猛暑日連続は途絶えたとはいえ、やっぱ地上は暑い!高原よかったなぁ。涼しかったなぁ。ずっとピーカンではなかったけど、去年のように台風に襲われたりしなかったしね。
息子が前日の仕事が終わらず、終電に乗り遅れ--北茨城から帰ってくるための終電って、9時台の特急だったりすることもあってね--、でも始発の特急に本人もビックリの奇跡で寝坊せずに乗れて、だけど最後に朝霞駅を寝過ごして、迎えに行ってやったのに15分ほど待たされるというスタートになった今回の旅行、息子は久々の実家も1Fの玄関入ってすぐのトイレに行っただけで、9時50分ごろに関越方面に出発した。
ちょいと渋滞したけど上信越道から建設中の中部横断道に入り、佐久南で降りる。まだインター3つ分だけだけど、この道ができて、佐久の街中を走らなくてよくなった。こないだプログラムを書き換えてもらった新しいナビデータには、この道の情報も入っている。
国道141号から299号に入り、1時前に八千穂高原自然園に着いた。入口の並びにある「ロッジ八ヶ峰」でソースかつ丼を食べ、「日本一の白樺の群生地」と言われる標高約1,600mの自然園に入る。白樺や杉の林と、川と滝、遊亀湖と名付けられた人口湖の中を、きれいに遊歩道が整備され、天気は晴れてても気温はたぶん27,8度くらい。うーん、これは爽やかで気持ちいい。
息子が前の晩あまり寝ていなかったので、自然園を出てアイスを食べ、まだ3時過ぎだったけど宿に向かう。
今回の宿は、八千穂高原にもあるスキー場にはあまりよいところがなかったので、299号を麦草峠の方に登り、途中松原湖の方からくる県道480号と合流する交差点を、松原湖の方に少し下ったところにある、小海リエックススキー場のメインホテル、リエックスホテルだ。
行ってみたら設備はちょっと古めだし、最近のこの手のリゾートホテルにありがちな、かなり従業員数を絞って人件費を節約してる感じのところだったけど、洋食フルコースにしてもらった食事はまぁまぁだし、早めに予約したので取れたメゾネットタイプの部屋はなかなかの使い勝手だし、ホテルとは別棟になっている温泉は、露天からの景色もよくかなり気持ちいい。温泉では風呂上がりにアイスキャンディをサービスしてくれる。
ホテルの近所に「二人の小径」っていうのが整備されてるってことだったので、息子とともに昼寝を始めた娘も置いて、カミさんと2人で行ってみた。けっこうな深い森の中のハイキング路で、距離は大したことないけど、高低差もあってなかなかハードだ。
2日目は蓼科方向に八ヶ岳連峰の真ん中を貫く299号の頂上、麦草峠の手前から歩いてすぐのところにある、この規模の湖としては日本最高地点にあるという神秘の湖、白駒池、ここには息子が1歳の時を初めとして何度か来たことがあるのだけど、今回はこの短い遊歩道ではなく、これを上から見下ろすハイキングコースに挑戦だ。
白駒池最寄りの駐車場からさらに数百m走ったところにある麦草峠・麦草ヒュッテの駐車場に車を停め、ここから山道に入る。標高2,300mちょっとの丸山という、「八ヶ岳」ってのは実際に8つの山がきちっと定義されているわけではなく、たくさんの山って意味だという説が有力らしいのだけど、そのピークの1つに数えられている山を目指して登っていく。
これが、勾配もさることながら、この辺の道はみんな、登山道の真ん中に大きな石や岩が埋まっていて、歩くのに一苦労だ。標高差200m弱程度で大したことないと思ってたら、超汗だくで、息が切れる。この辺の森は、主に杉とかの針葉樹なんだけど、その根元にびっしりと苔が生え、その筋の学会とかではけっこう貴重な研究対象になっているらしい。
丸山自体はあまり景色もよくないのだけど、ここから少し下ったところに、山小屋が立てられている高見石という、大岩が積み重なって空に突き出したみたいになっている場所があって、この岩をよじ登っていくと、その突端から、下に白駒池が一望できる--はずだったんだけど、この日は昼から雲が出て、白駒池があると思しきあたりは、一面の濃霧で何も見えない。
しばらく粘っていたら、ようやく少し霧が晴れて、遠くの方は見えないけど、白駒池はぼんやりと望むことができた。それからこの池を目指して、また岩ごろごろの道を降りていく。足がガクガクになる。
白駒池にやっと着いて、雨がぱらつく中、ここから先は歩きやすい道を、途中「白駒の奥庭」と呼ばれるシャクナゲの低い木の間を縫う木道を通って、麦草ヒュッテに戻ってきた。おにぎりを食べる時間を入れて、4時間ちょっと。かなり疲れたけど森の中はやっぱいい。
車を停めさせてもらったので、麦草ヒュッテでカップのアイスをいただく。帰ってテニスしようかと言ってたんだけど、疲れたのですぐに風呂に行く。ここの温泉には朝風呂も含めて2泊で4回、さらに帰りに松原湖手前の「八峰(やっほー)の湯」にも行ったので、都合5回の温泉三昧だ。
3日目は八千穂高原自然園の向かいにある花木園というこれも自然園に、なぜか併設されたマレットゴルフ場で遊ぶことにした。ここもお盆休みのこの時期に、どんだけ従業員絞ってるんだよ、っていう、たぶん係員1名で運営しているらしく、最初管理施設に行ってみたら、「園の整備に出ています」とかって張り紙が貼ってあり、まずは係員探しから始めねばならない。
やっと戻ってきたおばさんにボールとクラブ?を借り、白樺林に囲まれたコースを回っていく。高低差もあり最長100m以上のドッグレッグもあり、なかなかバラエティーに富んでいる。やるたびに感じることだけど、素人の--プロってのはいないだろうけど--マレットゴルフは、登りコースでボールを上げるのが一番の難題だ。なにせコロコロ転がって、打った場所まで、へたすりゃそれ以上に、戻ってきちまうもんでね。
普通のゴルフ場同様、18ホールでPar72あるんだけど、息子がそこそこいいスコアだったほかは、みんな3桁、中ではぼくが100ちょっとでまだマシ、というくらいの結果だった。
明日バレエの発表会があり、帰りの昨日にも練習が入ってしまったという娘を、7時半に清瀬の体育館に送り届けるため、4時過ぎに立ち寄り温泉を出て帰路につく。予想より渋滞が激しく、ちょっとだけ遅刻しちゃったけど、娘を落とした後に、このところ仕事が忙しく、一人暮らしで粗食している様子の息子に、「木曽路」でしゃぶしゃぶを食わせてやって、9時半過ぎに家に帰ってきた。暑い。
やっぱ夏は高原だね。しかも家族4人そろっての旅は去年のGW以来だったけども、4人集まると普通に4人のノリが戻って、言いたい放題のコミュニケーションが始まるのが、やっぱ家族だね。なかなか会えない彼女と、今日はデートに行ってまだ帰ってこない息子だけど、すっかり尻に敷かれているらしい。彼女は将来ウチの家族に加わってくれたとしたら、このコミュニティにすんなり溶け込んでくれるんだろうか。
今日は義父(映画監督)の個人会社のHP立ち上げを手伝いに行き、明日はそのバレエを観に行き、と、なんか暇な日ってのがまるでない。こんなんで1週間の夏休みは、あっという間に終わっちまうんだろうなぁ。寂しいなぁ。
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