正月にカミさんの実家で義父と話していて、ドラマも映画も、家でかなり観てます、って話の流れで、義父は映画監督だからか、Video配信サービスってどうよと言われて、ぼくが観れるのはAmazon Primeビデオだけなんだけど、あまり深く考えずに、うーん、観たいもん観る時はやっぱTSUTAYAの方が早いんですよね、なんて話をした。
ずっと契約し続けていたDMMのBD・DVD月4枚定期レンタルを、先月休会したのね。なぜかって言うと、最新作を借りる目的で契約してるのに、以前ほどは送ってこなくなってきちまったのでね。んで先月からは、TSUTAYAに行ってまとめて借りる作戦にした。TSUTAYA朝霞店では、5本まとめて借りれば、新作を入れても1,000円で借りられるサービスがあって、これならDMMの4枚までで月980円より安いじゃん、ってことで。
金曜以外の平日なら最新作もけっこう借りられるし、木曜日に行くと、新作で3泊のものも、準新作や旧作で10泊のものも、次または次の次の、どっちも日曜に返せばいいので、ランニングのついでに返せばよく、都合いいってことがわかったしね。
で、この5本1,000円サービスを2度ほど利用したんだけども、年末年始みたいに長い休みや3連休が絡んでる時はいいけど、普通の週末2回だと、5本観るには他の用事のやりくりがそこそこ大変だ。しかもさすがに借りたいもんが全部借りられるとは限らないし、観たい最新作ってそんなには増えないから、このサービスを使って借りようと思ったら、多少のインターバルが必要になる。
んで、上記の義父との会話のこともあり、このところ元々Prime会員だったのに、ちょっとエッチ目の昔で言うVシネマ的なヤツしか観てなかったAmazon Primeビデオを見直してみようと、検索かけてみたら、まぁまぁそこそこ、お、これ見逃してるな、とか、TSUTAYAで手には取ったけど結局借りなかったな、とかって映画があってね。miwaが主演した「君と100回目の恋」とか、阿部サダヲさんの「殿、利息でござる」とか、有川浩原作の「阪急電車」とか、もちろん洋画とかアニメとかも。
Prime会員になってるのは、買い物するときに早く届けてもらえるとかが主目的で、そっちで--なにせ年3,900円ポッキリだし--十分元は取れてるから、これらはほぼタダで観れる感覚なんだけども、そうなれば相当価値は高い。
ぼくはこの手のVideo配信サービスって、DAZNとかスポナビライブとか、スポーツを観る目的のものしか契約したことがなくて、しかも今はサッカーも野球もオフシーズンだから休止したり解約したりしてるんだけど、一時映画を観る目的で使えるものかって、一通りいろんな有力Video配信サイトを、どんなコンテンツあるかチェックしてみたことがあるのね。
もうだいぶ前だから、今は多少は状況が変わってるかもしれないけど、その結果、やっぱりオンデマンドで観たいものを観る目的には、まったく使い物にならないってことがわかった。とにかくコンテンツが少ない。これだとやっぱ、DMMじゃないとダメだな、って結論になった。
最近どこもオリジナルコンテンツ作って集客に躍起だけども、これだと要は性格的に「放送」と大差ないよねぇ。オンラインで配信するからには、やっぱオンデマンドで、つまりこっちが観たいもんを観たいじゃない?って感覚は映像に関してはちょっと違うのかしら?
他のエンタメ、たとえば音楽は、ぼくはGoogle Play Musicを初期サービスの780円/月で契約し続けてるけど、当初3,000万曲、今は4,000万曲とも言われるコンテンツ量で、一部の日本の超メジャーミュージシャンの楽曲は配信されていないこともあるものの、音楽情報番組なんかを観ていて、お、このバンドいいじゃん、ってなった時に、検索してヒットしないことはまずない。
これぞオンライン配信サービスだよね。ネットってのは、見たいものを能動的に探して見ることができるのが最大の特長なわけで。
あと本の場合は、このところ「このミステリーがすごい」ランキングの各年の上位に入っていて、かつ文庫化されてるやつを探してしらみつぶしに読んでるんだけど、これはまずAmazonにないものはないものの、基本無料配信はしてくれないので、図書館で借りる。図書館になければ待つか、この便利な公共機関は、リクエストすれば買ってくれたりするので、どうしても読みたければリクエストすればいい。
だから結局、オンデマンドが実現できていないのは映像だけなんだよね。だけど別に、古くから映画を全部観てるわけじゃないんだから、古くて評判がいいやつや、最新ではなくても見逃してたやつを拾って観ればいいじゃんか、ってことなんだけど、やっぱ新しい作品は広告や評論がよく目につくし、観てみたいと思っちゃうんだよね。
映画をはじめ興行目的の映像ってそもそも、本や音楽ほど作品数が多くないし、1作品ごとの金のかけ方も違うから、プロモーションに触れる機会も多いし、フォローしてないと世の中から取り残される度が一番大きいじゃん?
まぁ別に取り残されてもいいんだけどね、って態度の方が、ひねくれもののぼくらしいんだけども、映像の美しさとか斬新さ、話の展開、語り口、役者さんたちの演技とか、構成要素の数が圧倒的に多いし、それらを組み合わせた新しい表現が世に打ち出される機会も多く、そういう構成要素や表現が評価されてるのを見ると、やっぱ観たくなっちゃうのよね。
だから結局、ネット時代らしい映像の観方ってのは、YouTubeとかニコ動に素人やアマチュア玄人が上げたものを探して、時に面白いじゃん、ってバズって何百万Viewになるとか、そういうことなんだよね。時々評判になったものを観てみるとそれなりに面白いとは思うものの、基本的にそういうのを好んで探す気には、個人的にはまったくならないんだけども。
てことで、Amazon Primeビデオが、この値段で、この見逃してたコンテンツを拾って観る目的にだいぶ沿ってきたと言うことは、大変に喜ばしいことなんだなと。放送局発想の他のVideo配信サービスが、映画の数を充実させる方向には恐らくあまり行かない--権利も難しいしね--と思われることから考えれば、クラウドやスマートスピーカーで圧倒的に他をリードしているAmazonの、これはそれらに続く影の有力サービスなのだろうな。
つまり、TSUTAYAまとめ借りと、そのインターバルをAmazon Primeビデオで埋める、というこのスタイルが、映画を自宅でたくさん観たい目的には、コストパフォーマンス的にもよい作品に多く触れるためにも、かなり有利なんだろうと言う自己満足的結論になりましたとさ。
さて今日は、家族で最後になった娘のmineoへの移行の申し込みとか、娘に手伝ってもらって年賀状のあいうえお順整理とかをやった。来週はこの、娘のmineo移行のお話になると思います。
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