天気が予報より早く回復して好天になった今日春分の日、カミさんと梅見に出かけた。
この連休、どっか泊りがけで出かけるかとも言ってたんだけど、ここんとこ平日が多忙なカミさんが、明日同窓会の事前打ち合わせかなんかを入れちゃったので、んじゃま土曜は社交ダンス教室(カミさんの)とかいつもの買い物とかをこなして、今日だけ日帰りで行くかってことでね。
関東近辺であまり行ったことがない茨城南部から千葉北部あたりを目指そうかとか、近場の埼玉で前に行って雪で途中で断念した中間平ってとこにリベンジに行こうかとも思ったんだけど、この季節は春を感じないとね、ってことで、梅の名所を調べてみたら・・・
群馬西部の関越からそれほど離れてないところに、この箕郷(みさと)梅林ってのがあるってのを知ってね。関東以東では随一と言う、なんと1万本の梅が、白梅を中心に植えられているという。情報が少なかったんだけど、どうやらこの週末が満開に近い状態らしく。
今日は行きの渋滞は大したことはなさそうだったので、ゆっくりと9時半ごろに起き、昨日洗っといた車に乗って出発したのは10時40分ごろ。予想よりはやや混んだけど大したことはなく、12時半過ぎに前橋インターを降りる。そばを食べてから、まっすぐ行けばインターから30分ほどの、榛名山の裾野の丘陵地帯にある、この箕郷梅林に着いた。
梅ってのはそんなに密集して咲くわけでもないし、木自体も少し間を開けて植えてあるので、伊豆河津本場の河津桜ほど見事ではないけど、一応畑だからね。広い面積に一面に咲いている様子は、ピーク時には霞が立つといわれるだけあって、なかなか壮観だ。
植わっているのはほとんどが白梅で、木によってはまだ7分くらいのもあったり、花弁が散ってがくだけになっちゃってるのとかもあったけど、どうだろう、総じて言えばほぼ満開なのかな。梅の花ってのはがくだけになっても一緒に葉が出ちゃったりはしないから、その点は品がある感じでいいよね。今日はちょっと風が強かったから、霞が立つって感じではなかったけどね。
この箕郷梅林は、見物の中心地が2ヵ所あって、どちらも行ってみたけど、咲き具合はそんなには変わらなかったな。どちらにも展望台的なのがあって、この上から眺めると、勾配に一面の梅が咲く様子が写真に撮れるかと思ったら、ちょっと角度的に難しかった。だけど前橋・高崎の街からそんなに登った感じはなかった割には、その街の景色はなかなか壮観。これ、夜景になったらきれいだろうなぁ。
今日は「梅まつり」の一番の書き入れ時らしく、なんかいろんなイベントをやっていたんだけど、なんでしかし素人のど自慢大会みたいなのを大音量でやるかねぇ。花見と言うと歌みたいな、しかもせめてプロを呼んでくれればいいのにそうでもなく、選曲は農業地域だけに演歌ばかりという、こういう文化風土は何とかして欲しいなぁ。
両方の会場でそれぞれ30分~1時間ほど散策して、最後は風があまりに強く、寒くなってきたので、4時ごろに退散して、近くにあった「群馬温泉安らぎの湯」に向かう。この辺でいくつか調べた中では一番安い--とは言っても県庁所在地そばなので640円--ここは、設備はやや古臭いけどまぁまぁ普通に整っていて、サウナも露天風呂もある温泉施設だ。地元の皆様の憩いの場になっているらしく、年齢層が高い高い。
夕方になって気温が下がってきたためか、露天風呂はかなりぬるくなっていたけど、顔に当たる冷たい風とそのぬるさが心地よく、けっこう長く浸かってしまった。
帰りも関越はそこそこ混んだけど、いつまで工事中なんだ!の上里SAで、レストランは営業していたので、少し待って上州豚のハンバーグを食べ、走ったり止まったりの車の中で、あっちこっちたるんできてるんだから少し筋肉鍛えなさい、ってカミさんに説教--ってほどカミさん相手だと一方的にはならない、てかできないんですけど--しながら、9時半ごろに家に帰ってきた。
今日から昼の方が夜より長くなる。そんな季節感を感じるにはちょうどよい、日帰り梅見温泉プチ旅行でした。
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