てかそもそも、ぼくは別に毛深い方でもなく、ひげなんてまばらにしか生えないし、朝剃ったのに午後には顎が青くなってきちゃうみたいな人がいるけど、ここんとこの自分の頭髪の引き潮具合を思うに、逆にうらやましいわ、って感じなんだけどもね。まぁ頭頂は女性ホルモンマターだって言うので、ひげとは違うのかもだけどもね。
でもま、ひげ剃りはもちろん昔から使っていて、だけど1万円以上もするようなものは買ったことがなかったのね。こんな薄いひげごときに、金かけるなんてバカバカしいじゃん、ってことで。それでも3年ほど前に、Panasonicのラムダッシュの3枚刃の廉価版を、特にネットとかでも調べずに大泉学園のヤマダ電機で6,000円ほど出して衝動買いした時は、それまで3,000円台の超安物しか買ったことがなかったので、おお、金かけたな、って感じはあったんだけども。
そんなぼくが今回、そのラムダッシュシリーズの中でも高級機の、カカクコム最安値で25,000円ちょっともするES-LV7B-Tっていうのを買ったきっかけは、タイのホテルにあった。
バンコクの中心街、スクンビットに、6年前に建てられたまだ新しいホテル、グランデ・センター・ポイント・ターミナル21は、部屋も1つ上のランクにしてくれたし、とても広くて素晴らしい設備だったんだけども、そこのバスルームの鏡がね、一部拡大鏡になっていたんですよ。
拡大鏡ってつまり、凹面鏡ってやつで、平面ではなく直径20cmほどのその部分だけ、真ん中がへっこんでいて、コンタクトを--ぼくは使ってないけど--入れる時とか、それこそまさにひげを剃る時とかに、その鏡に映すと、必要な部分がでっかく見えるので、やりやすいって言うね。
おお、これいいじゃん、と。週に1度日曜の夜に電池式毛剃りでげじげじ眉毛の上の方をきっちり剃るとき、肉眼ではよく見えなかったのが、これがあれば1Fにあるスタジオから、わざわざ老眼鏡持ってかなくてもいいじゃん、と。老眼鏡かけるとまぶたの上の方に生える奴が剃りにくいしね。
てことで帰国してから、Amazonで3,000円弱で売っていた、吸盤式の7倍拡大鏡ってのをポチッてみたのね。洗面台の正面の鏡に貼ったら、カミさんに邪魔だと言われたので、左側のハイチェストの化粧板の壁面にくっつけたんだけど、ネジを回して吸盤内の気圧を下げるタイプになっていて、そんなにつるつるでもないのに、安定して貼りついてくれているので助かってるんですけどね。
んでこいつを使って、げじげじ眉毛周りの剃り残しや鼻毛のはみ出しが見分けやすくなったのはいいんだけども、同時にひげの剃り跡がとっても見えやすくなっちまいましてね。
こんな薄くて情けないひげでも、肌に垂直に生えてるわけではなく、けっこう斜めになっており、触ってみてジョリジョリしてなくても、肌の中に埋まってる部分が見えたりする。また顎はもちろん平面ではないので、今までもかなり気を付けて剃らないと、後で手で触ってみるとわかるくらい残ってしまう部分--特にえらの下--が、3日に1度くらいあったんだけど、これもこの拡大鏡でははっきり見えてしまう。
そうか、こんなだから深剃りとか首振りヘッドとかを、あんなにコマーシャルでやってるのね、ってことがよくわかっちまいまして。んじゃ高いひげ剃りってどんなもんよ、ってのを試してみたくなった、ってわけで。
このES-LV7Bは、上に書いた通りPanasonicの最上位機種の1つ下の奴で、最上位機種との違いは電池残量の表示の仕方とか、あまり本来の機能とは関係ないところってことで、この機種が高級機では一番の売れ筋らしい。各社販売サイトでは、「日本の技術の粋を尽くした」との宣伝文句の5枚刃だ。
問題は、高級機種はたいてい自動洗浄と充電が可能なボックスがついてて、これに本体を挿せば、毎日清潔かつ満充電してくれるんだけど、この機種のそのボックスの大きさが、メーカーのサイトにもどこのサイトにも情報がないのよね。一昨年リフォームしたウチの洗面台の鏡面を開けた収納台に入るのかな?ってのがわからない。
ま、大丈夫だろうって、価格com最安値でカードが使えたデンキチというショップで発注し、水曜日に届いた。洗浄充電器は、電源ソケットのある収納台右下のプラボックスを、奥まできちっと嵌めるとギリギリ入らないんだけど、ちょっとだけ手前に出せば何とか収まる。鏡面も閉まって、マグネットもなんとかくっつく。大地震が来たりすると飛び出してきちゃうかもだけど、ま、とりあえずOKだ。
実際に剃ってみると、おお、これは違うわ。あまりぎゅっと押し付けなくてもかなり深く剃れて、拡大鏡で見ても肌の中に埋まった剃り残しがほぼ見えない。5枚刃で幅が広いので当てにくいかなと思ってたんだけど、首をかなり柔軟に振ってくれるので、えらの下の部分にもよく当たる。
なるほど、これが日本の技術の粋なのね。まぁ表現としてはちょっと大げさだけども、値段差なりの違いはあるってことはわかった感じだな。フィリップスとかブラウンとか、他の有力メーカーの高級機は試したことないけどね。
しかし日本の大手メーカーはほとんどシェーバーからは撤退しちゃったのね。こういった美容系の機器は、ほとんどPanasonic一択になっちゃってるみたいですな。競合メーカーで掃除機の設計をしている息子に言わせれば、Panasonicはいろいろとニッチなものを作らせてくれていいなぁ、ってことだった。ちなみに日立はPana以外の大手メーカーで唯一、まだシェーバーを作っているみたいだけどね。
てことで洗浄充電器の中に入れて水で溶くようになっている--月に一度交換が必要で、本体には1袋しかついていない--洗浄液の追加分6袋セットを発注した。
さてさて、「健康」ライブはみの教授の骨折により延期になって、彼は今順調にリハビリを重ねているようだけど、いつ延期ライブができるかはまだはっきりしない。その時間を使って、珍しく歌詞のアイデアもリズムイメージも先にあったのに、始めるまで超腰が重かった新曲の作曲に、昨日から取り掛かった。
て言うかこないだ作った曲用のアイデアで、曲調に合わないと却下された奴のリサイクルなんだけどね。でもメロディーとかが降りてくるのに時間かかるんだよね。リズムは前に作って採用されなかった曲のリサイクルだから、その元曲のイメージに囚われちゃったりしてね。
いい感じになるかも、採用されるかもわかりませんが、薄ーく期待しといてくださいませ。
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