今日はいい日和でしたなぁ。でも今年はまだ紅葉狩りに行ってないんだよね。カミさんが忙しすぎて。講師やりすぎだっつーの。週末くらいゆっくりすりゃあいいのにね。今日明日は法事で福井に行ってるし。来週くらいに多分ピークを迎える地元平林寺、行けるかなぁ?
で、娘と2人残されたぼくは、てか娘は相変わらずなんだかんだで出かけっぱなしなので、1人残されたぼくは、今日は防音室にこもって「健康」新曲の練習だ。
ドラムの肝はリズムキープ、さらに「ノリ」が出せると素晴らしいのだけど、そういうバンドの後ろで地味に普通のパターンを叩いてるだけだと、大体目立ちたがりが多いドラマーさんたちは我慢ならなくなっちゃうので、AメロからBメロとか、サビの前とかで入れるいわゆるオカズで存在感を表す。
プロとかちゃんとドラムをやってる人は、日常の基礎練習--スティックで練習台とかをいろんなパターンで叩く--を地道にやってたりして、アドリブでもそういう引き出しの中から、カッコいいオカズが叩けたりするのだけど、目立ちたがりでもなく引き出しもすっからかんのぼくは、ドラマーとしては珍しいと思うのだけど、先にきっちりオカズを決め、譜面に落とし、それを繰り返し練習して、毎回同じに叩く。
何が面白いのそれ?って多くのドラマーの方に言われてしまいそうだけど、引き出しがそこそこ多い人だって、手癖ができて同じようなオカズになっちまうもの。事前に頭で考えて、自分としては新しいこともやっていきたいし、なにしろ「健康」はオリジナルバンドだからね。マキゾエがドラムはテキトーに打ち込んでくれるので、ほぼ一からパターンを作れるのは、多くのアマチュアバンドには多分ない楽しみなんだよね。
んで、今回の曲は先週も書いたけど、マキゾエには珍しいちょっとジャジーなシャッフル。あまり懲りすぎるとみのりんに叱られるので、そんなに難しいオカズにはしなかったつもりなんだけど、シャッフルってオカズも必然的に3連のものが多くなる。
ドラマーの人なら何となく共感してくれると思うんだけど、ドラムパターンってのは基本的に算数なのね。8分音符にしても16分音符にしても、1拍を偶数で割っていくわけだから、大抵のパターンでもオカズでも、基本的に表拍が右手、裏拍が左手--左利きのドラマーはその逆--になるんですわ。
この、ギターで言うところの「運指」に当たる、なんて言うんだろう、「運腕」?これを先に決めとかないと、ぼくのようなヘボドラマーは、思うように叩けないんです。特にオカズでタム回しなんてのは、簡単にやってるように見えるかもしれないけど、左から右に、小さなタムから大きなタムに流していくときに、大きなタムを左手から入るように作ると、腕がクロスしてすごく難しくなっちゃう。
なので、実はプロのドラマーでもめったにやらないオカズのたたき方ってのがあるし、同じように見えても、うわっ、今のはすっげー難しいぜ、ってのがある。てことでぼくの譜面には、オカズのところどころに「L」とか「R」とか書いといて、このスネアは右手とか、このタムは左手とかを間違えないようにする。
ところがこの3連ってやつはやっかいで、つまり、1つのタムを3回ずつ叩いて回していくと、1つおきに左手が先に大きなタムに行くことになっちゃうでしょ?なので、右手、左手を連続2回叩く、「ダブル」ってのを多用することになるのね。
そうなるとシンプルなオカズのように見えても、まず「運腕」をあらかじめきちっと決めたうえ、ちゃーんと練習しないと、自分で作ったオカズでも、初見ではまったく叩けないんです。
今回の曲はこの「ダブル」の山なので、ここは左手ダブルとか、ここは右手とかってのを決めて楽譜に書き、これを繰り返し練習していく。
今回初めて、前の音楽用PCの4:3のモニターをV-Drumsの音源ユニットの上に設置したのが役に立った。ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスも置いたので、V-Drumsの位置に座って普通にCubaseのオペレーションができる。
ドラム抜きのデモ音源をマキゾエに作ってもらったを取り込んで、ドラムトラックを重ねてあったので、ドラムトラック側を消音して、譜面を表示しながら音を出し、生でV-Drumsを叩く。曲の進みに合わせて譜面がスクロールしていく。
「L」「R」の書き込みも直接Cubaseにしていけるし、このオカズはいくら「運腕」を工夫しても無理じゃ、って言うのがあったら、その場でMIDIデータを編集できる。なんか練習がすごいIT化された感じで嬉しい。
そんなことで譜面に書き込みし、編集し、繰り返し練習し、ってやってたら、もう半年になる週末の日課、ランニングにも行けず、結局4時間ほど根を詰めることになった。それでもまだ不安定なオカズが結構ある。こりゃ明日も練習しなきゃな。もう1曲もあるしね。
先週壊れたプリンターは、もう直すのは諦めて、CANONのPIXUS MG7130ってのを、18,000円ほどで発注し、水曜日に届いたのを、昨日セットアップした。考えてみれば純正のインクタンクの6色セットが6,000円弱、互換インクだと1,000円くらい、この差が5,000円ほどあるので、4回ほどインクタンクを取り換えれば本体が買えてしまうことになる。
てことは純正のインクを使っていたと思えば元が取れてるわけだけど、もちろん互換インクを使っていたから壊れたのかどうかはわからないけど、まぁでもそれでこんな1年ちょっとのペースでプリンタ買い換えてたら、エコくないよねぇ。
MG7130は、前のMG6230の2世代後の機種なんだけど、設置面積はほぼ同じで、高さはまた15%ほど薄くなっている。印刷品質はスペック上変わりなく、自動電源オンの機能があるのとかはよいのだけど、問題はミニ液晶画面がボディに埋め込まれていて立てられないんだよね。これ、我が家ではラックの上の方に設置しているので、結構困る。
ま、もう少し使って、特に年賀状印刷してみないと、評価はできませんな。今年は事情あって年賀状作りが遅くなりそうなので、評価はもうちょい先になりそうです。とりあえず今日手直しした楽譜を印刷してみたところ、うん、申し分ないね、とりあえずこれなら。顔料インクのくっきりした濃さは、見やすくて大変よろしい(上の写真ね)。
てことで練習の虫の週末でございます。
コメント