあった2.4GHz帯を使うタイプが主流になっていて、これがびっくりするほど値段がこなれてきている。
この手の無線モノは、ぼくもマウスを使っているロジクールが、今やかなりのシェアを獲得しているらしい。価格comでランキングを見ると、マウスもキーボードも、上位はほぼロジクール製品が占めている。
でも今回は横幅が限定されているし、キーボードだからキー配列にはこだわりたい。値段も含めたそれらの条件を満たすものは、残念ながらロジクール製品にはないようだ。
愛用している MX620という2.4GHz帯を使うそのマウスも、けっこう長いこと、レシーバーからの距離は大したことないのに、クリックやスクロールが時々うまく反応しなくなったりして、不満があった。マウス操作がひっかかるってのは、PCを使ってるとけっこうなストレスだ。
2か月ほど前、この問題は、レシーバーをPC本体のUSBポートではなく、ディスプレイに内蔵しているUSBハブにつなぐことで、一気に解決した。70cmほどだった距離が50cmほどになっただけなのに、高低差が小さいことも影響してか、劇的に使いやすくなった。このこともあって、キーボードの無線化もやれるじゃん、って気になったんだよね。
ロジクール以外でワイヤレスキーボードを販売しているのは、大手では、サンワサプライと、バッファローがコクヨが出資していたアーベルと合併して4年前にできたバッファローコクヨサプライの2社くらいだ。
それらの製品も調べて行くと...お、これよさそうじゃん?っていうのがあった。バッファローコクヨが8月に発売したばかりの、BSKBW07というマウスとセットの製品だ。幅が39cm、今までのキーボードより5cmほど狭く、マウスと共通のレシーバーで使え、値段はなんと価格com最安で1,980円、送料無料のAmazonでも2,121円だ。こりゃ安い!これなら買ってみて失敗しても、そんなに惜しくはない。
マウスは必要なかったんだけど、ドラムの練習をするときに、メインPCで音を鳴らしながらすることがあるのだけど、V-Drumsの位置からメインPCのMP3プレーヤーを操作するために、MX620を持っていくことがあった。これが、けっこうメインPCの位置と行ったり来たりするので、そのたびにマウスを移動するのって、あぁまた忘れた、ってのがたびたびあって、めんどくさかったんだよね。もう1台マウスがあれば、その問題も解決する。
てことで木曜日に発注し、なかなか発送連絡が来なかったので、こりゃ今日のブログには間に合わないかなと思っていたら、佐川急便のサイトによると昨日の7時過ぎに堺市を出て搬送中って言ってたのが、なんと今日の昼ごろにはもう届いた。
BSKBW07は、いわゆる機械式ではなく、ノートPCでよく使われるパンタグラフ式で、感知方式もメンブレンと言われる、キーを押すことで下の層のとぎれた回路シートをつなげるタイプになっている。なので打った時にカチカチというクリック感はなく、すこしグニャッとした感覚がある。
だけどこの製品はけっこう工夫してあって、キーピッチは19mmで普通と同じだし、ストロークは3mm確保していて、しっかりと「打った」感がある。機械式のようにキーが独立しておらず、間が本体ケースで埋まっているので、ホコリが入る気持ち悪さがないのもいい。ケースが光沢仕様なのは、指紋がついちゃうしいかがなものかと思うけど。
なによりなのは、テンキーは省略していないのは当然として、幅狭キーボードにありがちな、テンキーとEnterキーの間の辺りのキー配列が、悪くないのよね。右のCtrlキーもちゃんとあるし、BackSpaceキーがEnterの上の右肩の位置にある。最近のノートPCは、ここにHomeキーとかPgupキーとかがあって、打ちにくいんだよね。使用頻度とタッチタイプの際の打ち易さを、しっかり突き詰めてくれている。
実際に使ってみたら、少しキーボードの傾きが水平に近すぎるので、裏にゴムを張って調整する。レシーバーをUSBポートに挿すと、ドライバ等は特に必要なく使える。USBハブ経由にすると、起動時に認識できずKeyboard Failureのエラーが出てPCが立ち上がらなくなるという現象が起きたので、やむなく本体に挿すことにしたが、その他は特に大きな問題はない。
このブログを今この新兵器で打ってみてるけど、グニャッと感がやや気持ち悪くはあるけども、これなら長時間のタッチタイプも苦にはならないな。電波が届かず反応が悪いといった現象も今のところ起きていない。
とにかくキーボードの位置をデスク上で自由に変えられるって言うのは、意外にいいね。手が疲れたらデスクの手前端に持ってきてみたり、ひざの上に置いてみたり、自由に体勢を変えられる。使わないときには、上置きの下にでも、デスク上以外にでも、好きに片付けることができる。
うーむ、これまた2,000円ちょっとの投資で先週に引き続きなかなか嬉しい新感覚。キーボード本体はまだしも、マウスはかなり安っぽい感じなのは仕方ないところだけども、この値段だったら、これはなかなかいいんじゃね?
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