去年7月に80分ほど結構気合を入れたライブをやり、そして10月のOHCDではいろいろとトラブって不本意な結果となった我々「健康」。「そろそろライブやろーよー」と2月の下旬にマキゾエが言い出して、今回はマキゾエ仕切りってことで日程を決め、対バンを募り、いよいよ固まってまいりました。
「まじめにふざける おとなのライブ!」
☆ 2018.8.18. 土曜 18:00 開場 18:30 開演
☆ @ Live Café 弁天 (地下鉄丸ノ内線「新中野」駅 徒歩5分)
6月からのリハの日程を決め、ブーランが5月末からは出張続きだと言うので、ここ3日ばかり、侃々諤々の議論を行って、やる曲をほぼ決定。今回は約1時間、新曲はあまりないかもしれないけど、もうずいぶん長いことやってない曲とか、極め付きは学生時代にいったん解散ライブを行った85年以来なんと33年ぶりにやる、「健康」が今のようなおふざけバンドになる前に恥ずかしのラブソングをやっていた時代の、某大曲だ。
どんな曲だったかはもちろん憶えてはいるけども、構成だったりいろんなリフだったり歌詞だったりは、すっかり記憶の彼方なので、まずは我が家にあったカセットテープからmp3化して共有。うーん、なめた演奏してたもんだよなぁ。てかマキゾエのアレンジに、演奏の実力が全く追い付いていない。
この曲は相当気合入れないと厳しいけども、JJI(ジジイ)になった我々、当時よりはたぶん力量も取り組み姿勢も何割か増しにはなってるので、やりまっせちゃんと。やれると思いまっせきっと。
そしてそのずいぶん長いことやってない曲の方。最近の曲ではなるべくドラムパターンをシンプルに--それでも相当チャレンジはしてしまうのだけども--しているのだけど、2007年に「健康」がCDを作ったころのパターンは、もうとにかく細かく難しいことをやっていて、だけど聴いてる方にはほとんど伝わらなくて報われないのが多く、これをもっとわかりやすくするために、昨晩から打ち込みを始めた。
って話をFBの「健康」グループでしたら、ブーランが「ついにキミが自主的にそういうことを言う時代が来たか!」って言うので、毎回意地でも楽譜、カンペ、プロンプターの類を使わず、結果歌詞や構成を間違える彼に、そろそろその意地を捨てたら?って言い返してやった。
まぁ確かに、そういうのがあると、フロントで一番のバンドの顔であるボーカリストが下を向く時間が長くなるので、よろしくはないのだけどね。だけど彼の場合はトラブらなかったことが過去一度もないからね。前回7月のライブでは結構がんばっていたのは認めるけども、初めて使ったギターの無線トランスミッターが、ストラップにつけたホルダーから落ちてしまったほか、なんと言っても「ベジタリアンの煩悩」の歌詞を間違えて、曲を途中で止めて最初からやり直させると言う大事件を起こした。生涯で一度は彼が一切トラブらないライブをやってみたいものだ。
さて、そんなんで「健康」が始動し始めたところへ、大きな荷物が1つ届いた。一昨年OHCDが行われた前日に亡くなった、学生時代のバンドサークル「音感」の大先輩、というより元W大のビッグバンド「ナレオ」の正ドラマーで、テクニックも何もかも、とてもぼくにはまねできない大師匠、Mさんの、形見分けの品だ。
我々「音感」の後輩ドラマーに形見分けしたいというのはご本人の遺志だったのだけど、誰に何を、っていうのはまだ整理されていないメモしか残っておらず、奥さまはドラムのことはわからないので、晩年ご自宅に伺ったりして親しくしていた、一番弟子ともいえるぼくの2コ上の先輩、E氏が、いろいろと誰に何を分けるか検討してくれ、配送とかも手配してくれて、ぼくにはこのPearl(という日本のドラムメーカー)の、金属性の中深胴スネアを送ってくれたわけだ。
ぼくはウッドの深胴スネア--柔らかくて低域を含んだ音が出しやすい--と、金属のピッコロスネア--厚さが薄くて、ピッチが高くデュレーション(音の長さ)が短い音が出しやすい--を持っていたんだけど、今回いただいたのは、明るくてシャープな音を得意とする金属の中でも、ぼくのピッコロはカッパー(銅)なので、ややマイルドな音なのに対して、アルミだから、特に軽快な音が特徴の逸品になる。
またスネアのヘッド(スティックで叩く皮の部分)をネジで締めてピッチを調整するための輪っか--フープと言うのだけど--が、最近はやりになってきているウッドのもので、暖かく丸みを帯びた音になると言うのだけど、このウッドフープは、ぼくはこれまで持っていなかった。さすがE氏、ぼくが既に何を持っているかとか、かなり細かなところまで考えてくれている。
これはちょっといじり甲斐がありそうだぞ。これまでウッド深胴を「Nisshie's・・」で、銅のピッコロを「健康」で使っていたのだけど、このスネアは今度の8月のライブで使ってみようかな。たぶん銅ピッコロよりは明るく軽快できれいな音が出るから、そのラブソング時代の某大曲には向いているはず。
てことで「健康」始動に合わせたかのように、背中を押すようないいお品をいただきました。奥さまとは直接面識がないので、お礼状等は失礼させて頂きますが、タコボーと言う後輩が、大変に感謝感激しております。ここに書いてもお目に触れることはまずないとは思いますが、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
てなわけで、お盆の週の週末ってことで、ご都合が合わない方もいらっしゃるかもしれませんが、8月18日の夜、ご用とお急ぎでない方は、ぜひぜひ新中野弁天にお集まりくださいね。よろしくお願いします。
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