終わったー!ってもう遅かったから短い打ち上げで飲んで、カミさんの運転で深夜に帰って、でも土曜だったからレギュラーのTV番組の録画しといたやつ観て、昼まで寝て、起きて、日曜の午後はビデオの編集とかしてたからまだ前夜を引きずってたんだけど、月曜の朝起きたらもう全然普通の日常に戻っていた。となるとああいう暑くてテンション上がってくたくたに疲れたライブこそ、遥か過去のことのようになる。
だから今さら先週のライブのこと書いても、なんかすっげー昔話みたいだし、記憶を掘り起こして書いてるみたいな感覚なんだけどもね。
やっぱ80分は長いわ。途中でいつになったら終わるんだろこのライブ、って思ってたからね。マジで。んでまたステージ上が暑かったのよ。あんだけ汗かいて、よくスティック落とさなかったな。塗料を厚塗りしてあって滑りにくい「Heavy Lacquer Series」っていうのを使ってたおかげかな。
滑り止めって言えば、対バンPantographのドラマーYukariちゃんは、スティックラップと呼ばれるスティックに巻いて滑りを止めるアクセサリーを、真っ赤なスティックにつけて使ってたな。あれはよさげだってんで、さっそく真似させてもらって、Soundhouseで発注してみた。
しっかし彼女はすごくなったねぇ。前に対バンした時はこんなに強い印象はなかった気がするんだけど。シシドカフカとも、最近女優デビューしたゲス乙女の"ほないこか"とも違う、パワーヒッターのロックドラマー。いなかったんじゃない?ああいうタイプの女性ドラマーは。素晴らしい!そして眩しい!あの体力が。Pantographさん、曲もボーカルもいいし、メジャー行けるんじゃないの?
こないだ買った「Movie Studio Plutinum」というビデオ編集ソフトを使って、ビデオカメラHDR-CX370から取り込んだ映像に、ハンディレコーダーZOOM H5で録った音声のタイミングを合わせる。前はこの作業をCubaseでやってて、映像を観ながら作業はできなかったし、音声はがしやフォーマット変換とか面倒な準備作業があったので、その点はすごく楽にできるようになった。なんだけど、問題はこいつ、してくれなくてもいい再エンコードを、避けられないみたいなんだよね。
別にそんなに画質が悪くなるわけではないのだけど、今回約80分のライブでエンコードに約3時間かかるのは、完全に時間の無駄だ。音声だけの出力も、AC3形式でできるから、やっぱ再エンコードしないユーティリティtsMuxerでやろうかなぁ。それとも当初の予定通りTMPGEncシリーズのVideo編集ソフトを買うかなぁ。1万円近くするんだよね。うーん。
できたビデオを「健康」メンバー用にYouTubeに上げ、ディスクに焼くために「Movie Studio」についてきたオーサリングソフト「DVD Atchitect」でオーサリングしようとしたんだけど、このソフトがまた、使い方がよくわからない。しかもまた再エンコードされそうな雰囲気だったので、やっぱ使い慣れた「TMPGEnc Authoring Works」を使ってBDを作る。
昨夜これをじっくり観てみたんだけど、いやぁテンポが速い!演奏してる時の体感の2割増しくらいの速さだ。なんで?Nisshie'sだと割合落ち着いてできるのに、どうして「健康」だとこんなに舞い上がっちまうんだろう。ライブは約1年のブランクがあったから?しかも他のメンバーもそのスピードでそんなに違和感を感じていないみたいだ。みの教授には、いや、演りながら速いなと思ってたよ、とは言われたけどさ。
その速さで、オカズの何割かが破綻してしまっていたのはまぁ当然の成り行きとして、リズムは一応崩壊してなかったのは、不幸中の幸いと言うか、なんとか体が追いつけていたことは、そんなにシャカリキにではないとは言え、それなりに週末ランニングと毎日の腹筋&腕エクササイズで鍛えていた賜物かな。
あと去年の秋に同じ「弁天」さんでNisshie'sで出たときに比べて、今回はリハの時間が多く取れたこともあって、PAの、ブーランの学校でかつて講師をしていただいていたアイクさんが、かなり時間をかけ、10インチタム(ぼくがいつも持ち込む、一番高い音の出る小さなタムね)にも個別にマイクつけてくれたし、マイキングとかバランスとかかなりしっかりやってくれたので、タムやハイハットを中心に、ドラムの音がかなりよかったのは嬉しかった。ドラムモニターで自分の声があんなに聞こえるなんて、過去経験なかったもんなー。
特に先週、ヘッドをBonny Drum JapanのWhite Coatedってやつに変えて、tune-botっていうドラム専用チューナーを使ってかなりハイピッチにチューニングしたスネアが、PAの腕も相まって、なかなかよく通るいい音をしていたな。やっぱ一番たくさん叩くタイコだからね。スネアの音は重要よ。
2枚立て続けに買って持ち込んだCrashシンバルも、悪くはなかったと思うんだけど、ちょっとピッチ差が狙い通りではなかったかなぁ?叩き方の強さでもピッチって違ってくるから、これはもう何度かライブを経てみないと評価できん。
ぼく以外では、今回は事前にしつこくみんなで言って、本人もいろいろと投資し、夢に見るほどサウンドハウスからモノが届いたブーランが、ギターのノイズとか、音が出ないとか、その手のトラブルを起こさなかったのもよかったね。
途中で無線のトランスミッターが--案の定、なんだけどねこれ--ストラップから取れたりとか、楽屋にタオル取りに行ったり、一番ひどかったのは歌詞忘れて曲を止めてやり直したり--あれネタじゃなかったの?って後で言われたんだけど、違うの。マジなの。まったくバカ者がっ--、相変わらずいろいろとやらかしてはいたけども。
ほとんどのお客様が、いつもの皆様だったので、大変盛り上がっていただいたし、先日の同窓会で声をかけて来てくれた高校時代の同級生たちを始め、何人かの初めて観にきたお客様たちも、楽しんでいただけたようなので、よかったんじゃないのかな。
新曲3曲、特にマキゾエ作の「いい意味で」--Swingしたら絶対NGだってんで、実は結構キツいんですこの曲--と、このブログにも何度か書いたけど、ぼくが作ってGWにメンバーに共有したら、けっこうな激論の元となった「だいじょぶデス」が、割と受けていたようなので安心した。
しかしさらにもうちょっと歳を取ると、自然とテンポがゆっくりになってくるのかな?だけどあれって、脳ミソが舞い上がっちゃった状態を冷静に制御できない、っていう老化現象だと思うんだよね。だって演りながら、こんなにハイテンポだなんて思ってもなかったわけだから。となると、これが生来のぼくのテンポ感で、さらに老化が進むと、曲を始めてみたものの体が追い付かない、ってことになる状況が、容易に想像される。
うーむ、つまり脳ミソの制御機能を若く保つしかないってことだな。どうすればできるんかなぁ?Pantographさんみたいに月に何本もライブやればできるのかもだけど、そんな時間も体力も我々にはまったく期待すべくもないからなぁ。数を多くせずに老化を防ぐ。他のことにも通じる永遠の課題ですわなぁ。
さてさて、今週はこのほか、夏休みの旅行を、東北だけでは北方とは言え高地の涼しさ爽快さは感じられないので、1泊だけ近場の高地の宿を追加予約したり、1Fのトイレのウォシュレットからの水漏れがひどくなってきたので、水道屋さんに来てもらったりした。この辺の話はまた別途書きますね。
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