なんだか少し日が長くなって来て、今日あたりは割合暖かかったし、春の気配がしてきましたなぁ。去年の秋に買って寒さに耐えていた芝桜の一株が、なんだか狂い咲きでつぼみをつけた。三寒四温。園子温さんという映画監督がいるけど、これっていきなり聞くと一瞬日本語に聞こえない、不思議な語感の言葉だよね。ものすごく日本的な情緒なのに。
さて、このところ続いている買い物癖が止まらない。まぁ今回の2つは、眼鏡は仕事で使う用だし、コーヒーメーカーは先週書いた通り予定の投資なので、それほど「余計感」はないのだけどね。
まずは老眼鏡。3年前に作った縁なしの近々両用メガネ(上の写真の一番奥のやつ)。手元、つまりレンズの下側は30cmくらいの距離に合い、遠目、つまり上側は70cmくらいの距離に合うように作ってもらったこいつは、なかなか使い勝手がよくて、仕事の時に愛用してきたのだけど、上側で合う距離が近すぎて、会議テーブルの向こうに座っている相手がぼやけて見えてしまうところが、ちょっと不満だった。
元々目が悪い人は、きっともっとこらえ性があるんだろうけど、ぼくみたいにずっと目がよくて、そのためにか早く老眼になっちゃって近くが見えなくなっちゃった親父にとっては、この「ぼやけてみえる」ことに対して、耐性がないんだろうね。
その後1年半ほど前に今度は中近、というかほぼ遠近両用ってのを、スタジオの大画面TVを観るとき用に作ってみて、上側は度を入れず乱視だけ矯正するようにしてみたら、やっぱ遠くと近くに合わせるってことはそれぞれの距離に合うレンズの範囲がどんどん狭くなるってことで、ちょっと上を向くとTVが見づらくなるってのが耐えられず、結局近くは見えなくていいや、っていう、乱視対策のみのレンズに変更してもらった。この眼鏡は今もスタジオのTVを観るときの他、車の運転をするときとかに活躍してくれている。
この変更を「見え方保障」でタダでやってくれた眼鏡市場さんには結構恩に着てるので、今回はこの乱視タイプを作ってくれた地元の志木店ではなく、3年前に近々両用を作ってもらった渋谷店ではあったものの、行って作ってもらった。まぁデータも持ってくれてるので簡単だし、そもそも税抜き18,000円前後と安いしね。ちなみにAlookとかHatchとかの低価格業態の店舗では、遠近みたいな複雑なレンズは使えないので最初から対象外。
事前にネットで調べてみると、縁なしタイプって余計なフレームが視界に入らず、外見的にも重々しくないので気に入ってるんだけど、なんかバリエーションが絞られてきてしまってるみたいで、しかもこういう両用系のレンズの場合、縦サイズがある程度ないと難しいという制約があり、結局3年前に作ったのと全く同じGR-7031という型番で、上の写真ではわかりづらいけど、フレーム部分が前の黒に対してブラウンのものにした。
レンズは、遠近の失敗の経験と、中近ってのもテストで見せてもらったけど、やっぱこれも近くが合う範囲がかなり狭くなってしまってNGだとわかったので、近々で、だけど3年前の2ポイント指定ではなく、もう1段遠くが見える3ポイント指定で作ることにした。
なんだか発注ミスとかで、予定より2日ほど多く待たされたため、「健康」のリハには間に合わず、もう1つの要件だった、「Hi-Hatの向こう側に置いたスコアがやはりやや遠くてぼやけてしまうことがある問題の解決」についてはまだテストできてないのだけど、仕事で使ってみた限り、確かに近くが合う範囲はちょっとだけ狭まったけど、いい感じに机の向こうに座ってる人の顔がはっきり見えることがわかって、よしよし、狙い通りだ。
これで近々の眼鏡は3つ目なんだけど、前に仕事で使ってたやつを家の1FのブースでPC使ったりTVを観る用にして、最近いる時間が長くなったと先週書いたキッチンをはじめ2Fで、プラフレームの1Fで使ってたやつ(上の写真の真ん中の)を使うことにしたので、しまった眼鏡が・・・と1Fまで取りに行くと言うこともなくなって、よきかなよきかな。
さてさて、先週導入まで時間がかかりそうと書いたコーヒーメーカーですが、狙っていた今最も売れ筋の全自動機、PanasonicのNC-A56というのが、どうも世の中にまったく在庫がないらしい。別に急ぐこともなかったんだけど、冷静に考えてみると、確かに蒸らしたり、まんべんなくお湯を落としたり、カルキを抜いたり、保温温度を30分後に抑えて焦げ付きを防止したりと、日本メーカーの心意気とばかりの気遣い機能満載なんだけども、いかんせん値段が高く、価格com最安値で19,000円以上するってんで、他の機種も見てみようかなと調べてみたら・・・
全自動機って意外に選択肢が少ないんだけど、その中で先月末に発売された、オークセールという日本の生活家電企画会社のブランドSirocaの、crossline STC-401という機種が、発売直後ながら売れ筋・注目の両価格comランキングで、なかなか健闘している。
細かな気遣い機能はついてないものの、紙フィルターではなくステンレスメッシュフィルターを使うのでコーヒー豆の油分まで濾過せず味が落ちないというのが売りで、サイズもコンパクト、なにより値段が最安値1万円を切っている。
そうなると車選びの時同様、「メジャー忌避」根性が発揮され、いいか、これにしよ、ってことで、ポイント込みで最安で、在庫があったイートレンドと言うショップに発注した。ぼくが発注した後、この機種もかなり世の中から在庫が減ってきているようで、今日時点で在庫有りと価格comで表示されているのは、18ショップ中2ショップしかない。なんかコーヒーメーカーって今どき珍しくやけにかつかつの生産管理されてる商品なのね。
実際届いてから、洗浄とプラスチック臭を取るために、マニュアルに従ってコーヒーを入れずお湯だけで何度か空焚きしたんだけど、どうも臭いの方がなかなか取れない。どうなんだろうと疑いつつも、ロヂャースでコーヒー豆を買ってきて、今日実際に淹れてみると・・・
おお、ちょっと豆の量多くしすぎて濃くなっちゃったけど、こいつはなかなかいいじゃない。豆を挽く時間の選択肢が2カップ以下と3カップ以上の2段階しかなかったり、とにかくシンプルで細かい調整は何もできないし、メッシュフィルターのためカップの底に少し粉が残るけども、ペットボトルのコーヒーと比べたらさすがに格段にうまいし、妙に胃がもたれるような感じも、当たり前かもしれないけど全くない。
淹れた後にフィルターやらいくつかの部品を洗わなきゃならないのが面倒とは言え、これはどんな機種でも同じだし、丸ごと本体からはずせるので、そんなに大変でもない。何より豆から挽くときに家に漂うコーヒーの香りが、なんかすっごい幸福感をもたらしてくれる。
海外への委託生産らしいので、耐久性がどの程度かはよくわからないけど、まぁPanaの半額だからね。Panaのも2年くらいで壊れたって口コミもあったし、壊れたとしてもショック度も半分で済む。
実家にはあったけど、我が家では史上初めて導入したコーヒーメーカー。平日朝はとにかく時間がないので多分使わないと思うけども、休日だけでもこれが自宅で飲めるなら悪くないやね。もうちょっと豆の量と水の量のベストバランスを追求してみよっと。
コメント