ウォシュレットとかシャワートイレとか、一般名詞みたいに使われている言葉の複数が、実はみんな商品名--前者はTOTO、後者はINAX--だって製品も、珍しいんじゃないかな。価格.comのカテゴリー名は「温水洗浄便座」。なんか固い言葉だよね。
つい想起してしまうのは、昔、まだぼくが社会人2年生くらいのころ、前の会社で回線リセール業をやってた時に、支社間でも内線で電話をかけられるサービスに、企画部署がちょっとしゃれた英語の省略名をつけたら、ある年寄りの(つっても今のぼくよりは若かったか)取締役が、わかりにくいから「広域内線電話」ってサブタイトルをつけるべきだと主張して通ったときのこと。
だけどその取締役は、元H社のコピーライターで、大変心根のお優しい、当時のR社には珍しい学者肌の方であり、しかも倉本叔父の親友で、かつ義父の学生時代のサークルの先輩でもあり、そのご縁で後に我々夫婦の仲人までしていただいたので、あまり批判的には書きづらいのですが。ならこんな風に無駄に話を逸らすなと。
んで、1Fのぼくがいつもいる部屋--防音室「Studio Tacovo」--の目の前にあり、これがなくなると個人的には大変不便になるトイレのタンクから水漏れがあり、これに長いこと気づかず、床が腐ってしまって、張り替えることになったそこそこの大工事をけっこうな金をかけて行ったのが、今調べてみたらもう4年半ほど前。
その後割合すぐ--記憶が定かでないんだけど半年後くらいかなぁ--に、今度はウォシュレットから水が時々ポタポタと垂れるようになった。当初は大振りのコップを置き、季節にもよるんだけど、だんだんと量が多くなってきたので、その後小さなバケツ--娘が幼稚園で描いた絵を周りに貼って透明カバーかけたやつ--を置き、それがたまってくると便器の中に捨て、ってのが、ここんとこのルーチン作業になっていたのね。
それが最近は、1日でそのバケツが一杯になるようになってきちゃって、おいおい、このままだと泊まりで出かけらんないじゃんか、って状況に至り、仕方ないのでこの家を建てたハウスメーカーに水道屋さんを派遣してもらい、さらにこれはメーカーに来てもらわんと、って言うのでTOTOの人に来てもらい、と、遅刻・早退で2度点検に立ち会ったところ・・・
ウォシュレットのシャワー用の水の取り込み口のすぐ内部のところから、全面的に水が漏るようになってしまっていて、しかももう19年も前の機種だから、これはもう部品もないし、サビが出てしまってるので直りませんと。申し訳ないけど買い換えてください、漏電の危険があるので、なるべく早くと。とりあえず分岐水道管の止水栓を締めておきますねと。
普通は10年くらいで寿命なんだって。我が家は2Fと3Fにもトイレがあり、同じ機種の色違いを設置してあるんだけど、それらはまだ問題ないよ、って言ったら、やっぱ一番水圧が高いので、最初に壊れるのは1Fが多いんですよね、と。それでも長く持った方ですと。
なるほど、この止水栓のマイナスネジを締めておけばとりあえず旅行には行けるのね、ってことはわかったし、このトイレはほぼぼくしか使わないので、ここでウンコさえしなければ別に洗浄機能も便座暖め機能も必要ないし、カミさんに相談したら、もうその4年半前の修理のときから、1Fのトイレのことは掃除も含めてすっかり彼女の管轄外ってことになっており、他の2つのトイレで十分じゃん、もう放っておけば?って言われたんだけど・・・
一応価格.comで調べてみたらですね。1Fはグリーン、2Fはベージュ、3Fはピンクと、便器の色と合わせて各色取り揃えた、そんなバリエーションは一部の高級品を除いて今の製品からはすっかりなくなっており、どのメーカーもほぼ白かベージュしか選べない、ってことは仕方ないとして、最近の、トイレに入ると自動的にフタが開くとか、そういう高機能のヤツでなければ、大体3万円前後くらいの価格帯で買えることがわかる。
中でもPanasonicのビューティー・トワレCH931Sって機種は、脱臭機能とかも省略してあり、水勢の強さや便座温度も3段階から選ぶだけとか、機能はかなり絞り込んであるとは言え、最安値はなんと破格の11,580円で、設置も小1時間もあれば自分でできると言う。そのくらいなら、5年くらいでまた買い換えることになったとしても、そんなに痛手にならないじゃん?てことでQoo10というカードが使えるショップで発注。水曜日に届いたこいつを、据え付けてみた。
そんなに難しいことはなかったけど、1つだけ、水道管から水を取り込むために分岐栓一体型のホースが付属しているんだけど、我が家に元々備わっていた止水栓つきの分岐栓にさらに接続すると、片方の分岐穴が不要になり閉じる必要が出てくる。これをPanaの純正品でやると2千いくらかの別売オプションが要るんだけど、ちょっと調べてみたら(こういう情報が手に入りやすい世の中でほんとに助かる)、呼13のキャップナット--"呼"ってのは配管の太さを表す、mmともインチとも違う業界呼称らしいんだけど--ってのの市販品で代替できることがわかったので、Doitに行って買ってくる。
ネットでは普通のホームセンターでは売ってないという情報もあり、Amazonでは売ってるんだけどさすがに200円そこそこのものだと他のものと抱き合わせで買わないと送料無料にならないから、Doitみたいな本格DIY店があるとホントに助かる。
ここさえ解決してしまえば、あとは配管の便座側の接続をし、前のウォシュレットの取り付け台座をはずして新しいやつに交換、ネジ止めし、本体をはめ込んで前後位置を調整してやれば完成だ。Doitに行ったのとか、途中、前のをはずしたらその下が結構汚かったので掃除をしたりとかの時間を除くと、純作業時間は、30分ほどかな?
ま、便器と色が違っちゃったし、もともとかなり機能を絞った製品なんで、新しくなったからってこれといって特筆すべきこともないんだけど、とにかくこのくらいの投資で、水漏れがなくなって、大もできるし安心して旅行にも行けるようになったので、よかったよかった。
さて、この週末は地元のお祭り「彩夏祭」。毎年書いてきたように、よさこい踊りと花火を売りに、 近頃では結構ウン十万人という人手がある大規模な祭になってきてるんだけど、今年は娘がよさこい集団「武州武蔵」を卒業してしまったので、ここ何年かのように炎天下何度も踊りを観に行くということもなく、今日は夕方の花火だけ、屋根に上ってカミさんと鑑賞だ。
例によって花火の写真は難しいんだけど、割合よくできたやつを載せておきますね。
あと4日会社に行けば待望の夏休み。なのにはっきりしない天気が続くねぇ。せっかく高原の涼感を求めて宿を追加予約したのに。台風一過、ピーカンの夏空になってくれないかなぁ。
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