ＧＷの旅の計画を立てる

来週後半からタイに行くのだけど、その準備は明日するとして、その前にＧＷの旅の企画だ。

今年のＧＷは、前半が、我々の結婚記念日である昭和の日が土曜日になっちまって普通の週末となり、後半が５連休という、やや残念な日取りなのだけど、まぁみんな社会人になっちまうと、こんなタイミングでもないと出かけられないからね、と、まずはとりあえず、ここ２年はＧＷには行ってなかった伊豆の、さんざん行った中でこの地域だけは比較的回数が少ない、西伊豆南方の松崎という町にある旅館を押さえた。

ここは「世界の中心で愛を叫ぶ」のＴＶ版をはじめ、数々の映像作品のロケ地になっている景観豊かな港町で、ここから猿がたくさんいることで有名な波勝崎までの間の地域は、リアス式海岸線が美しく、しかも絶壁が多いので、海から船で観ても、海岸そばの山地から観ても素晴らしい眺めなんだけど、伊豆でも最も開けていない穴場だ。

ハイキング路の情報とかもあったので、行ってからやることの企画もおおまかに立ててから、いざLINEで訊いてみたら、なんと今年は息子も娘もパスだと言う。

ならもうちょっと幅を広げて考えてみようかと。子供たちを連れて出かけるときは、何となく昔から、あまり名所旧跡の類に行くことはない－－彼らは基本的にあまり興味を示さないので－－し、４人分の交通費もデカいこともあって、基本的に車で行って、自然の中を歩くのと、４人揃うことも減ってきた中、コミュニケーションをとるのとを目的にする。だけど２人なら、今回のタイみたいに別の時に休みを取ってもいいし、少し遠出してもいいし、歴史ある場所に行ってもいい。

最近は仕事マニアのカミさんも、某財団法人で企業にワークライフバランスとかのコンサルティングや調査をしていると言う仕事柄、休みはちゃんと取らないと示しがつかないってことで、有休を使う気になってるんだけども、彼女は週１日は大学や専門学校の講師をしているので、試験作りだの採点だのってのがあるとそのタイミングでは休めないとか、いわゆるハッピーマンデーは今どきの大学には関係ないので、休日にも仕事があったりする。だけど今回のような木金の休みは、早めに押さえれば比較的取りやすいらしい。

以前から国内で行ってみたい場所ってのはいくつかリストアップしてあって、だけど５月だと北へ行くとまだ雪が残ってたりするし、西か南だとどこ？って考えると、まず優先度の高いのは屋久島。あと渋いところでは日本三大秘境の１つとされる四国の祖谷渓(いやだに)とか、熊野三山と熊野古道とか。今週はこれらのどこに行くかを検討しましたと。

まずは屋久島で、この時期からでもＧＷに行くツアーにはまだ多少の空きはあるようなんだけど、調べていくと、縄文杉へのトレッキング路の混雑予測をしたサイトなんてものがあって、5月4日は今年最も混雑する「超混雑日」に当たるという。その他5月の5,6日や３連休中日は「大混雑日」で、とにかくＧＷには行ってもどうしようもなさそうだ。ツアー代金もほぼ倍になる。んじゃ屋久島はいずれ平日に有休とって行こうと。

んで四国。ぼくが日本国内で立ち入ったことのない数少ない県である鳥取、徳島、高知のうち２つがあるここは、だけど企画が立てにくいんだよね。飛行機前提ではちょいと近いので、ツアーって感じでもないし、とは言え車で走って行くには遠いので、前に転職活動した期間に瀬戸内巡りをした時みたいに、新幹線で行ってレンタカー、ってパターンなんだろうけど、となるとＧＷには一番予約を取るのが大変だ。祖谷渓があるのは徳島、他に高知の四万十川にも行ってみたいんだけども、これも今回は無理だな。

てことで、これも実は十数年前から何度か企画を立て、ガイドブックも買い、だけど断念してきた熊野三山はどうかな？

紀伊半島には何度か行っていて、伊勢志摩とか鳥羽とか、子供がチビのころに２度ほど、特に２回目は、行ってた春分の日がらみの連休に、あの地下鉄サリン事件が起きると言う忘れもしないタイミングだったのだけど、半島の東から東北方面だけで、西から南の和歌山県域には、大人になってからは行ったことがない。

過去に調べた記録－－EverNoteに記録が残っているのがありがたい－－から、よさげな宿が空いているか見てみたら、連泊は難しそうだけど、場所を変えればまだぎりぎりセーフ。熊野三山－－熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社－－を全部カバーしようとすると、行けなくはないけど連泊はせず移動した方がかえって都合がよい、ってこともわかったので、熊野古道を歩くための片道移動の手段やら、そのバスの時刻表やらを調べて、工程の計画を立てる。

んじゃ渋滞予測は？何時間かかるの？と調べてみると、ここ数年、Nexco中日本のサイトの渋滞予測よりも、やや混みがちなのが気にはなるものの、東名道の秦野中井インター付近にある渋滞の名所伊勢原バス停を過ぎれば、そんなには大変ではないらしい。新東名とか伊勢湾岸道とか、新しい高速がけっこうできてるからね。結果、伊豆西海岸の先の方に行くのと比べると、さすがに時間はかかるものの、まぁプラス３～４時間くらいでは行けそうだね、なら早朝発、深夜帰還前提なら何とかなりそうじゃん、と。

問題は、子供たちがいないと、スピード恐怖症のカミさんは高速では使えないので、ほぼ１人で運転しないといけないってことだ。運転は好きだけど、もはやぼくも若くはないのでね。高速では眠くなるのが特に怖い。だけど今日実家に顔を出してきたのだけど、退院はしても弱ったオヤジを見るにつけ、そういうことができるうちにしといた方がいい、とも思い。

てことでカミさんと相談して、熊野に行くことに決定し、渡瀬温泉ってとこと、那智勝浦の宿を取った。しかしこういう調査とか予約とかが全部ネットでできるようになったのは、タイに行く計画立てた時も書いたけど、ホントに素晴らしいことですよね。

では来週、タイに行ってきまーす。日曜深夜に帰ってくるため、このブログは書けないかもしれないけど、悪しからずご了承くださいませ。