3週間前の多分水曜か木曜、システムキッチンのビルトイン型食器洗い機が、突然焦げ臭いにおいと白煙を発し、その後スイッチは入るものの運転できなくなった。
この家を建てた工務店を通してメーカーに連絡してみると、もう古い機械なので、修理部材がない可能性があると。そりゃそうか。もう建ててから先月で丸18年経過してるんだもんね。一昨年外壁を塗りなおしてもらった業者のお兄さんに「次は水回りが来ますよ」と言われていたその水回りの、しかも電化製品だもんね。よくほぼ毎日、18年間も働いてくれたもんだ。
修理の人に来てもらうだけでけっこうお金がかかるってこともあって、カミさんと協議して、こりゃもう買い替えようと言うことにした。メーカーの人が買い替えられる機種を確認するために来てくれる--その場合は営業活動なので無料と言うことらしい--ってことだったんだけど、定価で買う気もないし、去年洗面所をリフォームした時、安いし対応が割合よかった「ゆとりフォーム」と言う業者の営業に声をかけて、先々週の土曜に来てもらった。
一昨年からかな?後片付けはぼくの担当と言うことでカミさんに任命され、それもまぁ仕方ないかと、その後毎晩、そこそこのモチベーションを持って、食器洗いとゴミ捨てはやらせていただいていた。例えば使いやすいスポンジとか、キッチン台を拭くマイクロファイバーの台拭きや抗菌スプレー、油汚れに効果的だという「セスキ」という洗剤なんかを、自分でロヂャースやら通販やらで買って使ってみたりとかね。
別にそういう家事が好きってわけではないんだけど、汚れが落ちたりきれいに片付いたりすることはそれなりに快感だと言うこともありましてね。我が家のヤマノカミ様には、食後、録画しておいたテレビドラマをゆっくり観る時間ができて、大変ご満足頂けているご様子なので、それはそれでよかったと。
だけど食洗器が壊れると、やっぱ洗いものってけっこう大変なんだよね。多分1.5倍くらい時間がかかる。それでも平日はそんなに食器が多くないからまだいいんだけど、昼も家で食べる土日は、これまでは夜1回まとめて洗えばたいてい何とかなってたのが、手洗いしたものを乾かすカゴが、食洗器に入らないものの分しかないこともあって、昼も洗わないと回らない状況になった。
なので、食洗器のことは任せた、ヨロシク、と美容院かなんかに行ってしまったカミさんと入れ替わりにやって来た「ゆとりフォーム」の営業のおばちゃんに、まず奥行きの制約で買い替え可能な機種が限定されないってことを確認した後、ネットとパンフで、一番売れ筋らしいパナソニックのNP-45MD7Sという機種がよさげだってことで、早く早くとお願いしたんだけども、先週の水曜日に来た連絡では、在庫がないので設置まで1週間半かかるという。
しかも、電化製品だし、オプションのバリエーションも少ないし、設置工事は要るとは言え工事代の価格比率が洗面所のリフォームよりはだいぶ低いものなので、残念ながら価格comで簡単に比較できてしまう。「ゆとりフォーム」のおばちゃんはなかなかスタンスもいいし頑張ってくれるんだけど、いかんせん出てきた見積もりは価格comの最安値より7万円以上高い。値切ってみたけど1万円くらい引くのがせいいっぱいだと。
じゃあ来てもらって悪かったけどやっぱお願いできないや、ってことで、最安値だったショップをいくつか当たって、設置工事も自社でやってくれて--他のショップは工事は別途自分で手配してくれ、ってことだった--、残念ながらカード決済はできないものの、工事費込で12万ちょっと--定価は本体だけで199,000円--という、「住の森」というショップでお願いすることにした。
でも、「住の森」には在庫はあるものの、最速3営業日後の工事になるという。6月期の当社、有休はまだたっぷり残ってるし、平日休む調整はできるものの、その時点で最速が月曜日。どうせなら3連休にしたいから月曜でお願い!って言ってみたんだけどやっぱダメってことで、火曜はちょっと調整が難しい用事があったので、15日の水曜日に来てもらうことにした。
月曜日の夜にまず本体が届き、水曜日の朝9時に2人でやってきたおじさんは、なかなかに愛想も手際もよく、2時間弱の作業できれいに入れ替えてくれ、旧機種を持ち帰ってくれた。オプション料金は少しとられたけど、ちゃんと使い方の説明とかもしてくれて、なにより、旧機種は前面パネルの色が、カミさんの趣味でシステムキッチン統一のライトグリーンだったのを、そのパネルを鋸で切ってサイズを合わせ流用してくれ、幅10cmほどやむを得ず少し下地のシルバーが見えている部分が残ってしまったものの、何か貼ればごまかせるくらいの仕上がりにしてくれた(冒頭の写真ね)。
これは選定してる時からわかってたんだけど、旧機種は前面が下に開くドア型のタイプで、食器セット網台を手前に引き出してセットするタイプだったのが、今はそういう機種はほぼ市場から消えてしまい、箱状の全体を引っ張り出すタイプになった。また、最近の家電はとにかくエコ第一。節水、節電の機能がかなり充実しており、センサーで置かれた食器の量を検出して、それによって水流量を調整したりしてくれるらしい。
ま、エコ優先のあまり、本来の機能が弱っちくなっちゃう本末転倒も、最近の家電にはありがちなんだけどね。価格comを見ていると、周りが囲まれているだけに、食器が入れにくくなったって言うものの他、汚れがちゃんと落ちないとか、乾燥が半端で水滴が残るとかいった、マイナス面のレビューが多い。
実際に使ってみると、確かに乾燥は行き届いてはいないかもしれないけど、本体の壁面のくぼみに少し水滴が残ってるくらいで、これならエコとのバランスはいい感じなんじゃないかと。汚れはまぁ落ちてるんじゃない?何とか洗浄って奴の効果か。ま、どのくらい節電、節水ができてるかは、実数字を把握するのは難しいけどね。
食器の入れにくさも確かにあるけども、むしろ上のコップとかのラックが動くようになったのと、食器セット用のピンが短くなったので、入れるものの自由度が高まり、直径29cmのフライパンがぎりぎり入るようになったメリットの方が大きいな。トータルでも今までよりこのフライパン1つ分くらい、多くの食器が入るようだ。ただ、この「マルチピン」ってやつが、逆に短すぎて、食器を安定して入れるのがどうにも難しくてね。上向きに倒れると水が溜まっちゃうので、もうちょっと研究と慣れが必要かな。
なんにせよ、手洗いに比べればずっと、旧食洗器と比べても多分2割がた、片付け時間が短くなったことが、担当者としては嬉しい!音も少し静かになったしね。食器の入れ方とか乾燥時間とか、もうちょっと突き詰めてみる気にさせる相棒が、やってきてくれました。
水曜日の午後は、土曜日にライブに行ったためにできなかったランニング--ちなみに3周年を迎えております--に行ったり、たまってた映画を観たり、図書館に行ったりしてゆっくり過ごせたし、よかったよかった。
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